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第1回 Today画面のカラーバリエーションや背景画像を変更する

本シリーズ記事では2回に渡り、背景などをカスタマイズする方法をTipsを交えながら紹介していこう。最終的には、本サイトが主催するソフトウェアコンテストの「テーマ部門」に作品を応募できるようになるまでのノウハウをお伝えすることが目的だ。

この部門に作品を応募するには、プログラミングなどに関する専門知識はとくに必要ない。ここで紹介しているようなソフトの使い方をマスターして、イチオシオの作品ができたら応募してみよう。

Today画面は背景画像やメニューバーなどのカラーリングを変更できる

本体の起動時に表示される画面をパソコンでは「デスクトップ」、携帯電話では「待ち受け画面」などというが、W-ZERO3ではこの画面を「Today画面」と呼ぶ。W-ZERO3の顔ともいえるこのToday画面は、いろいろな情報を表示させるなどの方法で自分なりに使いやすくすることができると同時に、背景画像などを変更して、見た目を自分好みにカスタマイズして楽しむこともできる。

Today画面の背景画像を変える方法は大きく分けて以下の2通りがある。

  • 1)好みの画像を「壁紙」として背景に設定する
  • 2)「テーマ」と呼ばれるTSKファイルをインストールする(後述)

「テーマ」とは背景画像に加えて、上下のバー(タイトルバーとメニューバー)、Today画面に表示されるテキストやポップアップウィンドウのバー、メッセージバーやそのテキスト、「スタート」をタップした時に表示されるメニューの背景画像とテキストなどのカラーがあらかじめコーディネートされているファイルのことで、W-ZERO3にも標準で何種類か用意されている。
テーマファイルは下に紹介するように、配布サイトからダウンロードしてW-ZERO3にインストールすることが可能だ。

以下では、「壁紙」と「テーマ」の違いや変更する方法をわかりやすく説明していこう。

テーマや背景画像はどうやって変更するの?

テーマと背景画像の変更は、どちらも「スタート」メニュー→「設定」→「個人用」タブ→「Today」→「デザイン」タブで表示する設定画面で行う。

テーマを変更する場合は、「デバイスのテーマを選択」とある枠内からどれかテーマを選び、「OK」をタップする。その後、Today画面に戻ればメニューバーやタイトルバーだけでなく、背景画像なども変更していることが確認できるはずだ。

Today画面の背景だけを変更する場合は、上の設定画面で「この画像を背景に使用する」にチェックを入れ、「参照」ボタンをタップして使いたい画像を選択した後、「OK」をタップすれば実行できる。

ただし、このやり方では文字を読みやすいように画像の濃度を調整するといったことができないので、背景に指定したい画像はファイルエクスプローラなどで直接タップして開く方法をおすすめしたい。画像をタップすると「画像とビデオ」が起動するので、「メニュー」→「Todayの背景に設定する」を選択しよう。画像の透過レベル(画像の濃淡。数値が高い方が淡くなる)と表示したい部分の微調整が可能だ。

Today設定画面

テーマと背景画像を変更する設定画面。いろいろと試して気に入ったカラーリングを探そう。

W-ZERO3用の「壁紙」に変えるってどういうこと?

上で紹介した方法では画像のサイズに関わらず背景画像に指定できるが、W-ZERO3の画面サイズにあわせた画像を利用すれば、メモリも節約できるし、より自分のイメージに近い画面レイアウトを作りあげることができる。
このように、Today画面のサイズにあわせた画像がW-ZERO3用の壁紙だ。壁紙は自分で作成するか、配布サイトなどから入手して利用できる。

壁紙を変更しても、そのとき使用していたテーマによって変更されたバーやそのほかの場所のカラーリングはそのまま残るので、テーマを変更した後、背景画像を選択すると、バーと画像の色味がマッチしたToday画面を作ることができる。

壁紙とテーマを組み合わせる

テーマを選択してから、Today画面のサイズに合った画像を壁紙として使うと、オリジナルの画像を使いながら、全体の色調を合わせた画面を演出することができる。

壁紙として使用する画像サイズは、W-ZERO3の画面サイズ、縦と横の表示の変更などを考えると最低でも縦640×横640ピクセル、一般的に使われている画像サイズなら縦800×横600ピクセルを目安にしてほしい。画像が小さいと背景の端が切れてしまうことになる。

以下に1つ作例を紹介しよう。

W-ZERO3に標準で用意されてる「Globe」にテーマを変更した後、好みの写真を「画像とビデオ」で調節してTodayの背景に指定した。標準のテーマのカラーを上手く利用することで、より統一感のあるToday画面を作ることができるのがおわかりいただけるだろうか。

メニューバーやタイトルバーなどの色味を調整したければ、バーなどのカラーが変更できるアプリケーションをW-ZERO3へインストールして、背景画像とのバランスを取ることも可能だ。なかでも、もっとも簡単に扱えるのは「BaseHue Express for WM5 Devices」だ。Windows Mobile 5が標準で扱える色の範囲(色相)を「Base Hue」と呼ぶが、そのすべてを選択することができる。ぜひ一度試してみてほしい。

【ソフト名】BaseHue Express for WM5 Devices
【作者】Lawrence Patricio氏
【価格】フリーウェア
【インストール方法】ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、W-ZERO3内かminiSDカード内にコピー
【URL】http://greatbal.blogspot.com/2006/04/basehue-express-for-wm5-devices.html

BaseHue Express for WM5 Devicesを使ってToday画面をカスタマイズする方法は以下のような手順となる。

1. 好みの画像を背景に設定

「Today」の設定画面や「画像とビデオ」から好みの画像を背景に指定する。

2.BaseHue Express for WM5 Devicesでバーの色味を調整

BaseHue Express for WM5 Devicesを起動し、小さな矢印の間をドラッグして、メニューバーなどの色味を決める。右下の「Apply」で決定して「×」ボタンで終了する。

3.できあがりを確認

Today画面に戻って確認する。メニューバーやタイトルバーを壁紙と相性のいい配色にして見栄えよくすることができた。

このアプリケーションはEXE形式を持つ単体の実行ファイルで、ファイルをタップすれば起動することができる。それほど頻繁に使うアプリケーションでもないだろうから、配布サイトからダウンロードしたZIPファイルをダウンロードしたら、フォルダ内の「BaseHue Express.exe」ファイルをminiSDカードなどにコピーしておいて、必要な時のみファイルを直接タップして起動させるといいだろう。動作画面では、小さな矢印を好みの色までスタイラスでドラッグしてから「Apply」をタップし、「×」ボタンでアプリケーションを終了させる。バーの色味をグレーの濃淡にする場合は、左下の「Menu」→「Use Greyscale」を選べば中央のサークルがグレーのグラデーションへと変わる。あとは同様の操作を行うだけだ。

「テーマ」を変えるってどういうこと?

壁紙の画像に合わせて、細かい部分のカラーまでコーディネートされたテーマファイルをインストールして使うと、いっそう統一感のあるToday画面に変更することができる。テーマを使うには、TSKファイルをW-ZERO3にインストールする必要があるが、これはCABファイルと同様の性質を持つファイル形式だ。インストールの際は後述のように、W-ZERO3本体かminiSDカード内にファイルをコピーする。

このTSKファイルは、テーマ作成のための専用ツールで作られている。テーマファイル作成用ツールでは、前述した壁紙の変更だけでは変えることができない箇所なども色味をアレンジすることが可能なので、扱い方をマスターすれば、よりオリジナリティにあふれた画面のカスタマイズができるようになる。

下の図は「ThemeMaker M」というテーマ作成ツールを使って作成したテーマファイル(TSKファイル)をW-ZERO3[es]にインストールしてみた例だ。よく見れば、背景画像を単に入れ替えただけではできない画面となっていることがおわかりいただけるだろう。

専用ツールで作成したテーマ

背景画像はカラーだが、「スタート」メニューの背景にはモノクロ画像を指定した。文字カラーも赤に変えている。

バーの色味をグラデーションに調整

ポップアップウィンドウのバーは、右半分にグレーを指定してグラデーション化している。

まずはテーマを探してみよう

テーマファイルは自分で作成することもできるが、以下のような配布サイトからダウンロードする方法もある。サイトからW-ZERO3用のテーマを入手する場合は「Windows Mobile 5/VGA」などと表示のあるファイルを選択するようにしよう。明記されていない場合は、サムネイル(テーマの見本画像)を確認して、ソフトキー用のメニューがあるかどうかで判断するといい。

Windows Mobile 5以前のOS用のテーマもW-ZERO3で使えないわけではないが、OSの仕様の違いでバーなどの色が見本通りに表示されない事も有るので注意していただきたい。ダウンロードしたファイルは、W-ZERO3本体内のどこかにフォルダを作成してまとめておこう。インストール作業はこれで終了。これで「Today」の設定画面で入手したテーマを選択できるようになる。
ちなみに、テーマファイルはminiSDカードに保存しておいてもかまわないが、その場合はminiSDカードの第1階層にファイルを置いておくこと。カード内にフォルダを作成してその中にファイルを入れてしまうと、「Today」設定画面でそのテーマが表示されなくなってしまうので注意が必要だ。

オリジナルテーマを作ってみよう

テーマ作成ツールを使えば、好きな画像を使ってテーマを自由に作成することができる。Today画面に表示させる情報の見やすさを優先したシンプルなものから、お気に入りの画像を前面にした重視したものまで、自分の好みにピッタリなテーマを作ってみよう。

テーマ作成ツールは、通常、パソコンにインストールするアプリケーションとなる。パソコンでテーマを作成して、W-ZERO3へインストールした後、テーマを変更する、という流れが基本だ(なかにはW-ZERO3単体でもテーマが作成できるWindows Mobile 5用アプリケーションがセットになったものもある)。フリーウェアやシェアウェア、言語が日本語や他国語のものなどさまざまあるので、いろいろ試しながら自分に合ったツールを見つけて、テーマ作りにチャレンジしてほしい。

Windows Mobile 5に対応したテーマを作成できるツール

【ソフト名】テ~マライト
【バージョン】0.31α
【作者】(株)イフ・アーキテクツ
【価格】フリーウェア
【URL】http://www.ifarchitects.com/product/
初心者にもでもわかりやすい操作方法でテーマを作成・編集することができる。インストールには「Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ」(x86)が必要。
【ソフト名】幻律
【バージョン】1.12
【作者】ねふぁ氏
【価格】1050円(シェアウェア 試用版あり)
【URL】http://nefastudio.net/
Windows Mobile 5デバイス上でもパソコンとほぼ同様にテーマ作成が可能。
【ソフト名】ThemeMaker M
【バージョン】1.2.3
【作者】KAMware.com
【価格】16ドル(シェアウェア 試用可)
【URL】http://www.thememaker.biz/tmm.htm
Windows Mobile 5およびそれ以前のWindows Mobileにも対応。Windows Mobileを搭載したすべての機種の液晶サイズに対応。
【ソフト名】ThemeGenCE
【バージョン】1.6
【作者】CodePPC.com
【価格】フリーウェア(ただし個人使用または非営利目的使用に限る)
【URL】http://www.codeppc.com/telechargements/themegence/themegence.htm
Windows Mobile 5およびそれ以前のWIndows Mobileにも対応。カスタマイズの自由度はもっとも高いが、使いこなすにはある程度の知識が必要。

以上、「壁紙」と「テーマ」の違いや変更方法など解説してきたが、理解していただけただろうか。次回は、初心者でも扱いがやさしく、簡単にオリジナルテーマを作ることができる「テ~マライト」を使って、実際にテーマを完成させるまでの手順をTipsを交えながら紹介していこう。

<執筆者プロフィール>

Arie

Arieのいろいろ日記」の管理人。枕元のモバイルデバイスONで1日がスタートし、OFFで1日が終わるという毎日を送っている一児の母。手持ちデバイスは子育て感覚で楽しくカスタマイズしています。只今デジタル一眼の修行中。

This article posted by staff on 2006/08/30 10:04

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