MP3形式での録音やプレイリスト編集ができるサウンドレコーダー/NoteM
「NoteM」はシンプルな使い勝手のMP3レコーダーソフトだ。録音・再生、プレイリスト、WAVファイルへの変換機能と、搭載されている機能は限られているが、フリーウェアなので気軽に使い始めることができる。
| 【ソフト名】NoteM |
|---|
| 【バージョン】1.21 |
| 【作者】Alexander Zavorine 氏 |
| 【価格】フリーウェア |
| 【インストール方法】ダウンロードした圧縮フォルダを解凍し、W-ZERO3をパソコンと接続した状態で「SETUP.EXE」を起動 |
| 【URL】http://www.pocketpcfreewares.com/en/index.php?soft=626 |
会議の記録やポッドキャスティングで役立つMP3レコーダーソフト
マイクを内蔵したPDAで、意外に役立つ機能がボイスレコーダーではないだろうか。記録した音声データは、打ち合わせ議事録を詳細に作成する場合に参考となるのはもちろん、最近では音声をブログでポッドキャスティングとして公開している方もよく見かけるようになった。そこで思いつくのは、W-ZERO3に標準で搭載されている「メモ」アプリケーションで録音機能を使ってボイスメモを残すこと。しかし、パソコンに転送した後の融通や音声データのファイルサイズなどを考えると、録音の段階からMP3形式で音声ファイルを作成できたほうがうれしい。これなら、FTPソフトを使って、W-ZERO3から直接ポッドキャスティングするということも考えられるようになってくる。
W-ZERO3で使えるMP3レコーダーといえば、フィルコムファンでも既に紹介されている「SoundExplorer」がある。
イコライザなどの本格的な機能を搭載しており、画面もきれいで、なんといってもToday画面で操作できるのが魅力だ。
しかし、ちょっとしたボイスメモとして使うには立派すぎると感じる方もいるかもしれない。そんな読者におすすめしたいのが、「NoteM」だ。NoteMは、SoundExplorerと比べてとてもシンプルな機能しか搭載されていないが、フリーウェアなので気軽に使い始めることができるMP3レコーダーソフトだ。
Windows Mobile 2003対応版のため、インストールにはひと手間必要
NoteMは、最新バージョンの1.21が開発されたのが2003年10月で、Windows Mobile 2003対応となっており、W-ZERO3のWindows Mobile 5.0には正式には対応していない。そのため、インストール時にエラーメッセージが出てしまうが、録音などの主要な動作についてはとくに問題ない。圧縮ファイルをダウンロードし解凍したら、W-ZERO3をActiveSyncでパソコンと接続した状態で、パソコン上で「SETUP.EXE」を起動しよう。ショートカットが作成できずインストール中にW-ZERO3側でエラーが表示されるが、「OK」をタップして進んでかまわない。実際にはW-ZERO3の「Windows」フォルダの中に「NoteM.exe」が保存されている。あとは、ファイルエクスプローラを使って、任意の位置にショートカットを作成すればいい。
インストールが中断される
インストール中にW-ZERO3側でエラー表示になり、インストールが中断するが、気にせずそのままOKをタップする。 |
規定のMP3プレーヤーにはしない
続けて、規定のMP3プレーヤーにするかの確認画面になる。ここでは「いいえ」を選択する。 |
ショートカットの作成方法は、ファイルエクスプローラで「マイデバイス/Windows」フォルダを開き、カエルのアイコンが付いたNoteMのファイルを見つける。タップ&ホールドしたら、ポップアップメニューから「コピー」を選択し、今度はショートカットを作成したいフォルダに移動する。「スタート」メニューの「プログラム」画面に表示させたいので、「マイデバイス/Windows/スタートメニュー/プログラム」フォルダがいいだろう。移動したら、一覧の一番下までスクロールして、空いたスペースでタップ&ホールドして、ポップアップメニューから「ショートカットの貼り付け」を選択する。ファイル名は「NoteMへのショートカット」となっているので、必要に応じて名前を修正してもいい。これで、プログラムメニューからNoteMを起動することができるようになる。
ちなみに、ショートカットの作成は、「GSFinder+ for Universal」などのファイラーを使って行うことも可能だ。
ショートカットアイコンを作る -1
ファイルエクスプローラーで「Windows」フォルダを開き、カエルのアイコンが付いたNoteMを見つけて、タップ&ホールドのポップアップメニューから「コピー」を選択。 |
ショートカットアイコンを作る -2
「マイデバイス/Windows/スタートメニュー/プログラム」フォルダに移動して、一番下の空きスペースでタップ&ホールド、ポップアップメニューから「ショートカットの貼り付け」を選択する。 |
ショートカットアイコンを作る -3
続けて「へのショートカット」部分を削除したいので、ポップアップメニューから名前の変更を選択してファイル名を編集。 |
ショートカットアイコンを作る -4
修正が終わったら、「スタート」メニュー→「プログラム」を開いてみる。無事、NoteMのアイコンが表示され、起動できるようになっている。 |
基本的な使い方〜録音と再生
NoteMを起動すると、MP3データの一覧画面が表示される。ここで録音ボタンをタップすれば録音が開始され、ストップボタンをタップしたら保存だ。録音中は、画面右下に記録可能な残り時間がリアルタイム表示されるようになっている。録音中も、他のアプリケーションを利用することが可能だ。
NoteMのメイン画面(縦長)
録音したファイルの一覧が表示される。録音を開始するには赤いボタンをタップ、停止するには四角いボタンをタップする。
なお、これは不具合と言えるが、ファイル名は最初の一文字しか表示されない。スクロールバーが出るようになると、アイコンも半分しか表示されなくなってしまう。横長画面にするともう少し多めにファイル名を確認することができるが、これは、対応OSのバージョンが異なるための問題だと思われる。それでも当日のファイルは録音時間が、それ以外のファイルは録音日付が表示されるので、おおよその判断は付くだろう。また、縦横切り替えも、一旦、他のアプリケーションで切り替えてからでないと、NoteMのままでは切り替えボタンを押しても反応しないようだ。
NoteMのメイン画面(横長)
横長の画面にすると、ファイル名がもう少し表示されるようになるが、連番部分は隠れてしまっている。割り切って縦長画面のままで使ってもいいだろう。
「Tools」メニューからは、選択したファイルをWAVファイルに変換することもできる。「Options」メニューでは、1データあたりの録音時間や、拡張子への関連付けなどの設定が可能だ。設定画面の「Advanced settings」では、音質の設定ができる。初期設定では「Low」が選択されているが、音量が小さいと聞きづらくなりやすいので、「Medium」か「High」にしておくのがいいだろう。なお、筆者の環境では、拡張子とNoteMを関連付けすると、W-ZERO3が反応しなくなったのでこの設定は避けておいた方が賢明。MP3やWAVファイルは、Windows Media Player 10 for Mobileに関連付けされていたほうが、再生時には使いやすいので、さしたる問題ではないだろう。
オプション設定画面 -1
「Tools」メニュー→「Options」画面で、1件あたりの最大録音時間や最大録音サイズ、ファイルの保存先などを設定する。 |
オプション設定画面 -2
ぜひ変更しておきたいのが、「Advanced setting」の「Recording quality」だ。初期設定では「Low」になっているので、「Medium」か「High」に変更しておこう。 |
ファイル一覧画面で、「新規」メニューをタップすると、プレイリストの編集が行えるようになる。ここでは、一覧にあったファイルがそのまま取り込まれてプレイリストの内容として表示されているので、これに対してファイルの追加や削除、順番の変更をしよう。音声の再生は、リストの順番に連続して行われる。ツールバーにあるPDAのアイコンをタップすると、画面表示をオフにすることもでき、長時間再生時の消費電力の節約も行える。作ったプレイリストは、ファイルメニューから新しく名前を付けて保存し、一覧画面で確認することも可能。カエルのマークが付いたファイルがプレイリストデータだ。
プレイリスト -1
プレイリスト画面では、任意の録音データを選択し、好みの順番で再生させることができる。編集が終わったら、「File」メニューから「Save」しておこう。 |
プレイリスト -2
ファイル一覧画面に戻ると、プレイリストはカエルと書類のアイコンで表示される。いくつものパターンを作成することができる。 |
日本語パッチでメニュー表示は日本語化もできる
NoteMは英語版ソフトウェアだが、メニューやオプション設定画面を日本語化するためのパッチソフトがdanceinthemood氏により開発されている。日本語化の方法は、NoteMをインストールしたW-ZERO3の「Windows」フォルダから「NoteM.exe」を取り出し、パソコン上に保存した日本語化パッチツール「NoteM_jp.exe」と同じフォルダに移してから「NoteM_jp.exe」を起動する。パッチ作業が無事終了するとすぐにメッセージが現れるので、日本語化された「NoteM.exe」を再びパソコンからW-ZERO3内の「Windows」フォルダに戻せばいい。パッチ作業後には、元の「NoteM.exe」が「NoteM.OLD」という名前でバックアップされているので、英語版に戻すときはこれをNoteM.exeと改名してW-ZERO3に戻そう。
■なんでも日記(作者danceinthemood氏のサイト)
http://d.hatena.ne.jp/danceinthemood/
■MUI公開(日本語化パッチツールのダウンロード先)
http://ns2.meganebu.com/~adgroove/
日本語化パッチ -1
日本語化パッチ後のプレイリスト編集画面。メニューがすべて日本語化されていてわかりやすい。 |
日本語化パッチ -2
日本語化パッチ後のオプション設定画面。設定画面もすべて日本語化されているので、英語が苦手という人でも設定項目がわかりやすくなっている。 |
通話内容をMP3で録音することも可能
NoteMでは、録音中に他のアプリケーションを起動して使うことができる。予定表や連絡先を確認するのはもちろん、Windows Media Player 10 for Mobileでサウンドデータを再生したり、「電話」アプリケーションで電話をかけて通話することも可能だ。NoteMを使えば、W-ZERO3単体で通話の内容をそのままMP3形式で保存することもできるわけだ。マイクの位置や感度の都合で、大きい会議室での会話を明瞭に録音するのは少し難しいかもしれないが、W-ZERO3の特徴を活かして、いろいろな使い方を考えてみるのも楽しいのではないだろうか。
<参考サイト>W-ZERO3でフリーソフト!!-NoteM(W-ZERO3)
http://blog.livedoor.jp/cat49660/archives/50062247.html
<参考サイト>OMIのW-ZERO3備忘録-mp3レコーディングソフト「NoteM」
http://blog.goo.ne.jp/omi1130/e/fc88f6efb9d1ff61143ac4c99f6f8b51
<参考サイト>W-ZERO3 ツールMEMO







![Advanced/W-ZERO3[es]
ガイドブック](/ad/w-zero3.jpg)

