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【マルチメディア】W-ZERO3で音楽を楽しもう - その4

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本シリーズ4回目となる今回は、「着信メロディ」をテーマにW-ZERO3で音楽を楽しむ方法を紹介しよう。W-ZERO3で使える着信メロディは、公式サイトからオンラインで購入が可能だ。さらに、音楽CDからパソコンにリッピングした楽曲データを編集して、着信メロディを自作する方法も紹介していこう。

W-ZERO3で着うたを購入する

W-ZERO3でもほかのPHSや携帯電話のように、着メロや着うたと呼ばれる着信メロディを購入することができる。ここでは、ウィルコムの公式サイトからリンクされてる「ちゃくステージ」というコンテンツから購入する方法を紹介しよう。「ちゃくステージ」はW-ZERO3専用の着メロ・着うたのダウンロードサイト。月額315円で3曲のダウンロード購入が可能だ(追加は1曲あたり105円で可能。着メロだけなら、30曲ダウンロードできる)。料金の支払いは、ウィルコムの回線使用料に合算して引き落とされる。


注意したいのは、「ちゃくステージ」が対応しているWebブラウザは、Internet Explorer Mobile(以下、IE Mobile)だけということ。Opera Mobileで接続しても、注意をうながすメッセージが表示され、利用することはできない。IE Mobileで公式サイトのトップページ「公式サイトメニュー」にある「着信メロディ」のリンクをタップしよう。下の画面のようなコンテンツのページにジャンプすることができる。

「ちゃくステージ」のトップ画面

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会員登録をすると着メロ・着うたが購入可能となる。料金やシステムがわかる「ご利用規約」には事前に目を通しておこう。

「ちゃくステージ」では、着うたなどの最新追加曲順や、売れ行き順、検索などで着メロ・着うたを調べることができる。気に入った曲があったら、タップするとダウンロードの確認ページへジャンプする。

「着うた最新メロディ」の画面

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日付順に新着の着うたをリストアップ。曲目をタップすると試聴・購入ページとなる。

「今週の着うたランキング」の画面

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着うたの売れ行きをランキングで紹介。さまざまなアレンジバージョンもある。

「ダウンロード確認」画面

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曲目を選択すると表示する画面。着メロ・着うたのダウンロード購入と試聴が可能だ。

「ダウンロード確認」の画面で「試聴」をタップすると、Windows Mobile 10 for Mobile(以下、WMP Mobile)が起動し、着メロ・着うたの一部を再生することができる。実際にダウンロードするデータを確認して気に入ったものを購入しよう。

着メロ・着うたの試聴

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ダウンロード確認画面で「試聴」をタップすると、WMP Mobileで再生できる。

確認画面で「ダウンロード」をタップすると、「ダウンロード」ダイアログが表示されるので、データの保存先を決定しよう。さらに、「この保護されたファイルを再生するには、インターネットからライセンスをダウンロードする必要があります。ライセンスをダウンロードしますか?」と聞いてくるので、「はい」をタップする。「ライセンスを取得しています」とWMP Mobileに表示されたのちに着メロ・着うたのダウンロードが始まる。

以下、手順をスクリーンショットで紹介しよう。

1.ダウンロードの確認

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ダイアログが表示されるのでダウンロード先を決める。

2.ライセンス取得の確認

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ライセンスを入手するために「はい」をタップする。

3.ライセンスのダウンロード

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画面は自動的に切り替わる。ライセンスのダウンロードはすぐに終了する。

4.情報送信の確認

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設定によっては上のような画面が表示される。「はい」を選択して次に進もう。

5.ライセンス取得の実行

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画面が切り替わったら「ライセンスを取得」をタップする。

6.セキュリティの確認

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「セキュリティを確認中です。しばらくお待ちください。」のメッセージが表示される。

7.ダウンロードに成功

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「ダウンロード成功」のメッセージが表示される。ダウンロード画面に戻るので、IE Mobileを終了するなどの操作をしよう。

以上で、着メロのダウンロードは無事成功した。着メロ・着うたのファイル形式は著作権保護機能を備えたWMAファイルとなる。ダウンロード先を本体にした場合は、「マイドキュメント」フォルダ内に保存されているので確認してみよう。miniSDカードを指定した場合は、ファイルは最上位階層にある(ただし、W-ZERO3では着メロ・着うたは本体メモリに保存してあるファイルしか再生できない)。ファイル名は、曲名とは関係のない英数字で構成されているので、うっかり捨ててしまわないように要注意。ファイルサイズは、今回の例では373.79KBだった。こうしてダウンロードした着メロは、WMP10で演奏することも可能だ。


着信メロディの変更は、「スタート」メニュー→「設定」→「着信音/バイブ」→「メロディ」タブ画面にある「電話」のプルダウンメニューで可能だ。「▼」をタップして一番下にある「《ファイル参照》」を選ぶと、W-ZERO3の本体メモリ、miniSDカードにある設定可能な全ファイルが表示されるので、好みの音楽を選択しよう。設定した後は、図のようにファイル名が表示される。

着信メロディを指定

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「設定」→「着信音/バイブ」→「メロディ」タブ内の「電話」→「《ファイル参照》」を選択した後の画面。着信メロディに設定できる全ファイルを表示できる。

着信メロディを変更

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ダウンロードした着メロを「電話」の着信音に指定できた。

着メロ・着うたのダウンロードと変更は手軽に実行できるので、興味があればぜひ試してみてほしい。今後は、ウィルコムが推奨するWebブラウザのOpera Mobileでも利用できるようになってほしいものだ。

パソコンを使ってW-ZERO3用の着メロ・着うたを編集する

W-ZERO3では、MP3やWMA形式の音楽データを演奏できるので、CDからリッピングさえすれば、そのデータをそのままいわゆる「着うたフル」として利用することもできる。とはいえ、着信音として鳴らしたい部分が必ずしも曲の冒頭とは限らない。“サビ”の部分を鳴らしたい場合もあるし、そもそもW-ZERO3では、着信音は本体のメモリ上に置かないといけないという制約があるため、まるまる1曲ぶんのファイルを着信音に利用すると、それだけで5MB程度(WMA形式の場合)も本体メモリを消費してしまう。音楽CDからリッピングしただけの楽曲データは、着信音として考えた場合にはあまり使い勝手がいいとはいえない。


そこで、音楽CDからリッピングした楽曲データは、編集ソフトを使って短くしたり、サビの部分だけ取り出したりと、自分のニーズに合わせた加工をしたほうがいいことになる。編集ソフトがあれば、ほかの音楽データと合成するといったことも可能だ。

W-ZERO3上でも、SoundExplorerを使えばMP3形式のファイルを編集することは可能だが、ここではパソコン上で利用する定番の音声ファイル編集ソフトウェアを紹介しよう。

曲の一部をカットしてMP3保存が手軽にできる音声ファイル編集ソフト「Audacity」

MP3の場合は、比較的簡単に多彩な加工ができるソフトウェアが揃っているが、WMAは仕様が公開されていないせいか、手軽に編集できるソフトウェアはあまりないようだ。そこで、ここでは、定番のパソコン用音声データ加工ソフト「Audacity」を使って、MP3形式の音声ファイルを編集する方法を紹介しよう。

【ソフト名】Audacity
【バージョン】1.2.4b
【作者】Dominic Mazzoni (project leader)
【価格】フリーウェア
【インストール方法】ダウンロードしたEXEファイルを、ダブルクリックしてパソコンにインストール
【URL】http://audacity.sourceforge.net/

Audacityが扱えるファイル形式はWAV、MP3、Oggの3種類(ただし、MP3の編集には後述するMP3エンコーダ「LAME_ENC.DLL」が必要。)。WMAを扱うことはできないが、使い方がやさしく多機能なので、試してみる価値はある。


配布サイトからAudacityのインストーラをダウンロードしたら、EXEファイルをダブルクリックしてインストールを開始しよう。英語版のソフトウェアながら、起動時に「Nihongo」を選択することでメニューやダイアログの表示を日本語に変更することが可能だ。

Audacityでメニュー表示言語を選択

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Audacityは起動時に「Nihongo」を選ぶと表示を日本語で利用することができる。

Audacityの起動画面

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多機能な様子が起動画面からもわかる。すでにメニューなどは日本語化されている。

次に、このままではAudacityはMP3ファイルを扱えないので、MP3エンコーダ「lame」(フリー)をインストールする必要がある。

フリーな MP3 エンコーダ「lame」
http://lame.jthz.com/


上記のサイトにジャンプして、「lame-3.96.1」とあるリンクから圧縮ファイルをダウンロードしよう(うまくいかない場合は「locally hosted」のリンクを利用するといい)。解凍したフォルダ内にある「lame_enc.dll」ファイルをAudacityと同じ階層に置くか、「lame.exe」ファイルを起動すれば、編集ソフトの準備は完了だ。


続けて、着メロ・着うたに使いたい音声ファイルを作成する。WMP10で音楽CDからMP3形式で楽曲を取り込むには、「ツール」メニュー→「オプション」→「音楽の取り込み」タブで「MP3」形式に変更してから取り込みを実行しよう。

リッピング後のファイル形式を変更

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「ツール」メニュー→「オプション」→「音楽の取り込み」タブ画面でファイル形式をMP3に変更した後、音楽CDからリッピングを行う。

音楽ファイルを加工する

Audacityで音楽データを加工するには、起動画面上にファイルをドラッグ&ドロップするか、「ファイル」メニュー→「開く」で加工したいデータを指定すればいい。

音楽ファイルを読み込む

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Audacityで音楽ファイルを読み込んだところ。ウィンドウを大きく表示すると左右の出力の違いなども確認できる。

画面を拡大してステレオ表示

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全体のデータをステレオで確認することができる。

再生ボタンをクリックして、読み込んだファイルをAudacityで演奏してみよう。再生中は、イコライザーの波形の演奏箇所に合わせて細いラインが右方向に移動していく。波形をクリックして演奏箇所をジャンプすることも可能だ。波形は、左上の虫眼鏡アイコンをクリックすることで拡大することができる(Shift+アイコンで縮小になる)。

読み込んだファイルを再生

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Audacityで再生。「L」と「R」の緑のバーで音声レベルかがわかり、下の波形をラインが移動することで、どの位置を再生しているかがわかる。

波形を拡大して表示

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波形を虫眼鏡で拡大してみた。折れ線グラフのように1本の線に見えるところまで拡大できる。

音楽データをよく聴いた後で、着うたにしたい部分を決めたら、その部分の波形をドラッグして選択しよう。再生ボタンをクリックすると、選択した部分だけが再生できるので、頭出しの確認などをすることができる。

着信メロディに使う部分を選択

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使用する部分を決めたら、その部分の波形をドラッグする。

演奏箇所が確定したら、再生を停止した後でメニューより、「ファイル」メニュー→「選択範囲を MP3 ファイルに書き出し」を選ぶ。IDタグのエディット画面が現れるが、とくに何も書かなくてもかまわない。OKをクリックすると選択した範囲をMP3ファイルで保存してくれる。

ファイルの書き出し先を指定

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選択した部分をMP3で保存する。ファイルの場所はどこでもかまわない。

IDタグのエディット画面

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MP3のIDタグは特に入力しなくても大丈夫。「OK」をクリックして画面を閉じよう。

作成した音楽データは、ActiveSync経由などでW-ZERO3にコピーした後、上で紹介した方法で着信音として指定する。着信メロデイのファイルはminiSDカード内に保存すると着信の動作などに障害がでるので、データは必ず本体メモリーに転送すること。


Audacityは、音声ファイルの編集ソフトとしてさまざまな機能を持っている。複数の音楽データや音声データを一緒にすることもできるので、上手に活用すればボイスにバックグラウンドミュージックを追加して、オリジナルの着信音を作ることも可能だ。いろいろ試して楽しんでほしい。


以上、今回は着メロ・着うたをテーマにW-ZERO3で音楽を楽しむ方法を紹介した。シリーズ最後となる5回目の記事では、インターネットラジオについて解説をしよう。

This article posted by yam on 2006/05/29 15:34