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第4回 専用ツールを使ってテーマを自作する ー「幻律編 その2」

前回の記事では、「幻律」の魅力について簡単に解説したが、今回の記事からは実際にどのような方法で作業を進めるのか細かく解説していこう。まずは幻律をインストールして、アプリケーションのしくみを理解してほしい。

【ソフト名】幻律
【バージョン】1.15
【作者】ねふぁ氏
【価格】1050円(シェアウェア 試用版あり)
【URL】http://nefastudio.net/

幻律のインストール

作者ねふぁ氏サイト「Cafe Cappuccino」のトップ画面から「SOFTWARE」→「Theme Creator」→「SOFTWARE」と進み、「幻律試用版」をクリックしてダウンロードしよう。ダウンロードしたZIP形式のファイルを解凍すると、フォルダ内には幻律の実行ファイルに加えてマニュアルのフォルダやインストール方法、製品購入方法などが明記された「ReadMe.txt」「product.txt」というテキストファイルが同封されている。まず最初にこのテキストファイルを熟読しよう。その後「nfthemeeditor_xp.exe」をダブルクリックすると、パソコン用の幻律が起動する。

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フォルダ内にはパソコン実行用の「nfthemeeditor_xp.exe」とWindows Mobile 5デバイス用の「installce.exe」と「nfthemeeditor_ARM.CAB」が同封されている。

幻律での画像の扱い方

テーマ作成にかかる前に、幻律での画像の読み込み方や編集の方法を先に解説しておこう。幻律側でどんなことができるのか理解し、背景画像を用意する際やテーマ作成時の作業の参考にしてほしい。テーマに使用する画像ファイルは、ある程度編集した後、幻律の編集画面へマウスでドラッグ&ドロップしても読み込むことは可能だが、「設定」のプルダウンメニューを利用すれば以下のことができる。

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背景画像 パソコン内にある画像ファイル(JPG/BMP/GIF形式)を選択し貼り付ける
スタートメニュー画像
LS背景画像 〃(「LS」とはLandscape[横画面]のこと)
LSスタートメニュー画像
別画像からコピー 別の場所(上記4カ所)で使用した画像を貼り付ける
画像をクリア 貼り付けた画像を消去する(貼り付けのやり直し)
画面キャプチャ

パソコンの画面に表示した画像を、各背景画像へ貼り付ける

【操作方法】

1)プルダウンメニューから、画像を貼り付けたい場所を選択する

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2)デスクトップに使用したい画像を表示させ、「画面キャプチャ」を選択

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3)表示されるサイズを確認しながらマウスでドラッグ(矩形指定)

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4)指定した画像が編集画面に取り込まれる

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画像設定 特別変更する必要はない
QVGA/VGAモード デバイスに合ったサイズを選ぶ(W-ZERO3はVGAモード)
テーマ名 テーマ名を任意で指定
作者名 任意(テーマ内に表示はされない)

背景画像を読み込んだ後にも、画像の位置や明るさ、縮小の微調整が可能だ。

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位置の調節は、矢印をクリックするか、画面上で直接画像をドラッグして行うことができる。
明るさや縮小の調節は、ボタン中央部分を押したまま左右にドラッグして行う。

配色の設定方法

テーマ作りでは、背景画像を基にして、画面の各部分の色をいかにバランスよく指定するかが最大のポイントとなる。幻律では、「コマンドバー固定色」「スタートメニュー文字色」など配色が可能な場所をプルダウンメニューから選択し、編集画面中ほどにある「この設定を指定する」にチェックを入れると、各所に色を細かく指定していくことが可能だ。RGBの各バーをマウスでそれぞれスライドして色を作る方法に加えて、別ウィンドウで立ち上がるカラーパレットを利用することで、色の指定に自由度と安定感が増す。そのカラーパレットの使い方も先に解説しておこう。

上述のように、編集画面で配色可能な部分をプルダウンメニューから選択すると、プレビュー画像の下に「この設定を指定する」とチェックボックスが現れる。このボックスをクリックしてから、右下の■をクリックすると、カラーパレットが別ウィンドウで立ち上がる。
カラーパレットの種類はプルダウンメニューで選択して使い分けよう。

Besehueグラデーション

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基本色(BaseHue)で選んだ色を基にしたグラデーションパレットが表示される

カスタムパレット1~5

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「元の色」「新しい色」のマス内にある色をドラッグして保存する(「新しい色」は下のバーでRGBの数値を調整して作ることができる)。「Gradation」ボタンでは、作った色を基にしたグラデーションパレットを作成

背景画像/スタートメニュー画像

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背景やスタートメニューに設定した画像から色を取得するスポイト機能が便利

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スポイトの下のアイコンをクリックすると、画像を画面内でドラッグして動かせるようになる。必要な色がある部分を表示させ、スポイトアイコンを再びクリックして色を取得する

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スポイトで吸い取った色が「新しい色」のマスに表示された状態で「カスタムパレット1~5」を表示させれば、吸い取った色をマス目に貼り付けて取っておくこともできる

テーマを作ってみよう

では実際に黒系の背景画像を1枚用意し、上下のバーの色、Today画面のフォントと区切り線の変更をした簡単なテーマを作ってみることとしよう。使用した画像は、あらかじめデジカメで撮影したものをパソコンで黒めに編集し、800×600ピクセルにリサイズしたものだ。説明したとおり、幻律のプルダウンメニューで手を加えたい箇所を指定しながら作業を進めていく。

1)「背景画像 調整」で背景の画像を指定

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幻律を起動し、プルダウンメニューで「背景画像 調整」を選択、デスクトップ上に保存していた画像を幻律の編集ウィンドウへドラッグ&ドロップした。
縦画面/横画面で背景画像がどう表示されるかひと目でわかる。

2)「スタートメニュー画像 調整」で画像を指定

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同じように「スタートメニュー画像 調整」をプルダウンメニューから選択し、編集画面に同じ画像をドラッグ&ドロップした
画像をマウスで少し左にずらして位置を調整し、編集画面の右側にある「画像調整」の中の「明るさ」を50%に設定することで、メインの背景画像と少しだけ違いを出してみた。

3)「コマンドバー固定色」「ナビゲーションバー固定色」を指定

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プルダウンメニューから「コマンドバー固定色」を選択。上下のバーを背景に合わせた黒一色にするために、「この設定を指定する」にチェックを入れ、黒に変更。「ナビゲーションバー固定色」も同様に黒に変更した。

4)「Today画面文字色」「Today画面分割線」を指定

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「Today画面文字色」「Today画面分割線」はどちらも、標準では背景画像色と同じ黒なので見づらい。ここは「この設定を指定する」にチェックを入れ、Red/Green/Blueの値をそれぞれ「255」に変更して白にした。

5)「テーマ名」を決める

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「設定」→「テーマ名」でテーマの名前を指定する。
ここで指定した名前は「保存」した際のファイル名となる。
テーマを保存した後にこのファイル名を変更してしまうと、上下のバーの色や基本色などせっかく作った設定がW-ZERO3側で反映しなくなる場合があるので、必ずここで指定するようにしよう(詳しくは以降の記事で解説)。

6)「保存」した後W-ZERO3へ

作成したテーマファイルは「ファイル」→「保存」と選択すると幻律の実行ファイルのあるフォルダへ保存され、「名前を付けて保存」を選択すると保存先が指定できる。できあがったテーマファイルをW-ZERO3へ転送し確認してみよう。

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このとおり、背景にマッチした黒いバーをもつオリジナルテーマが完成した。

背景画像の取り込み方、色指定のやり方などおわかりいただけただろうか。幻律での作業は何度でもやり直しができるので、いろいろな組み合わせを楽しんでいただきたい。編集画面のプルダウンメニューがどこの場所を指しているのか、最初は戸惑うこともあると思うが、画面に出る矢印や「?」ボタン、画面右のHELP(クリックすると拡大表示)を参考にするといいだろう。

次回は背景画像にもうひと工夫加えたテーマ作りを予定している。

<執筆者プロフィール>

Arie

Arieのいろいろ日記」の管理人。枕元のモバイルデバイスONで1日がスタートし、OFFで1日が終わるという毎日を送っている一児の母。手持ちデバイスは子育て感覚で楽しくカスタマイズしています。只今デジタル一眼の修行中。

This article posted by staff on 2006/11/17 11:58

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