W-ZERO3 [es]&Advanced/W-ZERO3 [es]で有線LANを使う/BUFFALO LUA-KTX / REALTEK RTL8150 driver on W-ZERO3es & sigmarion3

USBホスト機能により「BUFFALO LUA-KTX」などを接続して有線LANを利用できるようにするドライバ「BUFFALO LUA-KTX / REALTEK RTL8150 driver」を紹介しよう。W-ZERO3[es]とAdvanced/W-ZERO3[es]にはUSBホスト機能が搭載されているが、それを利用して有線LAN接続も可能となった。ビジネスで出先などにセキュリティの問題などから無線LANが使えないといったケースでも、これなら高速通信が利用可能だ。あまり頻繁に利用されるケースではないだろうが、またひとつ[es]らしい機能が増えたことになる。
| 【ソフト名】BUFFALO LUA-KTX / REALTEK RTL8150 driver on W-ZERO3es & sigmarion3 |
|---|
| 【バージョン】「WZERO3es用」 |
| 【作者】WithVA氏 |
| 【種別】フリーウェア |
| 【提供方法】配布ページへW-ZERO3でアクセスし、ダウンロードしたCABファイルをW-ZERO3上で開く |
| 【URL】http://www.dokidoki.ne.jp/home2/withva/rtl8150.html |
USB接続型有線LANアダプタを[es]で使う
一部のUSB接続型の有線LANアダプタは、W-ZERO3[es]やAdvanced/W-ZERO3[es]のようにUSBポートがUSB On-The-Goによってホスト機能に対応しているWindows Mobile機種なら、ドライバをインストールすれば利用できるようになった。そのドライバのひとつが「BUFFALO LUA-KTX / REALTEK RTL8150 driver on W-ZERO3es & sigmarion3」(以下、RTL8150 driver)だ。RTL8150 driverは、「REALTEK RTL8150」とそのOEM(中身が同じ)製品である「BUFFALO LUA-KTX」などで利用できる有線LAN用ドライバとなる。
基本的には、ウィルコムによるPHS回線がインターネット接続には利用できるし、Advanced/W-ZERO3[es]に至っては無線LANも内蔵しているため、あえて有線LANを使う必要性はないともいえる。しかし、仮に出先などの無線LANが禁止されているようなところで高速データ通信をしたい場合などには、USB接続型有線LANアダプタを使うということは考えられる。
RTL8150 driverを使うには、まず利用できるUSB接続型有線LANアダプタを購入しよう。使える有線LANアダプタは、ユーザーによる動作確認報告が「W-ZERO3ツールMEMO」のコメント欄に上がっているので参考にして欲しいが、確実に動作するものということであれば、LUA-KTXが好ましいだろう。有線LANアダプタを手にしたら、ドライバをインストールするために配布サイトから、使用機種がW-ZERO3[es]のAdvanced/W-ZERO3[es]どちらであっても、「WZERO3es用」とあるリンクからドライバファイル(RTL8150Driver_WM5.CAB)をダウンロードする。CABファイルなので、デバイス上で実行すればインストール可能だ。
ドライバをインストールしたら、あとは、有線LANケーブルを接続した有線LANアダプタをUSBホストケーブル/アダプタを使って、デバイスに接続するだけだ。つないで数秒すると自動的にネットワークアイコンが接続状態に変わるので、その時点でもうインターネット接続が可能だ。
RTL8150 driverを用いた方法のいいところは、これに対応している製品がUSB1.0であるため、消費電力が小さく、セルフパワーによるUSBハブなどによる電源供給を受けなくても、直接、USBホストケーブル/アダプタ経由で使える点だ。
これまでも「PC PDA W-ZERO3の小ネタ」での検証により、USBハブによる電源供給をすれば「PCI UE-200TX-G」が利用できることが報告されているので、そういった方法でもかまわない場合には、そちらも検討してみよう。ただし、導入の際にレジストリを編集する必要があるなど、やや敷居が高いので注意して作業しよう。
インストール画面
BUFFALO LUA-KTX / REALTEK RTL8150 driverをインストールした後は、(一応ドライバインストールなので)うまく動作しないことがあったらソフトリセットをしておこう。
速度測定画面
BUFFALO LUA-KTXを使ってネットワークに接続し、Operaにて「SPEED TEST」を使って通信速度を測定しているところ。平均速度(ビット/秒)は、今回は1.303Mbpsと表示された(タップ/クリックで拡大)。下表も参照。
有線LAN接続での通信速度は?
ここでは、試しにLUA-KTXを使った有線LAN接続による通信速度を計測してみた。比較として、Advanced/W-ZERO3[es]の内蔵無線LAN(802.11g)による通信速度、両者と同じ回線に接続した有線LANによるパソコンでの通信速度も計測した。速度通信には、Webサイトで画像をJavaScriptを使って読み込ませることで測定する「SPEED TEST」におけるデータサイズ「1Mバイト」のものを利用した。
結果としては、下表の通り、Advanced/W-ZERO3[es]の有線LAN接続は平均1.370Mbpsと無線LANよりも遅くなってしまったが、それでもモバイル端末で使うことを考えれば、十分実用的な速さだろう。
無線LANよりも遅くなっているのは、ドライバのWindows Mobileへの最適化やUSBポートを介しているといったことなどが影響していると思われるが、Advanced/W-ZERO3[es]での有線LANと無線LANの接続で、OperaによるWeb表示の速さは、ほとんど体感では違いがないくらいであった。
内蔵無線LANとLUA-KTXによる通信速度測定結果
| 通信方式 | Advanced/W-ZERO3[es] | パソコン | |
|---|---|---|---|
| 有線LAN | 無線LAN | 有線LAN | |
| 1回目 | 1.303Mbps | 2.334Mbps | 4.813Mbps |
| 2回目 | 1.432Mbps | 2.629Mbps | 5.548Mbps |
| 3回目 | 1.376Mbps | 2.727Mbps | 5.472Mbps |
| 平均 | 1.370Mbps | 2.563Mbps | 5.278Mbps |
最近では、無線LANルータやアダプタも安くなっており、わざわざ有線LANアダプタを購入するくらいなら、無線LAN環境を整えたほうがいいように思われるが、すでにREALTEK RTL8150のOEM製品を持っていたり、先にも示したとおり会社などでセキュリティ上無線LANが使えないようになっているようなところでは利用価値があるだろう。なにより、W-ZERO3 [es]やAdvanced/W-ZERO3 [es]の利用用途が広がるのは純粋にうれしいことだ。







![Advanced/W-ZERO3[es]
ガイドブック](/ad/w-zero3.jpg)

