大きな地図などをすばやく拡大できるグラフィックビューア/PicPie

機能は簡潔ながら、W-ZERO3の能力を飛躍的に高めてくれるソフトウェアが続々登場している。「PicPie」もとてもシンプルなグラフィックビューアだが、大きな画像を見やすくしてくれるすぐれものだ。
| 【ソフト名】PicPie |
|---|
| 【バージョン】Version 0.820 |
| 【作者】pieq氏 |
| 【価格】フリーウェア |
| 【インストール方法】ダウンロードしたCABファイルをW-ZERO3上にコピーして実行 |
| 【URL】http://d.hatena.ne.jp/pieq/ |
画面が小ぶりなW-ZERO3[es]でも細かい画像を拡大して快適に確認できる
W-ZERO3[es]は、2.8インチの640×480ドットの液晶ディスプレイを搭載している。この液晶自体のサイズは、携帯電話と比較すれば大きいものの、圧倒的に大きいというわけではないので、細かな画像を見たりするのには向かない。
たとえば、W-ZERO3[es]でビットマップの地図や、鉄道路線図を見たりするのは、正直いってきびしい場合もある。
PicPieは、そんなW-ZERO3[es]にも向いたグラフィックビューアだ。基本的に画像を表示する機能しかないので、グラフィックを加工したりといったことはできない。ただ、見ることに特化しているので操作がシンプルで使い勝手はいい。
PicPieを起動すると、初回時は真っ暗の画面が現れ、メニューバーの左に「カメラ」、右に「メニュー」と文字が表示された状態になる。2回目以降は、前回終了した時点で見ていた画像が(あれば)表示されるが、初めてで何気なく起動させると少々驚く。
初回起動時の画面
PicPieの起動画面。真っ暗な画面にちょっとびっくりする。
「メニュー」の内容
選択できるメニュー項目はかなり少ないが、ビューアとして必要な機能はそろっている。
写真やグラフィックの表示は、「メニュー」→「画像選択」から行う。選択すると、デフォルトでは内蔵メモリの「My Documents」フォルダの中の「マイ ピクチャ」フォルダが表示されるようだ。また、次回以降「画像選択」を選ぶと前回選んだディレクトリが最初に選択されるのは使い勝手がいい。きちんとサムネイル表示されるので、どんなグラフィックデータがあるのかを簡単に知ることができる。画像選択の画面で左上に表示されている「マイピクチャ」をタップすると、ディレクトリを移動して、ほかのフォルダやminiSDカードの中身を表示させることができる。
画像選択の画面
標準では本体内蔵の「My Documents」フォルダ内にある「マイピクチャ」フォルダの内容が表示される。
ファイルを選択してタップすると、そのグラフィックデータが全画面で表示される。左上には、ファイル名が小さい四角で囲まれてしばらくの間表示される。メニューバーは消えてしまっているが、ソフトキー1または2を押すと表示される。続けてソフトキー2(右)を押すか、「メニュー」をタップすれば、メニュー項目が表示される。
選択した画像を表示
ファイルを選択すると、左上の四角い枠の中にしばらくの間ファイル名が表示されている。
メニューバーが表示されている状態で、ソフトキー1(左)を押すか、「カメラ」の表示をタップすると、カメラが起動する。撮影すると、すぐにPicPieのデータとして表示される。
カメラで撮影した画像を表示
カメラ機能ですばやく撮影して、すぐにPicPieで確認することができる。バス時刻表などの確認には便利だろう。
「メニュー」で選択できる機能も簡潔で、「回転」を選べば画像が90度右回りで回転する(もう一度選ぶと元に戻る)。「ここに栞を挟む」を選べば、他のグラフィックデータを見ている場合でも、「栞へ飛ぶ」を選択することで、栞(しおり)を挟んだグラフィックデータを表示することができる。
画像を拡大する際は、画面をダブルタップして虫眼鏡と+-の記号を組み合わせたアイコンを表示させ、その状態でスタイラスを上へドラッグする。縮小は同様にしてスタイラスを下にドラッグする。ダブルタップ後、スタイラスを液晶画面から離さずに上ドラッグまたは下ドラッグをすれば拡大、縮小が可能なようだ。最初は慣れなかったが、今はすっかり操作が身に付いた。ドラッグ操作での拡大・縮小はややおおざっぱだが、音量調節キー(VOLボタン)の+、-を押せばそれぞれ拡大・縮小を細かく行うこともできる。
拡大・縮小のアイコン
画面の拡大・縮小は慣れればとても手軽に可能。画面をダブルタップして、この虫眼鏡アイコンが表示された状態で上にドラッグすれば拡大し、下にドラッグすれば縮小する。
画面のスクロールは、カーソルキーの上下左右を押すか、画像のドラッグで可能だ。カーソルの上下左右を押して行うスクロールでは、移動が割と小さいのでやや表示が遅い印象を受ける。
画像を大幅に拡大
老眼の筆者でも、ここまで拡大しなくても本当は楽に見ることができる。
PicPieの設定変更はちょっと複雑
PicPieでは、PicPie本体と同じ階層にあるキー機能定義ファイル「picpie.conf」を変更して設定を修正することで、キー操作で呼びだす機能の組み合わせを変更することができる。具体的な方法としては、テキストエディタなどを利用して設定ファイルの内容を修正して保存する必要がある。設定を間違えてもW-ZERO3を壊したり、W-ZERO3が起動しなくなったりするということはないが、最悪の場合、PicPieが動作しなくなり、再度インストールする必要があるおそれがある。中身を見て、よくわからないと感じる人は、いじらない方が無難だろう。
設定ファイルの内容
PicPieの設定変更はちょっと複雑かもしれない。
PicPieは、単純に画像を見るためだけに機能を絞ったグラフィックビューアだ。非常に限られたことしかできないともいえるが、逆にその分、いかにW-ZERO3でグラフィックを見やすくするかに特化しているともいえる。とくに鉄道路線図などをすばやく拡大して見たりする場合に便利に使っている。老眼になってしまった筆者にとっては手放せない1本となった。







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ガイドブック](/ad/w-zero3.jpg)

