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マインドマップでアイデアやメモを自在に関連付けして整理/Pocket MindMap

Pocket MindMap

マインドマップというツールをご存知だろうか。イギリスのコンサルタント、トニー・ブザン氏が提唱した「思考を整理するための記法」で、近年ビジネスマンを中心に注目を集めている。マインドマップでは、ひとつのテーマを中心に、複数の樹形図でアイデアや発想を広げ、放射状にキーワードを記述していく。関連する情報をつなげ、文字や線の色を使い分けたり、イラストを配置することによって、より記憶に残りやすいノートを取ることができるのである。今回紹介する「Pocket MindMap」は、W-ZERO3シリーズ対応のマインドマップを簡単に作成できるソフトだ。

【ソフト名】Pocket MindMap
【バージョン】Ver.1.3.2
【販売元】ネオテニーベンチャー開発(株)
【価格】7,665円(税込。30日試用可)
【インストール方法】ActiveSyncでW-ZERO3をパソコンと接続した状態で、ダウンロードした「Pocket MindMapEN.exe」ファイルを実行
【URL】http://nvd.typo3.ne.jp/products/pocketmindmap/

30日間の無料体験版を試してみよう

Pocket MindMap には、製品版と同じ機能が使える30日間の無料体験版が用意されている。
まずは体験版ダウンロードページからダウンロードフォームに必要事項を記入し、インストールファイルを入手しよう。
ソフトのインストール方法の「2)パソコン用のEXE形式(インストーラー)による配布」のように、パソコン側からActiveSyncを使ってインストールを実行する。英語版ソフトのため、メニューはほとんど英語表記となっているが、マップの中身は日本語の記述が可能だ。

初回起動時の画面

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体験版なので、ライセンスキーなどの入力は必要ない。そのまま「OK」ボタンをタップして先に進もう。

マインドマップ作成初期画面

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テーマのタイトル(Subject)が中心に表示されている。文字の部分をタップすると、自分の好きな名称に変更することができる。

トピック(枝)を追加しよう

タイトルが決まったら、次は大きな枝となるトピック(基本アイデア)を追加していこう。
「新規」メニューを選択すると、中央のタイトルとつながった「Firstlevel」というトピックが表示される。こちらも名称を自由に変更できる。中央のタイトルをタップしてフォーカスを戻してから「新規」を選ぶと、その周囲を放射状にトピックが追加されていく。

マインドマップの基本画面

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タイトルを中心に据え、トピックが枝分かれしていく。親のトピックを基点に、子のトピックをさらに増やしていくことも可能だ。

続いて、各トピックごとに情報やイメージを入力していこう。
「Topic」メニューから「Add Multiple」を選択すると、テキスト入力画面になるので、記入を行おう。同じトピックを選んだ状態でこの操作を繰り返してテキストを記述していくと、それぞれのテキストが枝のパーツのように列挙されていく。

テキストノート画面

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トピックの中にテキストを書き連ねていく。早く読み書きできるようにシンプルなキーワードを入力するのがおすすめだ。

さらに、トピックやテキストノートをタップ&ホールドするとポップアップメニューが現れる。ここでは以下のような情報を中心に盛り込んでいくことができる。

  • 色分け(「Marker」を選択)
  • シンボル表示(「Properties」→「Symbols」タブを選択)
  • 手書きメモ、イメージ(「Scribble」を選択」)
  • 音声メモ(「Record」を選択)
  • 優先度・リソース・期限・達成率などのタスク情報(「Properties」→「Task」タブを選択
  • ハイパーリンク(「Properties」→「General」タブを選択)

トピックに属性を追加する

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トピックを選択してポップアップメニューを表示。トピックやテキストノートが後でわかりやすくなるように、修飾したり補足説明をつけていく。

余白の部分をタップ&ホールドすると、「Floating Topic」というメニューが選択できる。
これはいわばトピックの仮置きで、どのキーワードに関連付けていいか迷ったり、一時的な覚え書きとして書き留めておきたい場合などに便利である。
もちろんこのトピックも、後から中心のテーマにつなげたり、他のグループに編入させたりできる。

余白にも書き込める

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「Floating Topic」は空いているところに柔軟に記入すればいい。後からの編集も可能だ。

マップの整理や関連付けをしてみよう

ある程度自由に記入したら、今度はマップの中身を整理して見栄えよく理解しやすいものにしていこう。
トピックやテキスト・イメージなどのパーツ類はスタイラスペンでなぞって動かすことにより、バランスを確認しながら位置の調整ができる。
アイデアや記入事項が増えていったとしても、配置を見直すことにより、枝を外に伸ばすように情報を書き加えていくことができるのだ。

ただ、「W-ZERO3でマインドマップと言っても、画面が小さいから書きにくいのでは?」と思う読者もいるかもしれない。
だがこのソフトでは、限られた画面の中で多くの情報を書き込みやすくするための工夫がなされている。

たとえば、まず、画面の隅のほうに表示されているトピックについてさらに細かく記述したいとする。その場合、一旦そのトピックをタップしてから、「Topic」メニュー→「Set Focus」を選択すると、それが画面中央に表示され、入力がしやすくなる。

さらに、「Topic」→「Promote to Map」を選択すれば、選択しているトピックが単独で表示されるので、それに派生するキーワードやイメージがより書き込みやすくなる。
この操作で追加される矢印アイコンをタップすれば、元のマップ全体の画面に戻る。

そのほか、余白の部分でスタイラスをドラッグすれば、画面のスクロールも可能だ。スクロールバーやキーボードの方向キーなどを使う以外にも、目的のトピックに素早くアクセスができるようなかたちになっているのだ。

マップの全体図

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「Map」メニューから「Eagles View」を選択すると、ページ全体を俯瞰することができる。ただし、記述された内容を確認するには、部分的に表示枠を移動して眺める必要がある。

「Reference」メニューは、離れた位置にあるトピック間でも内容的に関連があり、その繋がりを表したいときに選択する。これにより、トピック同士の連携イメージがつかみやすくなる。
操作方法はまず、1つのトピックをタップ&ホールドしてポップアップメニューから「Reference」を選び、別のトピックを選択してみよう。「Select Reference Type」とダイアログが表示されるので、矢印のタイプを選んで「OK」をタップすれば、両トピックの関連づけが可能となる。矢印のタイプは初期状態では、比較(comparable to)、由来(derived from)、先行・前任者(predecessor)、必要条件(prerequisite)、関連(relation to)、参照(see also)から選ぶことができ、新たに追加することも可能だ。

トピック同士の関連付け

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情報の繋がりをラインで表現することにより、関連性が強調されてわかりやすいものとなる。

また「Map」メニュー→「Outline View」メニューを選ぶと、通常のマップ画面だけでなく、箇条書きのアウトライン表示へ切り替えられる。こちらでも入力・編集が可能なので、内容により見やすい形で表示するといいだろう。

アウトラインでの表示

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内容によっては箇条書きの方がしっくりくる場合もあるので、好みに合わせて表示を切り替えよう。

以上のような要領で作成したマインドマップは、W-ZERO3単体でその内容を再構成したり、各種データ(HTML、Text、Bitmapなど)へエクスポートすることも可能だが、さらに活用したい場合は別売りのパソコン版「MindManager」 をあわせて使用するのもいいだろう。
W-ZERO3からデータをMindManager用に変換してパソコンに渡すには、まず「Tools」メニューの「Import / Export」から「Export」を選択する。つぎに「Filename」データの出力先と名称を確認し、「Format」を「MindManager 6」に指定して「OK」ボタンをタップ。しばらく経って「Export successful.」と表示されれば変換成功。こうして出力されたファイルを、ActiveSyncやminiSDカードを利用してパソコンにコピーすればいい。

データのエクスポート設定画面

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各種データフォーマットへの出力が可能になっている。

パソコン版の「MindManager」も、体験版(こちらは21日間無料)がダウンロードできるので、「Pocket MindMap」との連携に興味のある方は、エクスポートされたファイルを読み込んでみよう。変換後のイメージをパソコンのモニタで確認して使いやすさを検討することができる。
なお、パソコンの「MindManager」で作成されたデータは、変換操作をしなくても「Pocket MindMap」で読み込むことができる。

Pocket MindMap その長所と短所

今回はW-ZERO3[es]で「Pocket MindMap」を使ってみたが、好感をもったのは、この小さい画面で予想以上に快適にマインドマップが書けたことだ。
文字通り手のひらにのる端末で、起動を待たされることなく、場所を取らずに記入ができるので、外出先でのちょっとした空き時間や、電車の中などでもさっとメモやアイデアを整理することが可能なのだ。
トピック(枝)やその枝にぶら下がる情報パーツをバランスを取りながら配置することができるうえ、色やイメージで装飾して見やすくしたり、関連するキーワード同士をつなげたりすることにより、テーマに関する理解や記憶が一層深まっていく。
小さい画面でありながら、「入力スペース」に制限がないため、発想や情報を外に向かって制約なく書けるのが、サイズが決まっている紙に勝る点かもしれない。
別売りのパソコン版「MindManager」と連携することにより、一度作ったデータをさらに有効活用し、Officeソフトなどに展開できる点も魅力だ。

一方、短所というべきか、要望として挙げたいのは、やはりメニューの英語表記を日本語化してほしいということである。メニューが英語であるということで、ややとっつきにくい印象となってしまうのは残念だ。用語の意味さえわかれば、あとは直感的に操作できるツールであると思う。

マインドマップは、ビジネスのアイデアを整理するだけでなく、読書メモや料理のレシピ、年間計画や学生の授業ノートなど、職業や年齢に関わらず幅広い分野に応用できるツールである。無料体験版をインストールして、きれいに手早くマインドマップが書けるこの使い勝手をぜひ確認していただきたい。

This article posted by tantan on 2006/10/23 13:39

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