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【高速化サービス】W-ZERO3でWebなどの体感速度を向上させる専用ソフトが登場/Venturi Client
Web利用時の体感速度を向上させる「高速化サービス」の効果をさらにアップさせるW-ZERO3シリーズ向け専用クライントソフト「Venturi Client」の配布が2007年4月23日から開始された。これまでの高速化サービスは、ほかのウィルコムの電話機と同様に、Web経由で利用できるのみだったが、Venturi Clientの登場によって、パソコンを使ったデータ通信時の高速化サービス「MEGA PLUS(メガプラス)」と同じ効果が得られるようになり、インターネットがより快適に利用できるようになった。
インストール前にオンラインサインアップをチェックVenturi Clientのファイルは、W-ZERO3のブラウザでウィルコムの公式サイト「CLUB AIR-EDGE」にアクセスし、ダウンロードページに移行して入手する。配布ファイルはCAB形式なので、ファイラーで開けば、すぐにインストールが可能だ。ただし、インストール先として利用できるのは本体メモリのみで、miniSDカードにはインストールできない。インストール後にリセットを行う必要があるので、何かの作業途中だったりする場合には、きちんと保存して終了しておこう。 さらに、Venturi Clientで高速化サービスを利用する場合、オンラインサインアップで高速化サービスを利用する設定にしておかないといけないので注意しよう。Venturi Clientをインストールし、高速化サービスを利用して初めて、その効果を得られるというわけだ。 ダウンロードページ
インストールに利用するCABファイルは、ウィルコムの公式ページ「CLUB AIR-EDGE」をW-ZERO3のブラウザで開き、トップページから配布ページに移行してダウンロードする。 高速化の設定は4段階から選択できるVenturi Clientのインストールを終えたら、あとは特別な操作をする必要はない。従来通り「Internet Explorer Mobile」や「Opera Mobile」などを利用してWebを閲覧するだけだ。きちんと機能していれば、右上に竜巻が“グルグル”回るアイコンが表示されるはずだ。 また、インストールした「Venturi Client」を「スタート」メニュー→「プログラム」から起動すれば「ステータス」も確認できる。「パフォーマンス」タブの画面で画像の圧縮率を4段階から調節できるのも、専用クライアントならではの機能だ。画像は非可逆圧縮となるので、圧縮された画像を見て元のきれいな画像を保存したいような場合には、従来の高速化サービスと同様、再読み込み(リロード)すれば、オリジナルファイルが表示される。 専用クライアントのVenturi Clientを導入することで、いま述べた画像の圧縮効果を含め、おもに以下の4つのメリットが受けられる。特に 3)に挙げた通信プロトコルの違いにより、画像が少ないテキスト主体のWebページであっても、体感的には、かなり高速化したと感じられるはずだ。 【Venturi Client導入のメリット】
筆者は現在、おもにデフォルトの高速モードで利用しているが、確かにこれまでの高速化サービスよりはレスポンスがいいように感じた。もちろん、無線LANや他社の高速パケット通信規格「HSDPA」と比べるとまだまだ遅いが、画像を表示してWebページを閲覧している場合には、なかなか効果があるように思う。利用料金の「月額315円」をどう評価するかは、ユーザー次第だろう。 ただし、いくつか気になったこともある。まず、ここで導入するVenturi Clientが、かなりメモリを占有するように思える点。もうひとつは、ActiveSyncや無線LANなどを利用している際、動作に支障が出ることがある点だ。ActiveSyncや無線LANで通信で接続している状態では、高速化サービスは機能しないようになっている。しかし、W-ZERO3を初期化した後でVenturi Clientを導入し、ActiveSyncや無線LANを利用してWebページを閲覧してみたところ、動作が不安定になった。具体的には、Webブラウザが落ちたり、DNSへアドレスを問い合わせる際に検索中の状態が続いてページが表示できなかったり、接続エラーが出たりといった現象が起きていた。 こういった不安定さは、今のところ利用を避けたいほどひどくはないのだが、パソコン版のメガプラスでも同様であるだけに、今後の改良を期待したいところではある。 Venturi Clientの起動画面
インストール後、Venturi Clientを起動してみると、高速化設定が「ON」になっていることや「ステータス(状態)」が確認できる。ステータスは、アイコンがカラーであれば機能しており、グレースケールだと機能していないことを示している。 Venturi Clientの設定画面
「パフォーマンス」タブでは、画像圧縮の利用状況を設定できる。画像の圧縮率は、4段階から選択可能だ。画像の圧縮はWebページを表示するためのダウンロード時のみ有効。アップロードやFTP利用時などは圧縮されないので、ブログなどを更新しているユーザーも安心だろう。なお、「画像圧縮を使用」のチェックを外せば、画像圧縮を行わない設定も選択できる。 Venturi Clientのバージョン
現在利用できるW-ZERO3シリーズ向け専用クライアント、Venturi Clientのバージョンは「Version 4.1.4.18」となる。パソコン(Windows)向けの最新版は、Version 3.3だ。 Operaで高速化サービスを利用したところ
Webブラウザは、Internet Explorer MobileやOpera Mobile for W-ZERO3のほか、NetFrontなどにも対応している。利用中は、右上にパソコン版でもお馴染みの“グルグル”と回るアイコンが表示される。 専用クライアントを導入した効果は?実際に専用クライアントを利用した場合に、どの程度高速化するのかを試してみた。比較したのは以下の6つのケースだ。
表示速度の比較対象としては、以下の4項目を使用した。
測定を行った場所は、東京都内の比較的通信状態が安定しているW-OAMに対応したエリアで、「9(nine)のレビュー」などを行った場所と同じ。利用したW-SIMは、先ごろ発売されたW-OAM対応の“青耳「RX420IN」”だ。 “青耳「RX420IN」”も登場
高速化サービスとは関係ないが、W-ZERO3にとって重要な通信モジュール「W-SIM」に新しいカードが加わった。通称“青耳”と呼ばれる、高度化PHS「W-OAM」に対応した(株)ネットインデックス製のRX420INだ(2007年4月10日に発売)。最新のW-ZERO3シリーズは、このRX420INが付属するモデルも発売されている。 各種W-SIMを並べたところ
左から初代W-SIMとなる“灰耳「RX410IN」”、今回発売された“青耳「RX420IN」”、2006年末に発売されたW-OAMに対応した(株)アルテル製“赤耳「RX420AL」”。2007年4月26日には、“赤耳”「RX420AL」をW-ZERO3シリーズで使うための不具合を解消したファームウェアアップデートプログラム(Ver.1.03)の配布が開始されている。 以上を試した結果、「(3)Venturi Clientによる最高速モード」では、かなり画像が圧縮され、どんな内容の画像なのかがぎりぎり確認できる程度となることがわかった。これより低速の設定でも、高速化の効果はそれなりに得られるので、普段どのようなWebサイトを見るかによって、圧縮の程度は各自選択しよう。無料利用期間もあるので、直接、自分で利用してみて確かめて欲しいところだ。 Venturi Clientで高速化サービスを利用し続けるなら、料金メニューを見直してもいい。データ通信を多く利用するユーザーは、ウィルコム定額プランのオプションとなる「データ定額(4xパケット方式)」を「リアルインターネットプラス(2xパケット方式)」に変更するという考え方もあるだろう。 高速化サービス利用時の画像比較例(GIF編)
Venturi Clientを用いた時の最高速や高速では、かなり画像が劣化しているのがわかる。GIF画像は場合によっては原型を留めていないケースも多かった。例を見ても、明らかに低速から最高速に向けて画像が劣化していく様子が見て取れる。 高速化サービス利用時の画像比較例(JPG編)
最高速でファイルサイズが最低に、低速でファイルサイズが最大になっている。最低といっても、オリジナルファイルの半分のサイズになっているので、画像としてはかなり圧縮され、体感速度は向上しているように感じるだろう。デフォルト設定となる高速では、約16%まで圧縮されていることになる。 高速化サービス画像圧縮率まとめ
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posted by memn0ck
on 2007/05/14 13:15
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