使いやすくなったメール・ブラウザに加え、新サービス・追加ソフトも充実!/Advanced/W-ZERO3[es]新機能レビュー - その3(ソフトウェア編)
![Advanced/W-ZERO3[es]新機能レビュー - その3(ソフトウェア編)](/wzero3/entries/memn0ck/000388/00.png)
ウィルコム「Advanced/W-ZERO3[es]」の新機能レビュー第3回目は、ソフトウェアを中心に見ていく。W+Infoという新サービスへの対応にW-ZERO3メールや通話機能の強化、辞書・地図アプリのプリインストールなど、Windows Mobile 6以外でのソフトウェアの改善点・追加点も多数見られる。
新サービス「W+Info」により最新ニュースやお知らせを常時表示可能に
Advanced/W-ZERO3[es](以下、「アドバンスト・エス」)で、まず目に付くのは、ウィルコムの新サービスとなる「W+Info」だ。W+Infoはプッシュ配信によりニュースや天気、占い、ウィルコムからのお知らせといった情報をToday画面に表示させるサービス。もちろん、非表示にする設定も可能だが、使用は無料なので、表示させておけば、ふとした折に役に立つこともあるだろう。
表示内容は件数を1件または3件表示から選べ、記事の全文も表示できる。携帯電話では、このような待受画面に表示させる情報サービスが「iチャネル」をはじめ各社から提供されている。サイズで携帯電話により近づいたアドバンスト・エスだが、機能的にもいろいろと近づいているといえよう。
Today画面では、ソフトキー1(左)が「ライトメール」から「W-ZERO3メール」に変更されている。ちなみに、W-ZERO3[es] Premium Versionで採用され、通常のW-ZERO3[es]でも最新ファームウェアでは搭載されている「ホームメニュー」は、アドバンスト・エスには搭載されていない。これは、ホームメニューがW+Infoと仕組み上バッティングするので、今回は新サービスのW+Infoを推進すべくカットしたため、とのこと。ホームメニューが使えないので、ソフトの起動や各機能の利用は、デフォルトではスタートキーを押して「スタート」メニューから行うことになる。
W+Infoを表示したToday画面
W+Infoは1日2回のプッシュ配信により自動で情報が更新される。ただし、手動で更新することもできる。「実行中のプログラム」はW-ZERO3[es]と同じ機能だ。
(クリック/タップで拡大。以下同)
基本操作はそのままに通話中着信機能などが追加
ホームメニューがなくなったため、アドバンスト・エスの操作は、基本的にWindows Mobileの動作に準じる。また、OSが新しくWindows Mobile 6になっているが、画面の見た目や操作などについて、特に大きく変更はない。Windows Mobile 6による新しい機能については第1回目のレビューにまとめているので参照してほしい。
ここでは、そのほかの電話機能に関して新しくなった点を紹介しよう。
まず、通話機能については、新しく通話中着信機能に対応した。これは、通話中に別の人から電話がかかってきたとき、それを音やポップアップアラートにより通知する機能だ。キャッチホンのように通話を切らずにその電話に切り替えて話すことはできないが、着信履歴には情報が残るため、すぐに折り返して連絡を取ることは可能だ。キャッチホン機能がないウィルコム端末としては、あれば助かる機能だ。また、発着信履歴には、名前と電話番号の双方が表示されるように改善されている。
ほかにも音量設定が改良されており、システムのボリュームのほかに、別途、通話中の音量などを調節できるようになっている。最大にすれば、比較的大きな騒音がする駅などでも、きちんと聞き取れる程度の音量になる設計だ。W-ZERO3[es]では通話の音量が小さかったので、これまでのユーザーにはうれしい機能向上だろう。また、著作権の問題から着信音にはMP3やWMAといった形式の楽曲ファイルを選択できないようになっており、その代わりにMIDIファイルが使えるようになっている。WAVファイルは引き続き選択できるので、着声・着うたなどを着信音に使用することは可能だ。
さらに、「リモートロック」の設定が搭載された。これにより、デバイスをどこかに置き忘れてしまったり、盗難にあった場合でも、遠隔でロックしたりデータを消去できるようになった。企業ユーザーとしては、安心感が増したといえる。
リモートロック設定画面
アドバンスト・エスでは新規購入および機種変更の際に付属するW-SIMがW-OAMに対応した“青耳”「RX420IN」となったため、リモートロックにも対応している。機能や設定などは、ほかのウィルコムの音声機種と同様。
W-ZERO3メールは手書きメールやSSL対応などでパワーアップ
メール機能も強化された。ライトメールについては変更はないが、ウィルコムのEメールやパソコン用のPOP/SMTPメールを扱えるW-ZERO3メールがバージョンアップしている。これにより、メール一覧表示画面でのプレビュー表示、ウィルコム同士のやり取りでの絵文字対応、手書きメール、「Ctrl+N」で新規メール作成などが行えるキーボードショートカット、SSL対応などが行われている。
SSLに対応したことによって、フリーメールとして利用者の多いGmailのPOP/SMTP利用が可能となっている。Gmailは、これまでもOutlookやフリーのメールソフトを導入することで利用できていたが、W-ZERO3メールを使っているユーザーは、この仕様変更のおかげでメールソフトの一本化が可能になったわけだ。ただし、OutlookがHTMLメールに対応したのに対して、W-ZERO3メールではHTMLメールには対応していない。このあたりは今後に期待といったところだ。
Opera Mobileも最新バージョン8.7搭載によりグラブ&スクロール機能などを追加
ウェブブラウザは、標準のブラウザとしてOpera Mobileが搭載されている。バージョンは、Windows Mobile向けとしてはまだリリースされていない8.7。試したところ、起動時間が短縮されているのだが、まだ多少遅い感じだ。動作メモリに余裕がある状態なら常駐させて使いたい。
新しい機能としては、画面をスタイラスでホールドしたまま移動させると、画面がグリグリとスクロールする「グラブ&スクロール」に対応している。パソコンのマウスで操作しているような感覚で、特に地図サイトなどを見る場合には有効だ。画像などが多いサイトだとスクロール処理が間に合わないときなどに、画像だけ後からついてくるように描画されるというように、なかなかよくできている。
また、パソコン向けOperaに盛り込まれている、アドレスバーで簡易的にGoogle検索などができる機能も使えるようになった。
Operaで全画面表示しているところ
Opera Mobileは、Windows Mobile向けとしては最新版となるバージョン 8.7を搭載。スタイラスで画面をホールドしながら移動させると画面がスクロールする「グラブ&スクロール」機能に対応した。
アドレスバーを使った簡易検索
パソコン版Operaで可能だった、アドレスバーに“g 検索語”、“y 検索語”などを入力して簡単に検索できる機能が搭載された。“g”ではGoogle検索、“y”ではYahoo検索が可能だ。
地図や辞書、名刺リーダアプリなど、多彩なアプリをプリインストール
アドバンスト・エスには、W-ZERO3(WS004SH)に搭載されていた辞書アプリ「DicLand」、W-SIMおよびGPSによる現在位置情報に対応した地図アプリ「NAVITIME」、QRコードが読み取れる「バーコードリーダ」、メールアドレスから名前の読みを予測する機能を搭載するなどパワーアップした「名刺リーダ」、書籍リーダ「ブンコビューア」、PDFビューア「Picsel PDF Viwer」といった多数のアプリケーションがプリインストールされている。
すでにほかのケータイにも搭載されている機能が多いが、新しく搭載した赤外線でのプロフィール交換機能と併せ、ケータイでもできることはできるようにしつつ、スマートフォンの得意なカスタマイズ性などの部分を残しているのが、ケータイユーザーにより馴染みやすく開発されたW-ZERO3モデル、アドバンスト・エスの姿ともいえる。
携帯電話らしい用途を数々実現することによって、W-ZERO3のユーザー層を広げたいというウィルコムの意図を感じることができるだろう。
また、データのバックアップツールは、シャープ独自のものからシェアウェアとして定評のある「Sprite Backup」に変更されている。























![Advanced/W-ZERO3[es]
ガイドブック](/ad/w-zero3.jpg)

