オンライン英和・和英・国語辞書を1画面で軽快に検索できる/AirDictionary
W-ZERO3などのモバイル端末で使いたいソフトウェアの定番といえば、辞書ソフトも人気のひとつ。AirDictionaryは、W-ZERO3の得意技であるネットワーク機能を活かした、オンライン辞書用クライアントソフトウェアだ。
| 【ソフト名】AirDictionary |
|---|
| 【バージョン】1.0 |
| 【作者】Fem氏 |
| 【価格】フリーウェア |
| 【インストール方法】圧縮フォルダ内のCABファイルをW-ZERO3上で開く ※ 別途、Micorosoft .NET Compact Framework 2.0 が必要(作者サイトに案内あり) |
| 【URL】http://hp.vector.co.jp/authors/VA003211/airdictionary/airdictionary.html |
語彙数の豊富なオンライン辞書に接続して語彙検索ができる
現在人気の小型電子機器に、電子辞書がある。2万円〜5万円台が一般的な価格帯といったところで、ポケットサイズのキーボード付き端末に実にさまざまな辞書が何十冊も収められている。学生から社会人まで購入層も幅広いようだ。もちろん、W-ZERO3で使える辞書ソフトもあるが、語彙数が少なめだったり、語彙数を増やそうとすると辞書データのファイルサイズが大きくなってしまい、せっかくのminiSDカードの記憶容量の大部分をしめてしまったりと、いくつかの不満点も出てくる。辞書データの準備作業など、インストール時の手間も必要だ。Opera MobileなどのWebブラウザで辞書サービスサイトにアクセスするという方法もあるが、すぐに調べたいときにブックマークを開くのは手間に感じるし、ブラウザの画面は専用ソフトに比べると、操作性や閲覧性がいいとはどうしても言い難い。
語彙数が豊富なオンライン辞書を、使いやすい専用ソフトの操作画面で利用するという、双方の“いいとこどり”ともいえる環境を実現してくれるのが、「AirDictionary」だ。AirDictionaryがアクセスするのは、三省堂とイースト社によって実験公開されている「XML Webサービス対応三省堂デイリーコンサイス体験版」というサイト。膨大な語彙数を誇る三省堂デイリーコンサイスのデータに、XMLというデータ形式を使ってアクセスすることができる、いま話題のWeb2.0を先取りした環境ともいえるサイトだ。利用できる辞書は以下の3種類となっている。
・三省堂デイリーコンサイス英和辞典(5万7000項目)
・三省堂デイリーコンサイス和英辞典(6万3000項目)
・三省堂デイリーコンサイス国語辞典(7万項目)
いちはやく2002年からサービスされており、いかに早い時期からWebサービスとして取り組んできたかがわかる。ただし、現在もアクセス実験サイトであり、正式サービスではない点は理解しておく必要がある。
■参考URL:http://www.btonic.com/ws/
さっそくインストールしよう
インストール作業は、圧縮ファイルから取り出したCABファイルをW-ZERO3で起動するだけだ。実行環境として、Micorosoft .NET Compact Framework 2.0 が必要なので、まだインストールしていない人は作者のサイトにある案内を参照して組み込んでおこう。Micorosoft .NET Compact Framework 2.0をインストールするには、5MB弱の記憶容量が必要だが、これは他のソフトウェアでも利用する可能性があるので、やむを得ない。逆に、AirDictionary本体は、約80KB程度であり、辞書データも一緒にインストールする辞書ソフトに比べて断然容量は少なくて済む。初めて起動した時には、実験サービスの利用規約確認を促す画面になる。参照の上、「同意する」をタップするとAirDictionaryのメイン画面になる。
初回確認画面
初めて起動したときは、Webサービス実験の利用に関する確認画面が表示される。確認して「同意する」をタップしよう。
辞書を選択して調べたい語句を入力するだけ
入力する部分は画面上部の3段に分かれているが、その意味は直感的でわかりやすい。1段目左側のポップアップリストで、英和、和英、国語辞書のどれを利用したいかを選択し、中央で検索対象を見出し語、成句、全文から選択、右側で検索一致条件を「完全一致」「前方一致」「後方一致」「一部に含む」から選択する。あとは、2段目に検索文字列を入力し、「検索」ボタンをタップするだけだ。検索文字列は、あらかじめ設定した件数の履歴が保存されており(初期状態では16件)、プルダウンリストから選ぶこともできる。検索結果が複数ある場合は、その件数が表示され、3段目のプルダウンリストから意味を表示させたい語句を選ぶことが可能だ。このリストに表示する件数も、「オプション」メニューで設定することができる。
辞書選択メニュー
検索したい辞書を、三省堂英和辞典、三省堂国語辞典、三省堂和英辞典から選択する。 |
範囲選択メニュー
検索対象の範囲を、見出し語、成句、全文から選択する。利用できるメニューは辞書の種類によって異なる。 |
一致条件メニュー
検索後の一致する条件を「完全一致」「前方一致」「後方一致」「一部に含む」から選択する。 |
まだネットワークに繋がっていない場合で検索を実行しても、自動的に接続を開始するので手間はかからない。とくに、W-SIMを使ったPHS接続ならサービス範囲が広いため、あわてて無線LANのアクセスポイントを探したり、通信カードを挿入するという手間も不要だ。この点は、W-ZERO3ならではの使い勝手のよさといえるだろう。オンライン型の辞書でありながら、まさにいつでもどこでもあっという間に利用することができる。
「備えあれば憂いなし」の1本
AirDictionaryは、XMLというシンプルなデータ形式を使ってデータをやりとりしているため、Webブラウザで辞書サイトにアクセスする場合と異なり、余計な画像などをダウンロードすることもなく、PHS回線接続でも表示待ちのストレスはさほど感じさせない。画面も辞書専用のレイアウトになっていて、広く見やすい。使っている間は、オンラインアクセスソフトということを忘れるくらいだ。電子辞書専用機と異なり、あいまい検索や、検索結果から関連語句へジャンプするといったような機能までは装備されていないが、本体ソフトが占める記憶容量も少なくてすむので、常用せずともインストールしておけば、ふとした折にきっと役に立つソフトウェアだ。無線LAN環境や、PHS使い放題コースを利用しているなら、使う機会はより頻繁に訪れるに違いない。







![Advanced/W-ZERO3[es]
ガイドブック](/ad/w-zero3.jpg)

