「駅探.com」の時刻表・乗換情報を検索表示して履歴を保存する専用ビューアー/UKEkiTan

電車の時刻表や乗換経路はパソコンを使って事前に確認できるとはいえ、忙しいときなどは移動中にチェックしたい場合などがどうしてもある。今回は軽快な動作でこれらの情報が検索できる専用のブラウザをご紹介しよう。
| 【ソフト名】UKEkiTan |
|---|
| 【バージョン】v0.9.2.1 β版 |
| 【作者】UK-taniyama氏 |
| 【種別】フリーウェア |
| 【提供方法】ダウンロードしたLHA形式の圧縮ファイルを解凍後、W-ZERO3にコピーして実行 |
| 【URL】http://homepage3.nifty.com/UK-taniyama/tools/UKEkiTan.html |
Webブラウザでの乗換経路の検索はまどろっこしい
Webサイトなどで駅の時刻表や乗換案内が可能になったことで、私たちの電車の乗り方自体が変わった気がする。W-ZERO3で時刻表などを簡単に調べられるソフトウェアといえば「NextTrain」が有名だが、NextTrainはW-ZERO3だけでデータを得ることができず、パソコンを使ってデータを用意する必要がある。そのため、出先で急に新たな駅の時刻表を調べたいといった用途には向かない。
そうした場合、W-ZERO3ではデータ通信が可能なので、「駅探.com」などの時刻表、乗換案内サイトにWebブラウザでアクセスして検索するという手もある。駅探.comではモバイル用の軽量版サイトも用意されている。しかし、急いでいる時はいちいちオンラインで接続してページの表示を待ち、検索をするというのは非常にまどろっこしく感じられる。よく使う時刻表や一度チェックした経路などは、オフラインでも簡単に確認したいものだ。そういった要求を満たすのが、UKEkiTanだ。
UKEkiTanは、時刻表を表示するだけではなく、乗換案内も可能。以下に、その機能を簡単に紹介していこう。UKEkiTanには、パソコン用のソフトウェアもあるが、ここではW-ZERO3などで利用可能なWindows Mobile用についてまとめていく。
インストールして起動する
UKEkiTanは、LHA形式で圧縮されているので、パソコンかW-ZERO3で解凍後、適当なフォルダにコピーする必要がある。コピー先は、特にW-ZERO3本体である必要はなく、外部カード内でも問題ないようだ。本体にインストールする場合は、「Program Files」フォルダ内がいいだろう。
また、プログラムをコピーしたら「GSFinder+ for Universal」などのファイラでW-ZERO3の「Windows/スタートメニュー/プログラム」フォルダ内にショートカットを作っておいた方がいいだろう。
「スタート」メニュー→「プログラム」の画面からアイコンタップで起動が可能となる。
「UKEkiTan.exe」を起動すると、下の画面のようにほとんど白いままのUKEkiTanが起動する。
UKEkiTanの起動画面
UKEkiTanを始めて起動したところ。左列に地域名などはあるが、かなりさびしい画面だ。
時刻表を調べてみる
試しに東海道線の東京駅の時刻表を調べてみよう。カーソルキーでフォーカスを上下させ、「関東」を選択した状態でEnterボタンを押すか、タップ&ホールドする。すると、下の画面のようにメニューが表示されるので、再度「受信」をタップする。なお、UKEkiTanは自動接続する機能はないので、「AutoConnect」を使って自動接続する設定にしておいた方がいいだろう。
メニューから「受信」を選択
タップかEnterボタンで「受信」を選択する。
データ通信が始まり、しばらく待つと下の画面のように、関東の路線が表示される。
選択地域の路線を表示
関東の路線の一部が見えている。画面をスクロールさせれば、他の路線を見ることもできる。
ここでは続けて、カーソルキーで画面を下にスクロールさせて、「JR東海道本線」を選択する。なお、試用中には画面の半分ほどしか表示されない場合があったが、ベータ版だからのようで、立ち上げ直せば全画面に表示されるようになる。
「JR東海道本線」を選択してタップするかEnterを押せば、再度メニューが表示されるので「受信」を選ぶ。すると下の画面のように東京から湯河原までの駅名が表示された。
選択した路線の駅名を表示
東京から湯河原までの駅名が表示された。
カーソルキーでフォーカスを右に移動させるか画面をタップして「東京」をハイライトさせる。次に、「東京」をタップ&ホールドするかEnterボタンを押すとメニューが表示されるので、また「受信」を選ぶ。データ通信が始まり、しばらくすると、東京駅の時刻表(東海道本線)が下の画面のように表示される。
選択した駅の時刻表を表示
東京駅の時刻表が表示される。
時刻表は、「平日」、「土曜日」、「休日」に分かれているが、初期状態では調べた当日の曜日で表示される。今回選んだ東京駅の東海道線は下りしかないため、熱海方面しか表示されないが、多くの駅では逆方向も閲覧できる。
また、表示される時刻表では、快速や特急などは異なった色で表示され、なかなかカラフルだ。カーソルキーの右を押すと、「平日」、「土曜日」、「休日」が切り替わって表示される。左を押すと、駅名・路線名・地域名が表示される前の画面に戻る。
これで、1つの駅の1つの路線の駅の時刻表を取得できた。自分が利用する駅は、日常的にリストアップする癖をつけておくと、時間がないときにも慌てずに利用できて便利だろう。
UKEkiTanを一度終了して再度起動すると、「時刻表」欄には「東京駅 JR東海道本線」が履歴に追加される。さらに下の画面のように、「時刻表」のデータをすでに取得した地域は文字が青く変更され、一番上に移動して選択しやすくなっている。
表示履歴の反映
一度終了すると、次回起動した場合に、時刻表データなどがある地域は青字に変更されている。「時刻表」欄では、時刻表がある駅がリストアップされる。
これで、簡単に日常使いする駅の時刻表を確認することができるようになった。
「乗換」で経路を調べてみる
駅探.comなどの鉄道ルート探索サイトの特徴といえば、なんといっても乗換ルートの表示だろう。UKEkiTanも簡単な機能だが、乗換ルートを調べることができる。
まず、最初の画面の左の欄で「乗換」をタップかEnterボタンで選択すると、メニューが表示されるので「乗換」を選択する。
下の画面のように画面が切り替わるので「乗車駅」と「降車駅」にそれぞれ駅名を入力する。
乗車駅・降車駅の指定
「乗車駅」と「降車駅」にそれぞれ駅名を入力する。
次に、日付と時間(出発時間か到着時間を選択。終電情報の確認も可能)を選択する。
駅名や時刻を入力指定
設定を終えた例。8月18日に18時着で小岩 - 磐田の経路を検索することにした。
次に、「検索」ボタンをタップする。このとき、駅名が消える場合があるが、これはバグではなくて、同名ないしは近い名称の駅が複数ある場合だ。
類似駅名がある場合
入力した駅名が消えることがあるが、複数の駅名候補がある場合だ。
適切な駅名を選択
プルダウンメニューを表示させて、適切な駅名を選択する。
再度、「検索」をタップすると検索結果が表示される。
検索結果の表示
乗換案内の結果が表示される。
カーソルキーの右を押せば、5個の検索結果が順番に表示される。もっとも、Webサイトで検索する場合に比べて、優先する順番を選べない(たとえば料金順や乗換回数順がWebサイトでは選ぶことが可能)など、機能的には少し足りないようだ。一度検索してしまえば、「乗換」欄には検索結果が残っているので、オフラインで確認したい場合などにはとても便利だ。
検索履歴データの保存場所を変更する
UKEkiTanでは、初期状態では、データファイルUKEkiTanのあるフォルダに「UKEkiTan」フォルダが作成される。たとえば、これをmicroSDカードに変更したい場合は、エディタなどでINIファイル形式の設定ファイル(UKEkiTan.ini)を変更してやればいい。
directory=¥microSDカード¥My Documents¥UKEkiTan
と入力(ただし「¥」は半角)してやれば、microSDカードのMy Documentsフォルダ内のUKEkiTanフォルダ内にログが残るはずだ。ただし、筆者の環境ではエディタで変更してもなぜかINIファイルはデフォルトの状態に戻ってしまった。
まとめ
以上、紹介してきたUKEkiTanは、W-ZERO3のように通信環境があれば、いつでも駅の時刻表や乗換案内を確認することができる。もちろん、W-ZERO3では通信に多少時間がかかる場合があるので、あらかじめデータを取得しておき、調べる場合はオフラインで確認するといった方法が一般的な使い方かもしれない。たいへんお手軽ながら、使い勝手のいいソフトウェアだ。







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