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テキストを暗号化して保存できるメモ管理ソフト/TOMBO

TOMBO

「TOMBO」は階層型のメモ管理ツールだ。近頃ではとくにメモやノートを携帯してアイデアや情報を素早くこまめに書き込むことの重要性が叫ばれているが、常に持ち歩くW-ZERO3でTOMBOを使えば、外出中でもメモの作成・分類が行いやすくなる。メモの管理に利用するツリー構造は独自形式でなく、パソコンでおなじみのフォルダやファイルと同じしくみなので難しい知識も必要ない。ファイルごとの暗号化も手軽にできるセキュリティ機能も備えながら、操作はシンプルに済むように設計されている。

【ソフト名】TOMBO
【バージョン】Ver.2.0 beta4
【作者】Tomohisa Hirami氏
【種別】フリーウェア
【インストール方法】ZIPファイルを解凍してできたフォルダ内のCABファイルをW-ZERO3で開く
【URL】http://tombo.sourceforge.jp/

インストールファイルを入手しよう

TOMBOの最新バージョンはこちらのダウンロードページ から入手できる。
今回は、ベータ版だがW-ZERO3シリーズに対応している「Ver.2.0 beta4」(Tombo_2_0b4_wm5_jp.zip)をダウンロードしよう。
リンク先をクリックすると、ダウンロードサーバーの選択画面につながる。好きなダウンロードアイコンを選択するとZIPファイルをダウンロードすることができる。

ダウンロードサーバーの選択

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アイコンをクリックするとダウンロードが始まる。

保存したZIPファイルを解凍すると、フォルダの中に「Tombo_jp.arm.CAB」というファイルができているので、これをW-ZERO3に転送する(もちろん、W-ZERO3でダウンロードした後、「Exぱんだ」などで解凍しても構わない)。こちらのページの「1)CAB形式による配布」で紹介している方法のように、ファイラーを利用してインストールを実行することができる。
インストール先はminiSDカードを指定することも可能だ。

起動して、メモを入力しよう

TOMBOを起動すると、起動画面は、上下2段に分かれているのがわかる。これがテキスト管理画面で、上段にメモのタイトルやフォルダ、下段にメモの内容が表示される。上下を分割するフレームの位置はドラッグによって変更可能だ。
メニューはソフトキーに対応しており、W-ZERO3[es]なら片手操作でフォルダ作成をしたり、メモを入力したりすることができる。
また、メモを保存するフォルダは、初期設定では本体メモリ内の「My Documents」フォルダになっているが、miniSDカードなど別の場所に変更したい場合は、ソフトキー2(右)の「ツール」メニューから「プロパティ」→「プロパティ」を選択すれば、保存先の指定が可能だ。

「プロパティ」の「メモ」設定

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「メモフォルダ」の欄でメモの保存場所を指定することができる

このような簡単な準備がすんだら、早速メモを入力してみよう。「メモ」メニュー→「新規メモ」を選択するとテキスト入力画面になる。
テンキーやフルキーボード、手書き入力パネルなど好きな入力方法を選んで入力を行うことができる。入力したあとは「OK」ボタンを押すと保存確認画面が出てくるので、「はい」で一度保存しよう。

新規メモの入力画面

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左ソフトキーの「メモ」メニューから「新規メモ」を選択する。

入力方法は自由に利用可能

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メモ入力画面。キーボードだけでなく、手書きパネルからメモを取ることも可能だ。

使い始めは、ファイルの分類などにはこだわらずにどんどんメモを取っていくこともあるだろうが、フォルダによる階層管理が必要な場合は、メモの管理画面で「ツール」メニュー→「ファイル」→「新規フォルダ」を選択して新しいフォルダを作成しよう。すると「メモ」の下にフォルダが作成される。このフォルダにデータを移したければ、メモファイルをタップ&ホールドして現れるコンテクストメニューを使って、「切り取り」と「貼り付け」をしよう。
作成したフォルダの下にさらにサブフォルダを作りたい場合は、親フォルダの名称をタップ&ホールドして同じように「新規フォルダ」を選択すればいい。
このようにTOMBOでは、通常のファイラーとほぼ同じ要領でフォルダ/メモの作成、編集が行えるのがおわかりいただけるだろう。

メモの編集

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ファイルをタップ&ホールドするとコンテクストメニューが現れて、各種の操作を行うことができる。

ファイルを暗号化/復号化してみよう

TOMBOの大きな特徴といえるのが、フォルダ/ファイルの暗号化機能だ。
フォルダ単位、ファイル単位でその内容を暗号化することが可能なため、表示する際にパスワードが必要な秘密のテキストと自由に開けるオープンなテキストとを一緒に管理することができる。
パスワードには、GnuPGの128bit BLOWFISHアルゴリズムに基づく暗号化ライブラリが使用されており、安定性が高い。
ただし、暗号化が強力なゆえに、パスワードを忘れない工夫も必要だ。よく気をつけて、自己責任で設定・管理してほしい。

ファイルの暗号化

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メモの管理画面で目的のファイルやフォルダをタップ&ホールドしてコンテクストメニューから「暗号化」を選ぶ。続いてパスワードの入力が求められるので、同じ文字列を2回入力する。パスワードは自分が忘れないものにしよう。入力がすむとファイルにカギのアイコンが付く。

パスワード入力画面

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暗号化されたファイルを開こうとしてタップすると、パスワードを要求される。

なお、テキストを暗号化されていない状態に戻す(復号化する)には、パスワードを入力してテキストを読み込める状態になったときに、そのファイルをタップ&ホールドし、メニューから「復号化」を選ぶ。これでカギのアイコンが消去されるて、タップだけで開けるファイルとなる。

以上のような暗号化/復号化の操作はソフトキー2(右)の「ツール」メニュー→「セキュリティ」から行うことも可能だ。こちらは片手操作に向いている。

データベースを検索するコツ

TOMBOをデータベースとして活用する場合など、大容量のテキストを扱う場合は、多数のフォルダ、文書の管理を効率よく行うことが必要になる。本来、目的のキーワードを膨大なテキストの中から探すのは至難の業だが、TOMBOにはそんなときに役立つ検索機能が備わっている。

まずは通常の「検索」だ。こちらはいわゆる全文検索に該当する。
テキストの管理画面で「ツール」メニュー→「検索」→「検索」を選択すると、「検索文字列」の入力画面になる(画面をタップ&ホールドして表示されるコンテテクストメニューからも「検索」を選ぶことができる)。
検索条件は文字列のほかに、大文字小文字の区別、検索方向などが指定でき、暗号化したファイルの検索も行える。また、一度入力したキーワードは履歴となってプルダウンメニューから選択できる。
今回は一例として、データの中からとある本のタイトルを検索してみた。検索条件にヒットしたものは、下の図のように表示される。

検索文字列の入力

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「レストラン」で全文を検索。検索条件も各種設定できる。

検索結果

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検索キーワードがハイライトされた状態で表示された。

さらに別の検索方法としては、「ツール」メニュー→「プロパティ」から選択できる「仮想フォルダ」の利用が挙げられる。
これは「条件検索とその結果の保存」とでもいうべき機能で、「検索フィルタ」「件数フィルタ」「日付フィルタ」「ソートフィルタ」といった項目を指定して、それらの条件に一致したメモを集めることができる。
たとえば「●日前より古いメモ」でかつ「××というキーワード」が含まれたメモを探す、というように複数の条件を組み合わせた検索も可能だ。
該当するメモ・フォルダをいったん仮想ファイルとして登録することができるので、後からの参照が楽だったり、または不要になった場合には一気にまとめて削除したり、という活用方法が考えられる。

日付フィルタ

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「仮想フォルダ」を作成する際に、複数のフィルタ(条件検索)が指定できる。

仮想フォルダの登録画面

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各フィルタによって絞り込まれた検索結果を仮想フォルダとして登録できる。

パソコンとのファイル共有

TOMBOは各種プラットフォームに対応しており、W-ZERO3シリーズとActiveSyncできるWindowsパソコン用のバージョンも用意されている。
メモ保存フォルダを以下のように設定すれば、ActiveSyncを行った際に、ファイルの同期が可能だ。

W-ZERO3側:
メインメモリの「My Documents」フォルダ
Windows側:
ActiveSyncで設定した同期フォルダ(個々のマシンによって名称が異なる。Windows版TOMBOのメモ保存フォルダをここに指定する)

ただしこの設定だと、テキストファイルが大容量になった場合にW-ZERO3の本体メモリを圧迫するおそれもあるため、手動でActiveSyncの「エクスプローラ」を起動し、それぞれのファイルをコピーするというやり方もある。
「同期」というかたちにこだわるのであれば、W-ZERO3内の指定したフォルダをパソコンとの同期の対象にできる「MobSync」を利用してもいいだろう。MobSyncを使えば、メモ保存用のフォルダをminiSDカード内に指定したまま同期を行えるので、パソコンとのデータのやりとりが多い場合は、このソフトを導入すると便利だ。

パソコンとテキストファイルが共有できれば、ゆっくり腰を落ち着けて文書を入力するときはパソコン版のTOMBOで行い、外出先ではW-ZERO3でそれを読み返したり、ときには新たなメモを書き加えてあとで互いに同期する、というように、場所を選ばずテキストの作成・確認・編集ができることになる。
また双方に情報が記録されれば、大事な文書やメモを互いにバックアップするかたちとなり、文書管理の面でも安心だ。

今日の日付や現在時刻の表示形式を設定

メモや文章を書き出す際には、まず冒頭に日付や時刻を入れることも多いだろう。TOMBOで日付や時間を、自分の好きな形式で挿入する手順を紹介しよう。

TOMBOでは、日付や時刻の挿入は、テキスト入力画面の「ツール」メニュー→「編集」→「日付1(または日付2)の挿入」で実行できる。

初期設定では、書式は

  • 日付1:xxxx年xx月xx日
  • 日付2:xx:xx:xx(時:分:秒)

となっている。

これを好きな表示形式にするには、テキスト管理画面の「ツール」メニュー→「プロパティ」→「プロパティ」で開く画面の「日付」タブを選択する。
下に書式の一覧が出ているので、それを見ながら記号を当てはめていこう。

日付表示の設定

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表示の記号を、年:月:日(曜日)に当てはめる。年や月、曜日を英語表記にしたりするなど、好みの表示に置き換えることができる。時間の表示についても同様で、時:分:秒の前の部分にそれぞれ好きな記号を設定することもできる。

ここで設定が完了すると、以降は文章中に日付を好みのかたちで挿入することが可能となる。

なお、この「プロパティ」画面ではこのほかにも、パスワードの記憶時間を指定するセキュリティや、文章全体のフォント選択、外部アプリケーションとの関連付けやファイルの文字コード設定など、重要な内容が指定できるようになっている。一度目を通しておくといいだろう。

テキスト管理を効果的に行えるTOMBO

TOMBOは操作や構成はシンプルながら、強力な暗号化機能と検索機能を備えた便利なテキスト管理ツールだ。ユーザーの使い方次第で鍵付きの日記帳からパスワード管理、アイデアメモの整理など幅広い活用方法が考えられる。
Windowsパソコンと暗号化の状態を保ったままデータをやり取りすることも可能なので、セキュリティ面やデータのバックアップという点で、安心して利用できるのもメリットのひとつである。
蓄積されたメモは書きっ放しにせず、あとで見返して確認したり展開させたりすることが大事だ。そんなとき素早く目的のキーワードを探し出せて、分類作業も行いやすいTOMBOがきっと役に立つことと思う。

This article posted by tantan on 2006/12/04 17:25

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