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第8回 日記アプリケーションを作る ―その4 画面移動機能の実装

さて3つの画面が完成した。そこで今回はボタンを押して各画面を移動(表示)する処理を組み込んでみよう。これでぐっとアプリケーションの完成形に近づくはずだ(中身はまだ何もないが)。

前回までに作成した「MyDiary」プロジェクトを開いてから作業を進めよう。

閲覧画面表示のためのプログラム

ではここからはプログラミングを開始していこう。まずは、一覧画面を表示するためにソリューションエクスプローラから「listForm」をダブルクリックして一覧画面を表示しよう。

01s.jpg

最初に、左ソフトキーの設定から行っていこう。左ソフトキーの「日記を見る」メニューをダブルクリックする。するとコード入力の画面に移動するので以下のようにコードを入力する。

Public Class listForm

    Private Sub viewMenu_Click(ByVal sender As System.Object, …
        Dim myviewForm As New viewForm
        myviewForm.ShowDialog()
    End Sub
End Class

さて、この2行は何をやっているのだろうか?

Dim myviewForm As New viewForm

これはviewForm、つまり先ほど作成した閲覧画面をmyviewFormという名前で新しく作っているのだ。アプリケーションを起動したときには一覧画面しか作成されていないため、呼び出す際にこのように新たに作成してやらなければならない。

myviewForm.ShowDialog()

そして、ShowDialog() という関数で作成した閲覧画面を表示している。これで閲覧画面が表示されるわけだ。

入力画面表示のためのプログラム

では、画面上のlistForm.vb [デザイン] を選択してもう一度フォームのデザイン画面を表示しよう。

02s.jpg

今度は、入力画面だ。右ソフトキーの「メニュー」をクリックして、サブメニューの「編集」をダブルクリックしよう。同じようにコード画面に入力画面を表示するためのコードを入力する。

    Private Sub editMenu_Click(ByVal sender As System.Object, …
        Dim myeditForm As New editForm
        myeditForm.ShowDialog()
    End Sub

もう説明はいらないだろう。入力画面を作成し、表示するためのコードだ。

アプリケーション終了のプログラム

もうひとつコードを実装しておこう。デザイン画面を表示して、右ソフトキーの「メニュー」から「終了」をダブルクリックしよう。ここではアプリケーションの終了のためのコードを実装する。

    Private Sub exitMenu_Click(ByVal sender As System.Object, …
        Me.Close()
    End Sub

さて、アプリケーションの終了とはどうやったらいいのだろうか?

その答えがこのコードだ。Meとは自分自身、つまり「一覧画面」のフォームを意味している。それをClose()関数で閉じればアプリケーションの終了だ。

Windows Mobileのアプリケーションを終了する際には右上の「×」ボタンで画面を閉じて終了させるが、ようはそれと同じことをしているのだ。アプリケーションの開始もフォームで始まり(第6回を参照)アプリケーションの終了も起動したフォーム終了で終わる。もちろん他のやり方もあるが基本的にはこのパターンである。

テストしてみよう

では、実際にテストしてみよう。F5キーを押してテスト実行をしてみる。前々回(第6回)でやったようにエミュレータを使ってテストをしてみよう。

  • 1.アプリケーションの起動
  • 2.左ソフトキーをクリックして「日記を書く」画面が表示されることを確認
    03s.jpg
  • 3.OKボタンを押して一覧画面に戻る
  • 4.右ソフトキーを押してサブメニューから「編集」を選び入力画面が表示されることを確認
    04s.jpg
  • 5.OKボタンを押して一覧画面に戻る
  • 6.右ソフトキーを押してサブメニューから「終了」を選びアプリケーションが終了することを確認

一通りうまくいったら今回の実装は完了だ。

まとめ

うまく動いただろうか? うまく動いたら自分のW-ZERO3を接続してActiveSync状態にしてからW-ZERO3実機でテストしてみるといいだろう(方法は第4回を参照)。機能は実装されてはいないがこれだけでも少しだけアプリケーション作成の楽しさを感じられるかもしれない。

これで画面に関するプログラミングはほぼ完了した。これからは一つひとつ機能を実装していこう。

<執筆者プロフィール>

高橋 忍
元は、某重工業メーカにて航空機の自動操縦システムのソフトウェア 開発に従事。 その後、マイクロソフトにて開発サポート、コンサルタントを経て、 現在はエバンジェリストとして開発者に新しい技術を紹介している。難しい技術を楽しくわかりやすく伝えるのがモットー。
http://blogs.msdn.com/shintak/

高橋 忍のブログ
http://blogs.msdn.com/shintak/default.aspx
MSDN eye: 第 8 回「Windows Mobile 開発」
http://www.microsoft.com/japan/msdn/eye/

<書籍情報>

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This article posted by staff on 2006/10/05 15:30

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