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第2回 専用ツールを使ってテーマを自作する ―「テ~マライト編」

前回Today画面のカスタマイズ方法などを解説したが、今回は実際に「テ~マライト」というテーマ作成アプリケーションを使ってオリジナルのテーマを作る手順を解説していこう。

今回紹介するテ~マライトでは、背景に使う画像のどの部分をW-ZERO3の画面に表示させるかを調整できるので、いとも簡単に自分の好みの画像をTodayのテーマへと変身させることができる。テ~マライトで設定できる箇所は決して多いとはいえないが、テーマを作成したことがない初心者にも気軽にトライできるアプリケーションのひとつだ。

【ソフト名】テ~マライト
【バージョン】0.31α
【作者】(株)イフ・アーキテクツ
【価格】フリーウェア
【URL】http://www.ifarchitects.com/product/
初心者にもでもわかりやすい操作方法でテーマを作成・編集することができる。インストールには「Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ」(x86)が必要。

【テ~マライトでできること】

  • メイン画面/「スタート」メニューの背景画像の調整
  • メイン画面/「スタート」メニューの文字色の変更
  • 画像の背景色の変更
  • 上下のバー(タイトルバーとメニューバー)の色の変更
  • 画像をアイコンにドラッグ&ドロップするだけでテーマを作成

環境の準備 -1 ― テ~マライトをインストールしよう

テ~マライトを使ってテーマを作成する作業は、すべてパソコン上で行う。まずは、テ~マライトをインストールして背景画像を用意するまでの環境作りから順を追って解説しよう。

1)「Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ」のインストール

テ~マライトをパソコンで動かすためには、「Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ」をあらかじめパソコンにインストールしておく必要がある。まだインストールしていない場合は、マイクロソフトのこちらのページへアクセスして、ファイルをダウンロードしよう。あとはダウンロードページの説明に沿ってパソコンへインストールする。 ダウンロードからインストールまでで難しく感じるところはないが、アプリケーションの容量が22.4MBと大きいので、ダウンロードする際は、通信速度やインストール先のパソコンのメモリ残量などに注意が必要だ。

Microsoft .NET Framework
Version 2.0のセットアップ画面

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インストールウィザードが起動したら、画面の指示に従って進んでいこう。

2)テ~マライトのインストール

テーマライトの配布ファイルを上記URLからダウンロードしよう。LZH形式の圧縮ファイルなので解凍をし、できたフォルダを使いやすい場所に保存しておけば、ソフトのインストールは終了だ。

テ~マライトの圧縮ファイル

解凍したフォルダ内のEXEファイルがテ~マライト本体だ。

環境の準備 -2 ―背景に使用する画像を用意しよう

テーマに使う画像は自分で用意することになるが、そのとき心得ておきたいのが以下の3点だ。

・画像のサイズは?
テ~マライトでは、画像を拡大/縮小して表示する部分を変更できるので、画像サイズにはあまりこだわらなくてもいいだろう。
ただ、あまり小さな画像を使うと、画面いっぱいに表示させるために拡大が必要となるため、画質が落ちてしまう。逆に、大きな画像をそのまま使うと、ファイルサイズも大きくなってしまい、W-ZERO3本体のメモリを必要以上に占めることになる。画像のサイズは、第1回の記事で壁紙に使う画像にふさわしいサイズとして紹介した「最低で縦640×横640ピクセル、一般的な画像なら縦800×横600」が目安としては最適だろう。
・画像編集には専用アプリが必要
使う画像は、BMP/JPEG/GIF/PNG形式なら何でもかまわない。
Today画面に表示させたい背景を好みで用意しよう。ただし、テ~マライトでは、背景に使う画像の表示サイズは変更できても、明るさやコントラストの調整などはできない。
画像になにか手を加えて見栄えを良くしたいのであれば、テ~マライトを使う前に、画像編集アプリケーションで加工をしておこう。
画像はパソコンの画面で見た場合とW-ZERO3で実際に表示させた場合、発色がまったく同じになるとは限らない。色味について加工が必要と感じる場合も出てくる。
・バーの色はテ~マライトの「基本色」から選ぶ
テ~マライトでは、タイトルバーとメニューバーの色は、「基本色(Base Hue)」の中から選んで、画像とのバランスを取ることになる。画像は、バーのカラーもイメージしながら選択するとベストだろう。

これでテーマを作る環境ができあがった。
用意した画像を使ってテーマを完成させよう。

テ~マライトでテーマを作成する

1)メイン画像の調整

まずは、上述の手順で解凍したテ~マライトのフォルダ内にある「W03_01.exe」をダブルクリックして起動しよう。

テ~マライトを起動

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赤い○で囲んだアイコンがテ~マライト本体だ。ダブルクリックして起動しよう。

テ~マライトが起動すると、下のような画面が表示される。

テ~マライト起動画面

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このうち、黒い枠で囲まれた左上の一番大きな青い画面が編集画面だ。その下にある2つの画面は、W-ZERO3の横画面と縦画面での表示を確認するプレビュー画面となっている。

まずは、「ファイル」メニュー→「画像ファイルを読み込む」から画像を選択するか、使用する画像ファイルを編集画面にそのままドラッグ&ドロップして、背景画像を読み込もう。

読み込んだ画像は、プレビュー画面やトリミング位置を示す編集画面の仕切り線を目安にして調整を行う。画像の大まかな位置は編集画面で画像をドラッグすれば決められるが、その後の細かい調整は右上にある4つのタブで行う。「編集」メニューにも用意されている内容で、以下の設定が可能だ。

「ズーム」タブ 使用する画像の表示サイズを設定する
元のサイズ 元画像のサイズに戻す
拡大率を設定 拡大率(および縮小率)を指定して画像の表示サイズを調整
縦横比を維持して引き伸ばす 縦横の比率はそのままで画面サイズに変更
全体に引き伸ばす 読み込んだ画像を画面サイズに変更
「位置」タブ 画像の位置を上下左右に微調整する
「色」タブ 背景色と文字色を設定する
背景色 画像のない部分の色を変更
文字色 Today画面の文字の色を変更
「補助」タブ 編集画面内のトリミング枠を示す波線の色を変更(見にくい場合に調節しよう)

次の作業例は、実際にデジカメで撮った画像(800x600ピクセル)を読み込ませ、表示を好みで調整してみたものだ。

テ~マライトでの作業例

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2)バーのカラーも画像に合わせよう

画像の位置や文字色などが決まったら、バーのカラーリングの調整だ。
テ~マライト画面の一番下にある「基本色」のカラーバーの上で、使いたい色をクリックして好みの色に変更しよう。

上下バーの色を調整

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クリックして色を選択すると、プレビュー画面のバーの色が連動して変化する。画像に合った色味を見つけよう。

以上で、メイン画面は完成だ。

3)スタートメニューの調整

縦画面プレビューの上にある「スタートメニューの編集」をクリックすると別ウィンドウで、下のような編集画面が立ち上がる。

スタートメニュー画面の編集

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背景画像の濃淡と背景色、文字色を設定することができる。

画像の差し替えはきかないものの、画像の透過比率(濃淡)などが変更可能だ。画像を淡くして、背景色を変更するとまた違ったイメージができあがる。文字色も背景にマッチしたものに変更しよう。

4)完成

テーマが完成したら「ファイル」メニュー→「編集したテーマを保存」で、作成したテーマを保存しよう。

テーマの保存

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「ファイル」→「編集したテーマを保存」でテーマを保存する。

背景画像やそれに合わせて指定した文字などが、W-ZERO3でもイメージしたとおりに表示されるか、完成したテーマをActiveSync経由かminiSD経由でW-ZERO3へ転送し、一度確認してみよう。

W-ZERO3で確認

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テーマをインストールして、W-ZERO3の画面で表示しよう。発色などがイメージ通りかチェックしたい。

このとき、パソコンの動作メモリに余裕があるなら、背景画像を編集したアプリケーションとテ~マライトは終了させずにそのまま起動させておくと便利だ。というのも、W-ZERO3で確認した後でテーマに細かな変更を加えたいと思ったときに、アプリケーションを起動させたままにしておけば、設定が残っているので、そこからの微調整だけですむからだ。
先にも書いたが、同じ画像でもパソコンの画面とW-ZERO3での画面では表示させた時に発色が全く同じとは限らないので、色味などの設定を細かく変更する機会は意外に多い。

以上が、通常テ~マライトでテーマ編集をする場合の使い方だが、このソフトは、テ~マライトのフォルダ内にある「W03_01.exe」アイコンに画像ファイルをドラッグ&ドロップするだけでもテーマを作成する機能を持っている。
この場合、上下バーは青、文字は白、画像は全体に引き延ばした状態のテーマとなるが、とにかく背景をいろいろ変えて楽しみたいときや、背景画像の見た目次第では便利な機能といえるだろう。

さて、世界でたったひとつの自分専用テーマを表示したW-ZERO3の印象はいかがだろうか。Today画面は一番目にする機会の多い画面なので、テーマひとつで気分も変わり、使う楽しさも倍増すること間違いなしだ。

テ~マライトではもの足りず、もう少し細かいところまでカスタマイズにトライしたいという方には、ねふぁ氏作の「幻律」というテーマ作成ツールが手頃だ。幻律は、この原稿執筆中に発表されてからも着実にバージョンアップを重ねており、気のきいたソフトに仕上がっている。そこで、全2回でまとめる予定だった本シリーズ記事も内容を追加して、次回、この幻律を使ったテーマ作りの長所や使い方について解説をすることしよう。ぜひ楽しみにしておいていただきたい。

<執筆者プロフィール>

Arie

Arieのいろいろ日記」の管理人。枕元のモバイルデバイスONで1日がスタートし、OFFで1日が終わるという毎日を送っている一児の母。手持ちデバイスは子育て感覚で楽しくカスタマイズしています。只今デジタル一眼の修行中。

This article posted by staff on 2006/09/05 23:05

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