複数口座の管理もできるシンプル操作の金銭管理ソフト/PoMo

「PoMo」は簡単な操作で収支の入力が行える金銭管理ソフト。「お財布」と称する複数の口座を個別に管理できる機能が魅力だ。同作者の「PoMo Analyzer」を導入すると自動的にデータの集計作業が行われ、月別の収支や種別ごとの明細、年間の種別単位での合計金額など、自分の「お金の使い方」がわかりやすく確認できる。
| 【ソフト名】PoMo |
|---|
| 【バージョン】β0.3.31 |
| 【作者】xi-cholo氏 |
| 【種別】フリーウェア |
| 【インストール方法】 アドバンスト・エス:ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、できたCABファイルをデバイス上で開く。 アドバンスト・エス以前のW-ZERO3:「.NET Compact Framework 2.0」と「Microsoft SQL Mobile 2005」の導入が必要。ただし、それらを内包した一括インストーラ(MSIファイル)が用意されており、ActiveSync(またはWindows Mobile デバイスセンター)経由でインストールが可能。こちらもZIPファイルで提供されているので、解凍するとMSIファイルが作成される。 |
| 【URL】http://www.xi-cholo.com/ |
| 【ソフト名】PoMo Analyzer |
|---|
| 【バージョン】β0.1.30 |
| 【作者】xi-cholo氏 |
| 【種別】フリーウェア |
| 【インストール方法】ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、できたCABファイルをW-ZERO3上で開く(アドバンスト・エスおよびそれ以前のW-ZERO3機種ともに同じ)。 |
| 【URL】http://www.xi-cholo.com/ |
機種によってインストールファイルが異なる
まずはPoMoのインストールファイルについて確認しよう。
作者サイトのダウンロードページには、2種類のインストールファイルが用意されている。「cabインストーラ版」と「msiインストーラ版」だ。
上の表の通り、PoMoをインストールするには、.NET Compact Framework 2.0とMicrosoft SQL Mobile 2005の導入が必要なので、Advanced/W-ZERO3[es](以下、アドバンスト・エス)以前のW-ZERO3では、それらを内包したmsiインストーラ版の利用をおすすめしたい。
一方、アドバンスト・エスでは、それらのファイルはすでに本体に内蔵されていて新たに追加する必要がないため、cabインストーラ版を利用すればいい。
そういうわけで、それぞれの機種に向けたインストール方法は次のようになる。
- アドバンスト・エス:cabインストーラ版から「PoMo_cab.zip」をダウンロード。解凍してできた「PoMo.cab」ファイルをアドバンスト・エスにコピーしてファイラ上で実行
- アドバンスト・エス以前のW-ZERO3機種:作者サイトにパソコンでアクセスし、msiインストーラ版のリンクより「PoMo_msi.zip」をダウンロードして解凍する。「PoMo.msi」ファイルが作成されるので、パソコンとW-ZERO3をActiveSync(またはWindows Mobileデバイスセンター)で接続した状態で、パソコンからこのファイルを実行
続いて「PoMo Analyzer」のインストールも行っておこう。
こちらはCABファイル「PoMoAnalyzer.cab」をダウンロードし、W-ZERO3上で実行すればいい。W-ZERO3なら機種にかかわらず手順は同じだ。
PoMoの起動と入力
それぞれのインストールが完了したらまず「PoMo」を起動してみよう。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「PoMo」のアイコンをタップする。
以下は起動直後の画面だ。収支の記録には2通りの方法があるが、まずは「新規追加」メニューから入力を行ってみよう。
起動直後の画面
画面左下の「新規追加」メニューを選択しよう。
すると、「日付」「種別」「適用」など収支の内訳を入力する画面になる。
日付の項目は枠の右側をタップすればカレンダーが出てくるので、そこで任意の日付の指定が可能だ。
種別や摘要は必要に応じて入力しよう。
筆者の場合、種別には「食費」「雑費」「医療費」などの大分類、「摘要」にはそれぞれの品名や明細などを記入するようにしているが、この辺りは自由に入力していただければいいと思う。
明細入力画面
入力の一例。日付、種別、摘要、金額をそれぞれ入力。金額欄の「OUT」は支出、「IN」は収入を表す。今回は財布から支出したので「OUT」を選択している。
画面内の「OK」ボタンをタップすると、摘要の項目について「○○を追加しました」という表示が出るので、さらに「OK」をタップする。
すると月の収支一覧画面に戻り、入力した内容が反映される。
続けて「新規追加」で入力を行う場合、一度入力した種別に関しては履歴が残っているので、「▼」をタップすればプルダウンメニューから選択することができる。
月の収支一覧画面
入力した情報が月別に表示される。
種別のプルダウンメニュー
一度入力した種別は登録されるので、プルダウンメニューから選択可能だ。摘要の方は、その都度、入力することになるが、空欄のままでも記録は行える(月別一覧では「未記入」と表示される)。
このように、新規追加画面で種別や摘要をその毎回入力する方法のほか、月別一覧の上の入力欄(「QuickAdd」フォーム)に摘要と金額だけを素早く入力する方法もある。
QuickAddフォームで素早く入力
支出の場合は、「『摘要』スペース『金額』」を入力。収入の場合は、「『摘要』スペース『+金額』」と、金額の前に「+」の記号をつける。アクションボタンで決定すると、一覧に追加される。
後から「種別」を変更したい場合や、摘要そのものを削除したい場合など、一度入力した内容を修正したい場合には、該当する箇所をタップ&ホールドするとコンテクストメニューが現れ、編集メニューが選択できるようになる。
タップ&ホールドして現れるコンテクストメニュー
一度入力した項目の編集が行える。
お財布(口座)を増やしてみよう
標準の「お財布」の入力・編集については上記の通りだが、今度は別の口座の管理について見ていこう。
新たに口座を増やしたい場合には、画面右下の「メニュー」→「お財布」から「新規追加」を選択する。
「お財布」の追加画面
新しく追加したい口座の名称を入力して「OK」をタップ。
「メニュー」→「お財布」で表示するサブメニューの「Default」とある下に追加した口座名が表示されるので、そこで切り替えて利用するかたちとなる。すべての口座を一覧表示することも可能だ。
初期状態は、またまっさらな画面になっているので、同様に種別、摘要、金額などを入力していけばいい。
ただし、種別については既存のものが記憶されているのでプルダウンメニューからの選択が可能だ。
必要に応じて、出張費精算の管理や個人的なお小遣い、銀行やクレジットカードの利用など目的別に管理口座を追加していくといいだろう。
一度入力した明細を別の口座にコピーしたり移動したりできるなど、編集作業も柔軟だ。
用途に合わせて「お財布」を切り替えて、上手に複数の口座を管理したい。
さらにこれらのデータは、ファイルのインポート/エクスポート機能により、パソコンなどとの連携も行いやすくなっている。
ファイルのインポート/エクスポート
インポートはCSV形式、エクスポートはXMLまたはCSV形式をサポートしている。
汎用的なデータとして入出力ができるため、活用の幅も広がることと思う。
PoMo Analyzerで集計結果を表示
PoMoでの入力が済んだら、PoMo Analyzerを起動して金銭の管理状況を確認してみよう。
「スタート」メニュー→「プログラム」→「PoMo Analyzer」のアイコンをタップする。
PoMo Analyzerの起動画面
PoMoと連動しているので、起動と同時にデータの集計画面が表示される。
最初は「月別収支推移」のタブが選択されており、1年間の収支が俯瞰できる。
初期状態では「全て表示」が選ばれており、複数口座すべての合計が表示されているが、画面上部のプルダウンメニューから口座名を選択することにより、口座別の集計も確認できる。
また、2行目のプルダウンメニューでは種別ごとの集計表示に切り替えることも可能だ。
口座単位・種別単位での表示切替
口座や種別を切り替えることにより、「どの口座」から「どんな種別のもの」に「いくら費やした」といったことが分析できる。
さらに細かい内容を把握したい場合には「月間種別明細」が便利だ。
一例として、種別の「教育費」はどの口座からいくら支払ったかを確認したいというような場合も、即時に項目を切り替えて確認できる。
月間種別明細
種別ごとの摘要も表示されるので、明細がひと目で把握できる。
このほか、種別ごとの集計が年間を通して確認できる「年間種別合計」などもあり、データの集計結果の表示はかなり多彩だ。
PoMoで手軽に入力していったデータが蓄積され、PoMo Analyzerでは目的に応じてチェックしたいデータ表示を切り替えることができる。
2つのソフトの連携によって、日々の入出金の記録から収支の内訳の確認・分析まで自動的につながるのが魅力だといえよう。
CSV形式ファイルのインポート/エクスポート機能にも対応するなどデータ展開の自由度も高いので、金銭管理ソフトとして幅広い用途に使えるのではないだろうか。







![Advanced/W-ZERO3[es]
ガイドブック](/ad/w-zero3.jpg)

