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第6回 日記アプリケーションを作る― その2 エミュレータテスト

前回作成した日記アプリケーションをテストし、実行してみよう。今回は実機ではなくVisual Studio2005に添付されているエミュレータを使ってテストを行う。

プロジェクトを開く

まずはVisual Studio を開いて、「ファイル」メニューから「開く」→「プロジェクト/ソリューション」を選択する。「MyDiary」フォルダ内のMyDiryプロジェクトを開いて準備をしよう。

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テスト実行する

では、さっそく前回作成したアプリケーションをテスト実行してみよう。「デバッグ」メニューから「デバッグ開始」を選択してアプリケーションを実行してみよう(もしくはF5キーを押す)。

すると、画面下に以下のようなエラーメッセージが表示されたことだろう。

「’Sub Main’が MyDiary.frmListに見つかりませんでした。」

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訳が分からない内容だ。ではこのエラーメッセージを右クリックして、コンテクストメニューから「エラーのヘルプを表示」を選んでみよう。しばらくするとエラーに関するヘルプが表示される。

このエラーを解決するには

1. Sub Main ステートメントを指定します。既に Sub Main ステートメントを指定している場合は、コード内の適切な位置に移動します。Sub Main の詳細については、「Visual Basic の Main プロシージャ」を参照してください。
2. プロジェクトのスタートアップ オブジェクトの場所は、プロジェクト デザイナの [スタートアップ フォーム] ボックスに指定します。

詳細については、「 方法 : アプリケーションのスタートアップ オブジェクトを変更する」を参照してください。

これもあまりよく分からないが、どうもスタートアップオブジェクトに関する部分に問題があるようだ。では、解決方法の詳細があるようなので「 方法 : アプリケーションのスタートアップ オブジェクトを変更する」をクリックしてみていくことにしよう。

スタートアップ オブジェクトまたはスタートアップ フォームを変更するには

  1. ソリューション エクスプローラでプロジェクトが選択されている状態で、[プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。
  2. [アプリケーション] タブをクリックします。
  3. [スタートアップ オブジェクト] または [スタートアップ フォーム] ボックスの Startup オブジェクトをクリックします。

ここにいくつかの方法が書いてある。どうも、アプリケーションを開始したときに表示するフォームが指定されていないのが原因のようだ。そこでこの手順に従って設定していこう。

「ソリューションエクスプローラ」を表示して、「プロジェクト」メニューの一番下の「MyDiaryのプロパティ」を選択する。プロパティ画面が表示されたら、「スタートアップオブジェクト」から「listForm」を選択しよう。

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選択が終わったら、ウィンドウを閉じてもう一度実行してみよう。

エミュレータを使って実行してみる

アプリケーションの実行をすると 「MyDiaryの配置」ダイアログが表示される。前回はW-ZERO3の実機を使ってテストを行ったが今回はエミュレータを使ってテストしてみよう。

デバイスの一覧から「JPN Windows Mobile 5.0 Pocket PC VGA Emulator」を選択して「配置」ボタンをクリックする。

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エミュレータを初めて起動する場合

エミュレータを初めて起動する場合は以下の処理が実行される。

  1. エミュレータの初期設定
  2. .NET Compact Framework 2.0 のエミュレータへの転送
  3. .NET Compact Framework 2.0 のインストール
  4. MyDiary アプリケーションのエミュレータへの転送

そのため起動には数分かかってしまうので注意が必要だ。今どのようになっているかはVisual Studioの画面の下に表示されるのであせらずに作業が完了するまで一休みしよう。

VGAエミュレータのサイズは非常に大きいため、画面からはみ出してしまうこともあるかもしれない。その場合には、エミュレータの「ファイル」メニューから「構成」を選択して、「表示」タブをクリックしたら「ビデオ」チェックボックスをチェックして「OK」をクリックする。こうするとスキンが表示されなくなるのでサイズを小さくすることができる。

日記アプリケーションは表示されただろうか? 現在のままでは何も機能がないがそれでもソフトキーのメニューはクリックして表示されるはずだ。

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一通りテストが終わったら、Visual Studio の「デバッグ」メニューから「デバッグの停止」をクリックして完了だ。「ファイル」メニューから「すべてを保存」を選択して作業を一通り保存しておこう。

エミュレータを終了する際は、エミュレータの状態を保存するかどうか聞いてくる。

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ここで、きちんと状態を保存しておくと次回からはエミュレータの初期設定や.NET Compact Frameworkのインストールなどを省略することができるので、起動時間を早くすることができる。ここは必ず、「はい」を選択しておこう。

まとめ

Windows Mobile実行はエミュレータを使うことでデバイスがなくてもテストをすることができる。エミュレータを使いながら実行・テストを繰り返して、質のよいアプリケーションを作っていこう。

次回は「閲覧画面」「入力画面」を作成し、ウィンドウを移動できるようにプログラムを行っていこう。

<執筆者プロフィール>

高橋 忍
元は、某重工業メーカにて航空機の自動操縦システムのソフトウェア 開発に従事。 その後、マイクロソフトにて開発サポート、コンサルタントを経て、 現在はエバンジェリストとして開発者に新しい技術を紹介している。難しい技術を楽しくわかりやすく伝えるのがモットー。
http://blogs.msdn.com/shintak/

高橋 忍のブログ
http://blogs.msdn.com/shintak/default.aspx
MSDN eye: 第 8 回「Windows Mobile 開発」
http://www.microsoft.com/japan/msdn/eye/

<書籍情報>

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This article posted by staff on 2006/09/29 10:54

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