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第1回 アプリケーションの開発環境を構築するこの連載企画では、読者のみなさんが本サイトで行われるソフトウェアコンテストへの応募作品を作る際の手引きとなるよう、W-ZERO3用のアプリケーション開発についてご紹介する。 アプリケーションを作るなんて大変に思う方がいるかもしれないが、Windows Mobileのアプリケーションは実はちょっとコツをつかめば比較的簡単に作ることができる。今は使いやすい開発環境があるおかげで、パズルを作るような感覚でアプリケーションを作成できるのだ。思い切って、まずは簡単なアプリケーションから初めてみてはいかがだろうか。第1回目となる今回は、この開発環境から作っていくことにしよう。 開発に必要なパソコン環境以下で紹介する開発用アプリケーションは、いずれも通常のWindows環境で使用可能だ。OSはWindows 2000/XP/Server 2003/R2の環境が利用できる。 CPUは最低600MHz Pentiumプロセッサ、推奨は1GHz Pentiumプロセッサ。もちろんノートパソコンでも十分だ。メモリは最小192MBだが、できれば512MB以上を用意することをおすすめしたい。ハードディスク容量はインストールする内容にもよるが、ヘルプをすべてインストールする場合は、最大10GBの容量が必要だ。最低限5GB以上の容量は確保しておくといいだろう。 もちろん、このパソコンは、開発対象となるW-ZERO3とActiveSyncで接続できる環境を整えておきたい。その場合、Microsoft Active Sync 4.2のインストールが必要だ(ただしこれは必須ではない)。
必要なアプリケーション1)Microsoft Visual Studio 2005Windows Mobileの開発環境といえば、「Microsoft Visual Studio 2005」だ。Visual Studioにはホビーユーザー向けにフリーでダウンロードできる 「Express Edition」から大規模開発向けの「Team Suite」までさまざまなエディションがある。この中でWindows Mobileのアプリケーションを作成できるのは「Standard Edition」以上のエディションとなる(残念ながら、フリーでダウンロードできるExpress EditionではWindows Mobileアプリケーションを作成することができない)。
Visual Studio 2005 のStandard Editionは、新規購入価格2万9800円のアプリケーション。かなりの金額なので、まずはVisual Studio 2005 Team Suiteの180日限定評価版や、Visual Studio 2005 Professional Edition 90日限定評価版をダウンロードして試用してみよう。評価版を使ってみて、本格的に開発を始めるときに製品を購入してもいいだろう。
なお、これらのファイルはDVDのイメージファイルとなっているため、大変サイズの大きなファイルとなっている。ダウンロードが難しい場合は、1575円(税込み)でマイクロソフトからオーダーすることができるので、そちらを利用してもいいだろう。
アップグレードバージョンが購入できる?ちなみに、Visual Studio 2005 のStandard Editionは、それ以前の開発製品をすでに持っていれば、アップグレードバージョンを1万9800円で購入することが可能だ。アップグレードバージョン購入のための条件となる製品には、フリーでダウンロードすることができる「eMbedded Visual Tools 3.0」および「eMbedded Visual C++ 4.0」が含まれている。したがって、これらの製品をダウンロードすることでアップグレードバージョンを購入することが可能だ。 2)Windows Mobile 5.0 SDK (英語版)残念ながら、Visual Studio 2005にはWindows Mobile 5.0の前のバージョンである、Windows Mobile 2003/SE開発のための環境しか入っていない。そのため、Visual Studio 2005だけではWindows Mobile 5.0のアプリケーションを作成することはできない。そこで、Windows Mobile 5.0の開発のための追加プログラムをインストールする必要がある。それが「Windows Mobile 5.0 Software Development Kit(SDK)」だ。 Windows Mobile 5.0 SDKには英語版しか用意されていないが、開発環境であるVisual Studio 2005 が日本語版であれば特に支障を感じるほどではない。
3)Localized Windows Mobile 5.0 Pocket PC Emulator Images開発の際に詳しく紹介するが、Visual StudioにはW-ZERO3本体がなくてもアプリケーションの開発と動作テストができるように、Windows Mobile デバイスのエミュレータが搭載されている。ただし、Windows Mobile 5.0 SDKをインストールした時点では英語版のエミュレータしか搭載されておらず、日本語のアプリケーションを実行させると、日本語を表示させることができない。そこで、日本語Windows Mobile 5.0のデバイスエミュレータイメージを別途インストールすることで、日本語版のでバスエミュレータを利用することができるようになる。 Localized Windows Mobile 5.0 Pocket PC Emulator Images(106MB)
Genuine Microsoft Software チェックを終えたら、ファイルネームのリストから「Windows Mobile 5.0 Emulator Images for Pocket PC - JPN.msi」を探して、「Download」ボタンでインストールしよう。日本語版イメージはフォントなども含まれることもあり、若干容量が多いため注意してほしい。 開発環境の構築1)Visual Studio 2005 のISOイメージをWindowsにインストールできる状態にするVisual Studio 2005などのファイルは、DVDのイメージファイルとなっているので、利用するには「Daemon Tool」などのアプリケーションで仮想DVDとしてマウントするか、「IsoBuster」などで内容を一度ローカルドライブに解凍するか、あるいは「B's Recorder」といったDVD ISOファイルを扱えるDVDライティングソフトを使って、DVDのメディアを作成するなどしてインストールプログラムを起動できるようにします。 Daemon Tools v4.00以降のバージョンについてDaemon Toolsは、Ver.4.0よりアドウェアが付属している。アドウェアが起動しないようにするには、インストール時のコンポーネント選択画面で「DAEMON Tools Search Bar」のチェックを外そう。 2)Visual Studio 2005のインストール準備ができたら、Visual Studio 2005のセットアップを始めよう。セットアップウィザードに従って、以下のようにインストールを進めていく。カスタムインストールによって不要な機能を省くことで、インストールに必要な容量や時間を減らすことが可能だ。
以上でVisual Studio 2005のインストールは終わり。「スタート」メニューから正しくVisual Studio 2005がインストールできているか確認しておこう。セットアップ画面に戻ったら「Service Releaseの有無を調べる」を一度やっておくのもいいだろう。 3)Windows Mobile 5.0 SDKのインストール続けて、Windows Mobile 5.0 SDKのインストールを行う。これにより、Visual Studio 2005にWindows Mobile 5.0を開発するための環境が追加される。
4)Windows Mobile 5.0 Emulator Image for Pocket PC日本語イメージのインストール
以上でWindows Mobile5.0の開発環境が構築できあがった。次回以降の記事では、アプリケーションを作っていく手順を解説していこう。 <執筆者プロフィール>高橋 忍
<書籍情報>Windows Mobile 5.0のアプリケーション開発について、もっと詳しく知りたくなったら ![]() Windows Mobile 5.0 アプリケーション開発 Beginner's Book 高橋 忍・著/280ページ/2色印刷/B5変形/CD-ROM付
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posted by staff
on 2006/08/24 21:36
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