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【データ移行・バックアップ】携帯からの乗り換えやW-ZERO3のデータ保存にも対応した携帯電話活用ソフト/携帯マスターNX3

携帯マスターNX3

「携帯マスターNX」シリーズは、携帯電話に保存されているアドレス帳やメール、カメラ画像や動画などの各種データをパソコンに保存して、ほかの端末に移行することができるバックアップソフトだ。2007年12月6日に発売されたばかりの新バージョン「携帯マスターNX3」では、従来の携帯に加え、Windows Mobileを採用したスマートフォンやウィルコムのPHS、W-SIMモジュールにも対応し、W-ZERO3と携帯電話間のデータのやりとりが容易になった。

携帯マスターNX3でできること

携帯電話からW-ZERO3への乗り換えたり、2つを併用するような場合、携帯電話で使用していたアドレス帳などのデータをW-ZERO3へ移行したり、2つの端末のデータを同一に保つことが必要になってくる。
そんなときに役立つのがパソコン用ソフトの携帯マスターNX3だ。
アドレス情報などのデータは、以下の図のようなかたちで、携帯マスターNX3をインストールしたパソコンを中心に、相互にデータを活用することができる。

携帯マスターNX3の役割

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携帯マスターNX3をインストールしたパソコンを介して、各種データのやり取りが端末間で行える。

W-ZERO3と携帯、それぞれをパソコンに接続してみよう

携帯マスターNX3には携帯キャリア別にさまざまなラインアップが用意されているが、どのパッケージを購入してもWindows Mobileスマートフォンには対応している点は安心だ。
今回筆者が入手したのは「softbank 3G用」(1,980円)で、携帯電話とパソコンを接続するUSBケーブルが付属している。
W-ZERO3とパソコンをつないで携帯マスターNX3を使用する際は、W-ZERO3購入時に付属していたUSBケーブルなどを使用しよう。

W-ZERO3、携帯電話をそれぞれパソコンに接続するために必要なものと大まかな流れは以下の通り。上から順に実行していこう。

携帯マスターNX3を使用するまでの準備 13.png

注意! Caution!! 使用前にアップデータを適用しよう

携帯マスターNX3の「2007年12月14日版 ver3.0.0.5」において、以下の不具合が修正されています。

  • Windows Mobile端末においてアドレス帳を読み込んだ場合に、フリガナの姓名が反対に読み込まれる現象

携帯マスターNX3をインストールして起動したら、以下のページにアクセスして最新アップデータプログラムを適用するようにしましょう。
(※アップデータプログラムを適用しておかないと、上記不具合の影響でアドレス帳の順番が前後してしまう可能性があります)

携帯マスターNX3 アップデータ - 株式会社ジャングル
http://www.junglejapan.com/products/mobi/km/nx3/updater.php

次の図は、携帯マスターNX3のインストール、USBケーブルとの接続が完了し、ソフトを起動してみたところだ。
まずはそれぞれの機種を登録するところから始まる。
はじめに携帯電話の機種を登録し、その中の各種データをパソコンに保存してみよう。
今回は「softbank・810T」を使用して検証を行っている。

携帯電話の登録

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「携帯電話追加」メニューを選択する。
(タップ/クリックで全体を拡大表示)

携帯電話選択画面

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自動的に機種やポートが検出され、機種ごとに「読み込む機能」の一覧も表示される。問題なければ「OK」をクリックしよう。(タップ/クリックで拡大。以下同)

次に、携帯電話側で端末暗証番号と認証パスワードをそれぞれ入力。ちなみに筆者の810Tの場合、どちらも初期設定の「9999」でOKだった。
認証が済むと、810Tのアドレス帳データが携帯マスターNX3(パソコン)に自動的に保存される。
なお、一旦保存が完了すれば、携帯電話から接続ケーブルを外しても問題ない。

保存されたアドレス帳

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アドレスデータの一覧が表示される。

機種名のところをクリックすると、バックアップ可能なデータが表示される。

保存できるデータの種類が機種ごとに異なる

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810Tでバックアップがとれるデータの種類が表示された。

続いて、W-ZERO3の登録について見ていこう。今回はAdvanced/W-ZERO3[es](以下、アドバンスト・エス)を接続した。
先ほどと同じく「携帯電話追加」メニューから「携帯電話選択画面」を呼び出す。
「自動検出」をクリックすると、無事、アドバンスト・エスが認識された。

アドバンスト・エスを認識

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読み込めるデータの一覧が下の枠内に表示される。

Windows Mobileスマートフォンで保存できるデータ

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810Tのときと同様に機種名のところをクリックすると、保存できるデータの内容を確認できる(筆者の環境で試したところ、OutlookMobileの「連絡先」(アドレス帳)のほか、「予定表」(スケジュール)や「仕事」(タスク)などが読み込めた)。

これで携帯電話・W-ZERO3の登録は完了だ。

携帯電話のデータをW-ZERO3に移してみよう

それぞれの機種が登録できたら、例として携帯電話のアドレス帳データをアドバンスト・エスの保存場所にコピーしてみよう。
Windowsのエクスプローラの操作で、ファイルを別のディレクトリへコピー&ペーストするようなイメージだ。

携帯の「アドレス帳」データをWindows Mobileの「アドレス帳」にコピー

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まずはコピーしたい携帯電話のデータを選択して、それをドラッグしたまま左サイドメニュー「Windows Mobile」の「アドレス帳」まで持って行く。するとそこにデータがコピーされる。ここではデータをすべて選択しているが、もちろん1件ずつコピーすることも可能だ。

こうして携帯電話の「アドレス帳」からコピーしたデータを、今度はアドバンスト・エスに書き写せば、移行完了だ。

Windows Mobileの「アドレス帳」からアドバンスト・エス本体にコピー

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「Windows Mobile」内の「アドレス帳」で右クリックして「携帯電話に書き込む」を選択。次に「携帯電話に書き込む項目」を設定し「OK」をクリックしよう。アドレス帳の書き込みを行う際に、もしも既存のデータが入っていたらそれを上書きしてデータの転送を行ってしまうので注意が必要だ。

このように携帯マスターNX3を仲介させることにより、簡単に携帯電話からW-ZERO3へアドレス帳データの転送が行える。
もちろんW-ZERO3から携帯電話へのデータ移行も容易なので、お互いの最新データを受け渡しすることで、相互にデータを同じ状態に保つことも可能だ。
アドレス帳以外の各種データに関しては、やりとりを行う携帯の機種によっても保存できるデータが異なってくることは覚えておいてほしい。

Outlookのデータを共有することも可能

日ごろパソコンのOutlookで予定表、連絡先、仕事などのPIMデータを管理している方には、W-ZERO3 - パソコン - 携帯電話の3者間でデータを共有できるようになるのも、このソフトの魅力の1つではないかと思う。
携帯電話の機種にもよるが、パソコンでOutlookにデータを入力すれば、W-ZERO3や携帯電話にそれを反映させることができ、どの端末を見ても同じデータを確認できるという、データの一元化が行えるわけだ。

なお、Outlookの内容を読み込める項目は次のようになる。

  • 連絡先(アドレス帳)
  • 予定表(スケジュール)
  • 仕事(タスク)

では「インポート/エクスポート」メニューから「Outlookシンク」を選択してみよう。下の図のようなウィザードが起動する。

Outlookシンクの設定

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手動でシンク設定を行うときは、「インポート」「エクスポート」をそれぞれ選択する。ここでは同期を一気に行える「Outlookシンク」を選択した。

続いて同期する機能を「アドレス帳」「スケジュール」「タスク」の中から選択して「次へ」進む。
同時に複数の機能は選択できない。
そして「同期する機能」として「Microsoft Outlook」を選択したあと、同期する携帯電話の機種を選択する流れとなる。
「Outlookシンク同期設定」の画面では、携帯マスターNX3のデータ、Outlookのデータのうち、どちらを優先させるかなど、同期に関する細やかな設定が行える。

Outlookシンク同期設定

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Outlookとの連携についての設定が決められる。

このように自分で選んだ設定により、Outlook内に保存されているデータと携帯マスターNX3で携帯電話から吸い出したデータが、相互に活用できるようになるわけだ。

DD(WS002IN)とPCを接続してW-SIM内のデータを編集

ウィルコム対応として、携帯マスターNX3が他社ソフトに一歩先んじているのが、W-SIMモジュールやPHSへの対応だ。
通信モジュールである「W-SIM(RX410IN/RX420AL/RX420IN)」のアドレス帳データの読み込み/書き込みが、DD(WS002IN)を経由することにより可能になったのだ。
初代W-ZERO3など、W-SIMにデータを書き込みできない機種をお持ちの方にとっては、DDが必要ではあるものの、パソコンを通じてデータの編集などが行えるのはありがたい機能ではないだろうか。

DDとW-SIMを携帯マスターNX3に認識させるには、他の携帯電話と同様、USBドライバのインストールを行い、「携帯電話追加」を行えばいい。

DDとW-SIMのデータを読み込み

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本体は自動的に認識される。「読み込む機能」欄の「アドレス帳」にチェックを入れて「OK」をクリックすれば、アドレスデータが一気に携帯マスターNX3側に読み込まれる。編集して書き戻すことも可能だ。

DDを所有しているユーザーであれば、ウィルコムのW-SIM対応音声端末(nico./9(nine)など)のデータを簡単にバックアップでき、編集も行える。さらにW-ZERO3との連携にも便利だろう。
また、WX320シリーズなどの音声端末のデータバックアップ・編集にも対応しているとのことで、携帯、PHS、W-ZERO3間の垣根がより低くなったといえるのではないだろうか。

多彩なバックアップ・編集機能

最後に、今回の新バージョンで追加された便利な機能をいくつか紹介しよう。

  • Excelデータに対応 …… Excelで電話帳や住所録などを作成している場合には、CSVファイルに変換しなくても直接XLSファイルをインポートできるので、手軽にデータを取り込むことができる
  • Windows Vista用ガジェットを搭載 …… Windows Vistaユーザー向けには、携帯マスターNX3を起動せずともWindowsサイドバーにガジェットを表示できる機能が搭載された

このように携帯電話活用ソフトとして定番の機能は押さえつつ、安価な価格設定で幅広い機種に対応したことは、大いに歓迎したい。

携帯マスターNX3とW-ZERO3を接続することで連絡先・予定表・仕事などのデータが簡単にパソコンに保存できるから、Outlookを所有していないユーザーでも、ActiveSyncだけでは対応できない種類のデータのバックアップをとることができる。また、すでにOutlookを活用しているユーザーは、前述の通り、携帯電話を含めた複数の端末でPIMデータを共有することができるので、よりいっそう既存の環境を活かすことができそうだ。

W-ZERO3、携帯、PHSの中に、失いたくない重要なデータを収めている方には、ぜひ検討をおすすめしたいソフトだ。

ソフト名:携帯マスターNX3
販売元:(株)ジャングル
対応OS:Windows Vista/XP/2000
価格:携帯電話のキャリアや製品形態によって異なる(1,880円~3,980円・税込)
  • ※購入時は、対応機種やケーブルの有無をよく確認してください(アップグレード版には、ケーブルが付属しません)
  • Vectorでは、ケーブルの付属しない製品版の購入が可能です(1,786円・税込)
This article posted by tantan on 2007/12/27 23:37

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