アプリケーションを一発で終了 オプションを利用して各種機能も呼び出せる/AppClose
動作中のアプリケーションを終了するだけでなく、オプション付きの起動によって、全アプリケーションの終了や切り替え、液晶電源のオン/オフ、サスペンド、リセットなどさまざまな機能を備えたいわゆる「デバイス管理」アプリケーション。それが「AppClose」だ。
| 【ソフト名】AppClose |
|---|
| 【バージョン】1.09 |
| 【作者】KOTETU氏 |
| 【価格】フリーウェア |
| 【インストール方法】圧縮ファイルを解凍し、exeファイルをW-ZERO3上にコピー |
| 【URL】http://d.hatena.ne.jp/KOTETU/00000104/p5 |
本体の起動で最前面のアプリケーションを終了させる
AppCloseは当初前面のアプリケーションを終了させるだけのタスク管理アプリケーションだったのだが、さまざまな便利機能を追加していくことで、W-ZERO3そのものを有効活用するために、いまやなくてはならない存在になった。
使う機会は頻繁になるので、AppCloseをインストールした後は、ハードウェアボタンや、登録したアプリケーションキー操作で起動できるAPLaunchのようなランチャへ登録しておこう。終了させたいアプリケーションが最前面に表示されている状態で呼び出せば、そのアプリケーションを終了させた後に自身も終了する。これがAppCloseの当初の使い方だ(もちろん現在でもメインの用途だ)。
AppCloseがユーティリティとしてすぐれているのは、オプション付きで呼び出すことで、アプリケーション終了以外のさまざまな操作を行うことが可能になる点にある。オプション付きの起動とは、ある種の文字列を動作条件として起動時にアプリケーションに伝えることだ。その具体的な方法は後述するとして、「オプション付き起動」で何ができるのかをまずはじめに紹介しておこう。
例えば「/A」というオプションを付けてAppCloseを呼びだすと、すべてのアプリケーションを一斉に終了させることができる。「/S」ではタスクのスイッチ(切り替え)、「/P」でサスペンド、「/M」でミュート(無音)のオン/オフ、「/D」で液晶のオン/オフなど、デバイス周りのさまざまな動作を管理することも可能だ。
一覧にすると、AppCloseでは、オプション付きの起動によって以下のような動作ができる。
AppCloseで利用可能なオプションとその動作
| /A, -A | すべてのアプリを終了 |
| /C, -C | 最前面以外のアプリをすべて終了 |
| /S, -S | タスクスイッチ |
| /T, -T | Todayを表示 |
| /W, -W | スタートメニューを表示 |
| /P, -P | サスペンド |
| /R, -R | デバイスを再起動する(確認メッセージあり) |
| /RN, -RN | デバイスを再起動する(確認メッセージなし) |
| /M, -M | ミュート/ミュート解除 |
| /D, -D | ディスプレイ ON/OFF |
さらに、「#M」のオプションでは、コンテクストメニュー(おもにタップ&ホールド時に表示するメニュー)の表示が可能になる。「#」の後に以下の文字・記号をつけることで、AppCloseの起動によりキーコードを送信する(本来のキーを押したのと同等の意味を持つ操作となる)ことができるのだ。
「#」を伴うオプションと送信可能なキーコード
| #A | Action |
| #R | Return |
| #E | Escape |
| #T | TAB |
| #B | BackSpace |
| #D | Delete |
| #S | Space |
| #M | コンテクストメニュー |
| #↑ | カーソル↑ |
| #↓ | カーソル↓ |
| #← | カーソル← |
| #→ | カーソル→ |
| #1 | ソフトキー1 (WM5用) |
| #2 | ソフトキー2 (WM5用)) |
つまり、「#A」というオプションを添えてAppCloseを起動すれば、アクションボタンを押したことと同等の操作が可能になるというわけだ(もちろんこのときもAppCloseはすぐに自分で終了する)。AppClose単体ではこの機能の使い道にあまりピンとこないかもしれないが、キーボード操作にアプリケーション起動を割り当てることができるW-ZERO3 UtilityPlusと組み合わせると、W-ZERO3の操作性を少し上げることが可能となる。
例えばソフトキー1、2はキーボードを利用しているときは、液晶画面をタップするか、頑張って親指を伸ばすかしか選択する方法がない。ここで、W-ZERO3 UtilityPlusを使って、何かのキー操作に「#1でAppClose起動」を割り当てておけば、指定のキーボード操作によって、ソフトキー1を押したことと同じ操作が可能となる。
肝心のオプションを付けてAppCloseを呼び出す方法には、以下の2つの方法がある。
オプション起動の方法 -1 オプションつきショートカットを作成する
まずひとつめは、GSFinder+ for UniversalなどでAppCloseのショートカットを作る方法だ。できあがったショートカットのファイルをタップ&ホールドし、メニューから「プロパティ」を開こう。「リンク先」とある欄には「" "」でAppCloseのパスが書かれているので、その後ろに必要なオプションを追記する。
ショートカットの作成
GSFinder+ for Universalを使ってショートカットを作成しよう。「ファイル」メニューかアプリケーションファイルのタップ&ホールドで「ショートカットの作成」を選択できる。 |
ショートカットの編集
ショートカットファイルのプロパティを表示し、「ショートカット」タブの「リンク先」に必要なオプションを追記する。画像は起動でサスペンドする場合の記入例。 |
ただし、このショートカットをW-ZERO3標準のボタン設定でハードウェアアイコンに関連付けても、W-ZERO3のOSの仕様の問題で正常に動作しない(標準のボタン設定ではオプションの登録が行えない)。こうして作成したショートカットは、tdLaunchなどオプション付きのショートカットが有効に動作するランチャに登録して使うのがおすすめだ。はじめて行う場合は、うまくいったかどうかAppCloseのアイコンをタップして確認してみよう。
オプション起動の方法 -2 オプションを設定できるランチャーソフトなどに登録する
tdLaunchではオプション付きのショートカットも動作するが、アプリケーションに直接オプションを付けて登録することもできる。登録するソフトを追加する画面でAppCloseを指定し、「Command line」の欄に必要なオプションを入力しよう。これで、起動時に指定した動作を実行することができるようになる。
あるいは、W-ZERO3 UtilityPlusを使って、アプリケーション起動にオプション付きのAppCloseを割り当てることも可能だ。W-ZERO3 UtilityPlusを起動させたら、キー操作の割り当て画面で、「同時押し」メニューとキーボードの画面から設定したいキー操作を指定する。さらに、「キー」メニューで「アプリ起動」を選択しよう。その後「オプション」ボタンをタップしたら、「アプリExe」欄でAppCloseを指定し、「アプリ引数」には必要なオプションを記入する。これで、W-ZERO3 UtilityPlusを常駐させておけば、キー操作によって指定した動作を呼びだすことができるようになる。
W-ZERO3 UtilityPlusを使う場合は、「AppClose+オプション」の組み合わせをキーボードにたくさん登録できるので、オプションで可能な機能をキーボードに割り当てる感覚で設定をすることが可能だ。
なお、ハードウェアアイコンや単独キーの長押しにアプリケーション起動を割り当てたい場合は、「Menu」の「バージョン情報」から「アドバンスモード」を有効にしよう。
tdLaunchの設定画面
「Command line」の欄に「/P」と入力し、サスペンドの設定を行っているところ。 |
W-ZERO3 UtilityPlusの設定画面
キー操作にAppCloseを指定し、「#1」のオプションを入力して、ソフトキー1の設定を行っているところ。 |
このように、他のアプリケーションと組み合わせることでさまざまな機能を手軽に呼びだすことを可能にするAppCloseは、W-ZERO3の使い勝手を格段に向上してくれる。いまやほとんど必須アプリケーションのひとつといえるだろう。







![Advanced/W-ZERO3[es]
ガイドブック](/ad/w-zero3.jpg)

