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【GPS】 NAVITIMEとGPSでどこでもナビゲーション

NAVITIME

Advanced/W-ZERO3[es](以下、アドバンスト・エス)に標準でインストールされている「NAVITIME」は、非常にすぐれた地図閲覧・周囲情報表示ソフトだ。さらに、周辺機器としてGPSレシーバーを利用すれば、より快適なナビゲーションが可能になる。ここではNAVITIMEとGPSレシーバーを使ったナビゲーションの使い心地を紹介しよう。

書き出しからウィルコムとは別キャリアの話で恐縮だが、auの「EZナビウォーク」は、GPSを使ったナビゲーションシステムとして大変使いやすい。現在地からもっとも近い駅を見つけたり、近くのスターバックスを見つけたり、現在地から目的地まで実際にかかる時間がわかるだけでなく、移動している間も地図に現在地を表示してくれたりする。
残念ながら、ウィルコム端末のユーザーは、これまでこうしたサービスを利用する手段がなかった。だが、NAVITIMEとGPSを利用すればEZナビウォークに匹敵するナビゲーションや地域情報の入手が可能となる。

NAVITIMEとGPSレシーバーを準備する

NAVITIMEはアドバンスト・エスにプリインストールされているが、バンドルされたものではなく最新のバージョンを使おう。ブラウザでW-ZERO3公式サイトにアクセスし、「公式サイトメニュー」の「地図・グルメ」からNAVITIMEのページでバージョンアップが行われていないか確認しておこう。
NAVITIMEの利用には月額315円(税込)が必要だが、お試し期間が用意されている。

必要な機器は、アドバンスト・エス本体を除くとGPSレシーバーになる。近日、ウィルコムストアからもminiUSBに対応したGPSレシーバー「USBGPS2/WS」が発売予定だが、ここではminiUSB接続に対応したBluetoothアダプタ「IMUB-01」とBluetooth GPS「HI-406BT」を利用した。Bluetoothの設定の仕方などは以前、こちらの記事で紹介しているので、参照していただきたい。なお、IMUB-01付属のドライバを利用すれば、「設定」画面の「接続」タブに「Bluetooth」も表示されるようになる。

NAVITIMEでBluetooth GPSユニットを認識する

パートナーシップの設定なども上述の記事を参考にしていただきたい。ただし、NAVITIMEは、「COMポート」は「COM9」に固定されているので、その設定だけは間違えないようにしたい(筆者はこれに気づかずに不毛な時間を過ごした)。

Bluetoothのパス設定まで終わったら、NAVITIMEを起動する。当然パス設定時にGPSレシーバーには電源は入っているはずだ。NAVITIMEの「GPS設定」をタップし、画面が切り替わったら「GPSチェック」をタップする。

デバイスの一覧にBluetoothデバイスを追加するかどうかをきいてくるので「はい」をタップする。

NAVITIMEのCOMポートはCOM9固定

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NAVITIMEでは、Bluetooth設定とNAVITIMEのCOMポートの設定はCOM9にする必要がある。

NAVITIMEを起動

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起動したNAVITIMEの画面。インターフェイスはケータイ版のオリジナルに近いが、アドバンスト・エスでも問題なく操作可能だ。

GPS設定

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起動画面でメニューバーの「GPS設定」を選択し、「GPS設定」画面に移行する。「GPSを使用する」がチェックされていたら基本的に他の設定はそのままにしておく。

GPSチェック

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GPSが接続されている例。信号の強度や使用されているGPSが黄色で表現されている。

ここでうまくGPSが接続されていない場合は、「設定」画面→「接続」タブ→「Bluetooth」でGPSデバイスをチェックし、「シリアルポート」がチェックされているか、「COMポート」タブで「COMポート」が設定されているかどうか、正しいCOMポートが選択されているかをチェックする。なぜだか原因はよくわからないが、筆者の実体験としては、たまにCOMポートの設定が消えてしまっている場合もあるようだ。

NAVITIMEに戻って、「ナビ」画面の「1.トータルナビ」をタップする。アドバンスト・エスがPHS回線に接続し、下の画面が表示される。

トータルナビ画面

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ここではフリーワードで場所を探すことができる。スペースを使ったand検索も可能だ。

現在地を出発地に設定する

画面上に並ぶタブは、それぞれ「フリーワードで探す」「TEL・〒で探す」「現在地(GPS)」「履歴から探す」「My地点から探す」「おすすめスポットから探す」「一覧から探す」「メールから検索する」だ。わかりやすいタブ分けになっており、さまざまな方法で目的地を検索できるように配慮されている。ここではまず、左から3番目のタブをタップし「現在地(GPS)」の画面を表示する。

現在地(GPS)タブに変更する

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GPSを利用していれば現在地を確認することができる(アドバンスト・エス単体でも、PHS基地局情報の取得をして周辺情報の確認は可能)。

「現在地確認開始」をタップすると画面が切り替わるので「GPS測位開始」をタップする。再びPHS回線に接続し、地図情報や位置情報などがダウンロードされる。

以下では、実際に筆者が静岡県藤枝市で、藤枝駅と藤枝総合公園サッカー場の間のルートを検索して移動した結果を紹介しよう。

情報をダウンロード中

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PHS回線で接続しているため、通信料は定額メニューを利用していないと日常使いには現実的ではないかもしれない。地図の表示には、やや時間がかかるが、遅くて困るというほどでもない。

現在地の確認

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現在地の住所が表示されるので、地図で位置を確認したい場合は「地図を確認する」をタップする。

少し待つと、上図のように、現在地の住所の一部が表示される。次に、「地図を確認する」をタップすれば現在地が地図で確認できる。地図では、現在地の調整が可能だ。その必要がなければ、地図を確認せずに、いきなり「出発地に設定」してもいい。

現在地周辺の地図の表示

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地図を表示してみた。PHSなので回線速度と混み具合にもよるが、それなりの速度で表示される(つなぎ放題コースの場合、あらかじめ接続されていれば4、5秒程度、回線を接続する必要がある場合は10秒前後くらい?)。
中央の★マークが現在地。

Xcrawlで地図を上下左右に移動させる

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こちらは、藤枝総合公園サッカー場付近に移動した後の現在地の画面。Xcrawlボタンを上下左右に移動させると地図も移動する。アクションボタンで、十字のカーソルの位置を決定すると、現在地を指定し直すことが可能だ。元の位置に画面を戻す場合は、「クリア」キーか「C」を押す。「メニュー」から現在地の変更をすることもできる。
今回はここを出発地に指定して、藤枝駅を目指そう。

目的地を設定してナビゲーション開始!

現在地(藤枝総合公園サッカー場)を出発地に設定し終えると、「出発地/目的地を設定してください」とある画面に戻る。ここで目的地を検索して設定しよう。今回は、「フリーワードで探す」から「藤枝駅」で検索してみた。

フリーワードの検索例

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「藤枝駅」で検索した結果。駅名とは別に関連がありそうな名称が検索された。

リスト内の「駅名」から「藤枝」を選んで藤枝駅を目的地に設定すると、下の画面に切り替わる。ここで「利用日」「時刻」「移動手段」などを設定する。

ナビ条件の設定

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日時、時刻や移動手段を設定する。

「設定条件で探索」をタップしよう。
しばらく待つと、ルートが表示される。

ルートを表示(航空写真)

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目的地までのルート地図が表示された。画面は、メニューバーの「航空写真」(「ズーム」のタップで表示)から画像を切り替えたところ。

また、スケールを変えて全体のルートを確認することもできる。一般的に大縮尺の地図は、鉄道や高速道路しか標示されないのでかなりシンプルだ。

ズームで縮尺を変更

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メニューバーの「ズーム」からは、縮尺を変更できる。図では出発地(四角い「S」)から目的地(四角い「G」)までを表示できる縮尺にした。

次にナビゲーションを開始した。ルートが青い線で表示され、実際に測位された位置は青い点で表示されている。画面の下には、次はどっちの方向に曲がるのか、曲がり角までの距離、目的地までの距離、目的地までの残り距離などが表示される。

ナビゲーション開始

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ナビゲーションを開始している。軌跡は青い丸で表示されている。

下図は実際に移動したルートの一部とその風景写真だ。なかなか快適なルートを表示してくれた。

実際のルート

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河川の土手にできた道で歩きやすかった。

実際の風景

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地図では実際にどんな場所なのかはわからない。このルートは偶然だろうけれど、なかなか歩きやすく風光も良くすばらしかった。

スカイビューをONにしたところ

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藤枝駅に到着して「スカイビュー」に切り替えた。スカイビューでは建物を立体的に表示できる。ただし、建物は一定の高さで表されているだけで、実際の高さとは異なるため、ランドマークを探すために利用する場合などは注意が必要だ。 -

表示速度が少々遅いが操作は手軽で実用性は十分

以上のように、NAVITIMEとGPSレシーバーを組み合わせれば、現在地、目的地をすぐに設定して、リアルタイムのナビゲーションがとても簡単に行える。

不慣れな外出先のビルから、もっとも近い駅を調べたり、目的地に最短で(あるいはもっとも安価に)移動する方法を調べるといった利用方法も可能だ。外出する機会の多い方には、ありがたさがよくわかることだろう。また、見知らぬ街で近くにコンビニや銀行、郵便局、マクドナルドやスターバックスがあるかどうかも知ることができる。

ただし、PHS回線を利用しているため、制約があることも忘れてはならない。いうまでもなく第一は、PHSの電波が届かないところでは利用できない点。NAVITIMEとGPSレシーバーの組み合わせがたいへん便利なだけに、とても残念な点だ。
また、PHS回線のため、表示速度は高速とはいえない点も知っておこう。実用上困るというほどでないが、PHS回線に接続をしていない状態からダイヤルアップして情報を取得すると、地図を表示するまでに少し待たされる感じがする。さらに、バスには対応していないので数キロもあるのに徒歩という結果で表示される場合もあるので注意が必要だ。
また、GPSの特性として長い間放っておくと測位までに時間がかかる場合がある。また、都心の場合はビルが邪魔したり、電波の反射で測位できなかったり正確な位置とは異なってしまうこともある。

auのEZナビウォークとは異なり、GPSが外付けであるため、その準備や取り回しが少し面倒だったりする点も気になる。もっとも、auの携帯電話には、電子コンパス内蔵機種がほとんどなくなってしまったため、実際の使い勝手はアドバンスト・エスでNAVITIMEを利用した場合の方が便利に感じられる場合も多いかもしれない。液晶が大きい点、解像度が大きい点も魅力だ。

これだけ便利なサービスが月額315円で利用可能なのだ。地図が好きとか、GPSマニアといった方だけではなく、実際に外出が多い人にこそ本当に必要なサービス環境だと思う。

This article posted by yam on 2007/09/14 10:38

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