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W-ZERO3を手書きのメモ帳に変身させよう/comono HandyMemo for W-ZERO3

comono HandyMemo for W-ZERO3

「comono HandyMemo for W-ZERO3」は、手書きのメモに特化したソフト。起動すれば即座にタッチパネルに走り書きができる。
メニュー構成もシンプルで、色の種類(8色)や線の太さ(4種類)が選択可能だ。書き込んだメモは自動保存されるので、保存操作がいらず、ファイル名や保存場所を意識する必要もない。後で読み返しやすいように、左右のカーソルキーでページめくりもできるようになっている。
今回は、紙のメモ帳の感覚で使えるcomono HandyMemo for W-ZERO3を紹介していこう。

【ソフト名】comono HandyMemo for W-ZERO3
【バージョン】1.10
【作者】SaradaHouse
【種別】フリーウェア
【インストール方法】ZIPファイルを解凍し、できたフォルダ内のCABファイルをW-ZERO3にコピーして実行する
※別途、Microsoft .NET Compact Framework 2.0が必要(作者サイトに案内あり)
【URL】http://www.dgfreak.com/saradahouse/handymemo/

インストールには「Microsoft .NET Compact Framework 2.0」が必要

comono HandyMemo for W-ZERO3(以下、comono HandyMemo)のインストールを行うには、事前にMicrosoft .NET Compact Framework 2.0というソフトを入れておく必要がある。
作者のサイトの案内にもあるように、こちらからインストールファイルをパソコンでダウンロードしよう。ダウンロードしたファイルのインストールは、W-ZERO3とパソコンをActiveSyncで接続した状態で開始する。
このソフトの導入が済んだら、引き続きcomono HandyMemoのインストールファイル「HandyMemoSetup.cab」をW-ZERO3の適当なフォルダにコピーしよう。
GSFinder+ for Universalなどのファイラでこのファイルを表示し、タップするとインストールが始まる。インストール先は本体メモリ/miniSDカードどちらでも問題ない。

ソフトの起動は「スタート」メニュー→「プログラム」→「HandyMemo」から行える。

comono HandyMemoの操作画面

01.png

起動後はすぐにメモ書きができるようになっている。画面下にはアイコンメニューが並ぶ。初期設定のペンの太さは「中」で、色は「黒」だ。

アイコンのタップでペンの太さや色を変更できる

ペンの太さや色を変更したり、消しゴムやクリア(画面を白紙に戻す)などの編集機能を使いたい場合は、アイコンをタップして必要な操作を選択するか、またはソフトキー(右)を押して「メニュー」内容を表示させ、そこから選ぶ。
ペンの太さは、鉛筆のアイコンをタップ&ホールドするとメニューが現れて選ぶことができる。
色の種類は消しゴムの右隣にある黒いアイコン(初期状態の色)をタップして、8色の中から選択する。
メモの新規作成は、一番左にある白紙マークのアイコンをタップするほか、ソフトキー(左)の「メモの作成」や「メニュー」内の「メモの作成」から実行することができる。
同様に「消しゴム」や「クリア」機能も、視覚的に素早く選んでメモを編集することが可能だ。

編集コマンド

02.png

ペンの太さや消しゴムの太さなどはアイコンのタップ&ホールド、色の変更はアイコンのタップで選択メニューが出てくる。

紙のメモ帳の使いやすさを再現

紙のメモ帳では、後になって目的の内容を探したい場合に、書き込んだページをパラパラとめくっていくものである。
さらに、入力したメモは手帳などに転記したり、紙を切り取って他のノートに貼り付けたりするほか、内容によっては用事が済めば破って捨てたりもする。
comono HandyMemoでこれらの作業に当たるのが、以下の機能である。

紙のメモでの作業 comono HandyMemoでの操作
1)ページをめくって探す カーソルキーの左右でページ送り/ページ戻し
2)手帳やノートに転記 「メニュー」→「テキスト入力」
3)紙を切り取ってノートに貼り付ける 「メニュー」→「エクスポート」
4)メモを破り捨てる 「ゴミ箱」または「メニュー」→「このメモを削除」

順に見ていこう。

1)まずページをめくって探す操作は、カーソルキーの左右で行える。右のキーでページを進めて、左のキーでページが戻っていく。
comono HandyMemoは、1ページごとにファイル名を自動的に付けて保存しているのだが(後述)、普段書き手はそれを意識することなくページめくりができる。
メモは全部で64ページまで取ることができ、それを超えた場合は、既存のページを削除してから新しいメモを作成するかたちとなる。

2)メモを手帳やノートに転記する作業は、W-ZERO3では別のソフトにテキストメモを渡すことに当たるが、これは「テキスト入力」機能で行える。「メニュー」→「テキスト入力」を選択すると、小さなテキストボックスが現れ、背後のメモ画面を見ながら、その中に文字を入力していくことができる。それらはテキストデータとして扱われるので、後ほどさまざまな編集が可能だ。
入力が終わり、「OK」ボタンをタップしてウィンドウを閉じた時点で、テキストデータはクリップボードに保管される。続けて、別のソフトを起動して貼り付け操作を行えば、メモの内容を簡単に転記できるというわけだ。

テキスト入力

03.png

手書きメモを見ながら、テキストデータとして転記する。

3)紙を切り取ってノートに貼り付ける。これは「エクスポート」機能で実現できる。手書き文字やイラストなどをそのまま、ひとつの画像ファイルとして保存するのだ。ファイルの形式は「GIF」「BMP」「JPG」「PNG」の4つから選択できる。
画像サイズも「原寸」のほか、「1/2」「1/3」縮小が指定できる。
手書きのイラストや肉筆のメモを画像としてメールに添付するもいいかもしれない。もちろんほかのソフトでの利用も可能だ。

エクスポートするデータの保存先は、通常は「My Documents」フォルダ内など、OS標準の仕様で指定できるフォルダのみが表示されるが、ホーミン氏の「FileDialogChanger」を導入しておけば、自由な場所に指定できる。

4)最後にメモ紙を破り捨てる作業。これは単純に、破棄したいメモ画面を表示させた状態で、ゴミ箱アイコンをタップするだけだ。本当に消去してよいか確認画面も出てくるので安心だ。

以上のように、comono HandyMemoでは紙のメモ帳の使い勝手に近づけるよう、直感的に操作できる工夫がなされているのである。

ゴミ箱の確認場面

04.png

不要になったり処理済みになったメモをゴミ箱へ。念のため消去前に確認してくれる。

メモデータの自動保存先を変更する

メモのファイル名・保存場所を意識せず使えるcomono HandyMemoだが、どこにデータが蓄積・管理されているか把握しておきたい場合もある。
初期設定では、データの格納先は本体メモリの「My Documents/HandyMemo」ディレクトリで、GIF形式のファイルとして自動保存される。
ActiveSyncの設定で「ファイル」を同期対象にしておけば、これらのメモファイルがパソコンにも保存されてバックアップにもなるし、内容をパソコンでもすぐに確認できるようになる。
ただ、ユーザーのなかにはメモデータの保存先をminiSDカードなどに変更したいと思う方もいるかもしれない。
作者の動作保証外だが、以下の手順で保存先を変更できるので、必要な方は試してみよう。ただし、実行の前に、元となる設定ファイルのバックアップを取ってから自己責任で行ってほしい。

メモデータの保存先フォルダの変更方法

●用意するもの:「JUsquid」などのテキストエディタ(保存時に文字コードを指定できるもの)

  • ※もしくは、以下に示す設定ファイルをパソコンにコピーして、「メモ帳」などで編集した後、W-ZERO3の元の場所に戻してもいい。

●手順
1)comono HandyMemoのインストール先である「ProgramFiles/HandyMemo」フォルダの中に「settings_v010.xml」というファイルがあるので、これをテキストエディタで開く(ファイラなどから直接開こうとすると、ブラウザが起動してしまうので注意)。
ファイルが見つからない場合は、一度comono HandyMemoを終了させて再度ディレクトリを確認してみよう。

2)<SaveFolder>と</SaveFolder>の間に挟まれた箇所が保存先のフォルダ名となっているので、ここを変更する。

  • 初期状態:<SaveFolder>¥My Documents¥HandyMemo</SaveFolder>
  • 変更例 :<SaveFolder>¥miniSDカード¥data¥HandyMemo</SaveFolder>
  • ※ただし「¥」記号は半角で入力する。

3)書き換えが終了したら、上書き保存する。なお、文字コードは「UTF-8」を指定する。

4)以降、comono HandyMemoを起動してメモをとると、上記の変更例の場合ではminiSDカード内のフォルダにデータが保存されるようになる。
だが、通常自動保存されるメモデータの容量はそれほど大きいものでもないし、作者の保証外ということもあるので、どうしてもという場合以外は初期設定のままにしておくことをおすすめしたい。

設定ファイルの記述

05.png

保存先のフォルダ名を編集。文字コード「UTF-8」で保存することを忘れずに。

手書きのよさとデジタルの長所を組み合わせられるソフト

以上のように、comono HandyMemoでは、紙のメモ帳の感覚でどんどん書き込んだものを必要に応じて画像として保存したり、外部ソフトへデータを渡すことによって、有効活用することができる。
不要になったら気軽に捨てて、アイデアが生まれたり、さっと走り書きしたくなったら、新しいページに自由に書いてゆけばいい。後で見直したり、転記したり、削除したりすることによってメモが活性化していくだろう。

画面の表示サイズは、標準環境のみならずRealVGAにも対応している。ただしメニュー表示の都合で、環境によってはシステムフォントの微調整が必要な場合もあるようだ。

機能の面で、もしひとつ贅沢をいうとすれば、メモが自動保存される場所をオプションメニューなどで簡単に変更できるようなると、さらに使いやすくなるのではないだろうか。現状のように設定ファイルを書き換える手法では、やや敷居が高いようにも感じられるためだ。
また、一度選んだ線の太さや色が、ソフトを終了しても保持されるようになると、より使い勝手がよくなるようにも思われる。

W-ZERO3標準のメモ帳は、「PWI」ファイルという独自形式で保存されるが、comono HandyMemoでは手書きメモを一般的な画像ファイルとして保存し、幅広く活用ができる。
常に持ち歩くW-ZERO3に手書きメモ帳の役割を持たせて、とっさのひらめきを逃さないようにしたいと思う。

This article posted by tantan on 2007/01/23 10:30

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