第3回 専用ツールを使ってテーマを自作する ー「幻律編 その1」
エントリー部門のための「日記アプリケーションの開発」記事が一段落したところで、引き続き、テーマファイルの編集方法についてまとめていく。本記事からは数回にわたり、現在Web上で配布されているテーマ作成ツールの中でも、もっとも細かい設定が可能で使いやすいと言える「幻律」を使ったテーマ作成と編集の仕方を解説していこう。
「テーマ」が、Today画面を表示したときの見た目を変えるだけにとどまらないことは、第1回目の記事でお伝えした通りだ。テーマファイルでは、メニューやメッセージの表示など、画面のさまざまな部分も背景画像や色彩を指定することが可能なのだ。
画面の細部にいたるまで色味や見た目を調整するには、細かい設定が可能なテーマ作成ツールが必要。そこで、幻律の登場となる。
幻律は、パソコン用とWindows Mobile 5デバイス(例えばW-ZERO3、W-ZERO3[es])用の2つのアプリケーションがセットで配布されている。今回以降の記事では、パソコン用の幻律の使い方を中心に、回を分けて解説し、最終回でW-ZERO3上で動作する幻律を紹介する。シェアウェアだが機能制限がない状態で試用できるので、ぜひこの機会に幻律を使ったテーマ作りにチャレンジしていただきたい。
| 【ソフト名】幻律 |
|---|
| 【バージョン】1.15 |
| 【作者】ねふぁ氏 |
| 【価格】1050円(シェアウェア 試用版あり) |
| 【URL】http://nefastudio.net/ |
| パソコン版とWindows Mobile 5版がある。Windows Mobile 5版を使えば、W-ZERO3などのデバイス上でも、パソコンとほぼ同様にテーマ作成が可能。 |
幻律の魅力
1.環境を選ばない
幻律は、OSがWindows XPのパソコンで使用できるファイルと、Windows Mobile 5を搭載したW-ZERO3などのデバイスで使用できるファイルが一緒に配布されている。どちらも操作画面がよく似ているため、パソコンでもW-ZERO3でも、VGA用とQVGA用のテーマファイルをほぼ同じ感覚で扱うことができる(画像サイズを調整するとリアルVGA用のテーマなども作成可能)。
幻律を使えば、パソコンで作成したテーマをW-ZERO3に転送して実際の画面で確認した後、そのままデバイス上で微調整ができる。さらに、MacintoshユーザーでWindowsパソコンを持っていなかったり、W-ZERO3をパソコンなしの単体で使用していたりといった理由で、これまでテーマ作りができなかったユーザーでも、幻律が登場したおかげで、気軽にテーマファイルを作成・編集することができるようになった。
しかも、幻律は、高機能ながらヘルプが充実しているため、初心者でも十分使いこなせるアプリケーションだと言える。
2.背景画像も思いのまま
幻律では、縦画面の背景と「スタート」メニューの背景、横画面の背景と「スタート」メニュー背景に、それぞれに好きな画像を指定できる。背景画像を1つしか指定できないテーマ作成ツールでは、すべての状況でうまく表示されるように画像の配置に悩むことになるが、幻律ではその心配はない。また、背景画像を読み込んだ後で、表示位置や大きさの微調整、明るさの調整などができるので、「パソコンで作成したテーマをW-ZERO3で確認したら色が微妙に異なっていた」というような場合でも、簡単に調整ができる。パソコン用の幻律には、モニタに表示させた画像をキャプチャして背景に指定できる機能もあり、背景画像の設定は思いのままだ。
3.色を自由にコーディネート
幻律では、基本色をはじめ、画面の細かい部分にまで色を指定することができ、より背景にマッチした色を自由に使うことができる。色を選択する方法も充実しており、背景画像から色を取得して別の部分で使うことができるスポイト機能や、任意の色をもとにしたグラデーションパレットを作成して濃淡を指定するといったこともできる。テーマ作成ツールには基本色しか使えないものが多いなか、この機能はとくにうれしい。
4.すでにあるテーマの編集もできる
幻律では、背景画像をもとに一からテーマを作り上げる以外に、すでにあるテーマファイルを読み込んで自由に編集することもできる。例えばWindows Mobile 5以前のWindows Mobileで使われていたテーマをW-ZERO3用に作り替えたり、パソコンで作ったテーマの微調整をW-ZERO3に合わせて行うと行ったことも簡単にできる。QVGA/VGAのサイズではないテーマを読み込んで編集をすることも可能だ。
以上、幻律の機能と魅力を簡単に紹介してみたがいかがだろうか。
背景画像1枚を使った簡単なテーマから、画面のすみずみまで好みの色合いに仕上げたテーマまで、かなり自由に作り上げることができるツールであることがわかっていただけたと思う。
次回は、幻律のインストール方法から簡単なテーマ作成までを紹介する予定だ。
<執筆者プロフィール>
Arie
「Arieのいろいろ日記」の管理人。枕元のモバイルデバイスONで1日がスタートし、OFFで1日が終わるという毎日を送っている一児の母。手持ちデバイスは子育て感覚で楽しくカスタマイズしています。只今デジタル一眼の修行中。














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ガイドブック](/ad/w-zero3.jpg)

