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ボタン操作でW-ZERO3のディスプレイオフ、サスペンドロック、ソフトリセットなどができる/PowWow for W-ZERO3

PowWow for W-ZERO3

今回は、初代タイプのW-ZERO3(WS003SH/WS004SH)を使いやすくするユーティリティソフト「PowWow」を紹介しよう。初代W-ZERO3はW-ZERO3[es]と異なり、ロックボタンがない。そのため、そのままかばんの中などに放置していると、ぶつかった拍子にW-ZERO3が起動して、とんでもない文字を入力していたり、バッテリを無駄に消費したりしてしまうことがある。キーロック用のソフトを使ってW-ZERO3をサスペンドロックすることもできるが、画面タップなどが必要なのはもどかしい。そこでPowWowを使えば、カメラボタンやIEボタンを押すことで、瞬時にW-ZERO3のサスペンドとキーロックなどが可能になる。

【ソフトウェア名】PowWow for W-ZERO3
【バージョン】バージョン 1.3
【作者】AltWorks
【種別】フリーウェア
【提供方法】圧縮フォルダを解凍し、EXEファイルをW-ZERO3にコピー
【URL】http://hp.vector.co.jp/authors/VA039944/pocketpc/products.html

W-ZERO3[es]よりもW-ZERO3を使いたい人にキーロックソフトは必須

筆者は最近、W-ZERO3[es]よりも初代W-ZERO3を主に利用している。初代W-ZERO3はW-ZERO3[es]よりも動作が遅いと思っていたが、ある機会にフォーマットをかけたところ、その直後は意外に快適に動作することに気がついたからだ。動作速度にさほど代わりがないのであれば、ディスプレイが物理的に大きく、キーボードのクリック感が快適で配列にも余裕のあるW-ZERO3のほうが、筆者の好みに合っている。

しかし、W-ZERO3[es]を知ってから初代W-ZERO3を使っていると、ちょっとしたところで初代W-ZERO3はW-ZERO3[es]よりも使いにくい部分があることに気づかされる。その典型が、キーロックスイッチの有無だ。キーロックスイッチがないW-ZERO3では、移動中の誤操作を防ぐキーロックのソフトがどうしても必要になってくる。

今回紹介するPowWowは、W-ZERO3上のキーロックなども可能な電源管理を行うユーティリティだ。1つのボタンにPowWowの起動を割り当てると、サスペンド/サスペンドロック/ディスプレイオフ&ロック/ソフトリセットの4種類の操作を行うことができる。

(注)

  • サスペンド:作業状態を保持したまま動作を停止し、画面をオフにする。ボタンを押すと、その状態でW-ZERO3が復帰する。通常のオートパワーオフによる待ち受け状態。
  • サスペンドロック:サスペンドした状態でキーロックがかかるため、ボタンを押してもW-ZERO3は復帰しない。復帰には特定のボタン操作が必要。
  • ディスプレイオフ&ロック:進行中の処理を続けながら画面だけが消え、キーロックがかかる。

起動をW-ZERO3のシャッターボタンに割り当てる

PowWowは、W-ZERO3のシャッターボタンに割り当てて使用することが推奨されている。W-ZERO3[es]でも利用は可能だが、実行ファイルのアイコンをタップして起動するか、ランチャーなどに割り当てて起動する必要がある。また、W-ZERO3[es]では、サスペンドしか利用できないようだ。

W-ZERO3[es]で利用する場合

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シャッターボタンのないW-ZERO3[es]では、ファイルエクスプローラなどのファイラから起動する必要がある。また、すべての機能を利用することはできないようだ。

W-ZERO3のシャッターボタンにPowWowを割り当てるには、まず、実行ファイルのショートカットを「Windows/スタートメニュー/プログラム」フォルダに作成する必要がある。ファイルエクスプローラやGS Finder+ for Universalを使って行おう。

その後、「スタート」メニュー→「設定」→「ボタン」の画面を開き、「シャッターボタン」をPowWowに割り当てる。PowWowは「IEボタン」「メールボタン」「画面回転ボタン」に割り当てることも可能だが、PowWowの操作にはこれらのボタンが必要で、こちらにPowWowの起動を割り当ててしまうと機能が制限されてしまうため、おすすめはしない。

ショートカットの作成

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GSFinder+ for Universalを使ってPowWowのショートカットを作成している様子。

ショートカットの移動

ボタンにPowWowの起動を割り当てるためには、PowWowの本体ファイルまたはショートカットを「Windows」→「スタートメニュー」→「プログラム」内に移す必要がある。

「設定」画面を開く

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「スタート」メニュー→「設定」→「ボタン」をタップする。

「シャッターボタン」に割り付け

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「ボタンの選択」欄で「シャッターボタン」を選択した状態で、「プログラムの割り当て」からPowWowを選択する。

「シャッターボタン→別ボタン」でサスペンド、サスペンドロックなどを実行

ここでは、上述の手順で「シャッターボタン」にPowWowを割り当てた例を紹介する。
まずはシャッターボタンを一度押してPowWowを起動させてみよう。タイトルバーに非常口のアイコンが5秒間ほど表示されるはずだ。この非常口のアイコンが表示されている間に、別のボタンを押すことでPowWowを操作することができる。

試しに、もう一度シャッターボタンを押してみよう。W-ZERO3はサスペンド状態となり、PowWowは終了する。

PowWowの起動

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PowWowを起動すると、タイトルバーの中央に非常口のようなアイコンが表示される。

シャッターボタンでPowWowが起動している間にIEボタンを押した場合は、W-ZERO3はサスペンドロックされる。これが本当に便利な機能だ。サスペンドロックした状態で何かボタンを押すと、現在の時刻が大きく表示される。このまま放っておけば、5秒後にまたサスペンドロック状態に戻る。

サスペンドロックした状態で時刻表示

サスペンドロック状態でボタンなどを押すと、画面一杯に巨大な時刻が表示される(左)。小さな表示はW-ZERO3をリアルVGA化してある場合(右)。

ロックを解除するためには、時計が表示されている間に、IEボタンとメールボタンを順番に押せばいい。また、ロック中に電話を受信するか、スケジュールソフトウェアなどがアラームなどで起動した場合は、自動的にロックは解除される。

さらにPowWowが優れているのは、ロック中にメールを受信した場合だ。このときW-ZERO3は、ディスプレイオフでロックされた状態のまま起動してメールを受信し、受信が終わると再び自動的にサスペンド状態に戻る。

ところで、携帯電話を持つようになって大きく変化したのは、時計を持たない人が増えたことだそうだ。筆者も腕時計をしなくなって久しくなる。W-ZERO3を使うようになってからも、いまさら腕時計をする気にはならない。そんな筆者が困っていたのは、時刻を知る手順が携帯電話を利用していた場合に比べて大幅に増えてしまったことだ。
一般的な携帯電話の場合は、時計表示がされているので時刻を知りたかったら携帯電話を取りだして見るだけでいい。ところが、W-ZERO3の場合は、時刻を知りたいと思ったら、W-ZERO3を取り出し、電源をオンにし時刻を確認する必要がある。確認後は、電源をオフにしなければならない。時計を見るだけなのに、この手順は多すぎる。

それが、PowWowを利用していれば、W-ZERO3を取り出して何かボタンに触れるだけで現在時刻が分かる。放っておけば5秒後にはサスペンドロック状態に戻ってしまうため、手間はかなり省略されるのだ。

そのほか、PowWowが起動した状態でメールボタンを押すと、液晶画面のみがオフになりその状態でロックされる。ロック中の動作は、サスペンドロックと同様だ。

この機能を使えば、たとえばPocketLadioTCPMPなどを利用してインターネットラジオを聴いたりしている場合、画面を消してバッテリを長持ちさせることができる。

困った点は、筆者は結構忘れっぽいため、たまに画面を消すつもりでサスペンドロックしてしまうことがあることだろう。そそっかしい方は注意する必要がある。

さらに、PowWowを起動させて、縦横表示切替ボタンを押すと、W-ZERO3をソフトリセットできる。

シャッターボタンは、「画像とビデオ」を使って写真を撮影している間に押してもPowWowが起動することはなく、通常どおりシャッターとして利用できる。

PowWowの機能割り当てボタン(W-ZERO3の場合)

ボタン操作 動作
シャッターボタンを一度押す シャッターボタン サスペンド
        〃 IEボタン サスペンドロック
        〃 メールボタン 液晶画面オフ(ロック)
        〃 縦横表示切替ボタン ソフトウェアリセット
        〃 操作を行わない キャンセル

PowWowは、とてもシンプルな機能ながらW-ZERO3ユーザーには必須のソフトウェアだといえる。PowWowを使えば、画面やボタンのロックも即座にできるし、W-ZERO3を時計代わりに利用することも可能になる。W-ZERO3ユーザーでまだ利用していない方は、使ってみることを強く推奨したいソフトウェアだ。

This article posted by yam on 2007/01/19 12:00

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