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ショートカットの実行で指定したキーボード入力と同じ操作ができる/KeyInputEmulator

KeyInputEmulator

「KeyInputEmulator」は引数(オプション)に入力したいキーの組み合わせ(キーアサイン)を指定して起動することで、キーボード入力をエミュレートできるユーティリティだ。たとえば「Ctrl+C」を引数にもつショートカットファイルを作成し、それを実行すれば“Ctrl+C”を押したことになり、実際にキーボードから“Ctrl+C”を入力しなくてもコピーができる。うまく使うことで、特にW-ZERO3[es]を片手で縦に持った状態での操作が非常に効率的になるアプリケーションのひとつだ。

【ソフト名】KeyInputEmulator
【バージョン】0.20
【作者】392 ◆vjnDkXAO氏
【価格】フリーウェア
【提供方法】圧縮フォルダを解凍し、EXEファイルをW-ZERO3にコピー
【URL】http://w-zero3.org/?%A5%C0%A5%A6%A5%F3%A5%ED%A1%BC%A5%C9%2FKeyInputEmulator

まずは実行ファイル本体をインストールしよう

インストールするには、配布サイトから圧縮ファイルをダウンロードし、解凍してできたフォルダ内にあるすべてのファイルをW-ZERO3に転送すればいい。本稿では、本体メモリ上の「Program Files」フォルダ内に「KeyInputEmulator_v020」フォルダをコピーし、名前を「KeyInputEmulator」に変更した。

自分に合わせて利用できるようにするまでには少々道のりが長いのだが、利用例となるショートカットファイルがインストールしたフォルダ内の「サンプル」フォルダに用意されている。用意されているサンプルは、コピーを行う「Ctrl+C」や貼り付けを行う「Ctrl+V」、ロックを行う「画面ロック」などだ。試しに「画面ロック」をタップして実行してみよう。うまく画面がロックされたらインストールできていることになる(元に戻すにはソフトキー1を押して、メニューバーの左にある「ロックの解除」を実行する)。

インストールファイル

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本体メモリの「Program Files/KeyInputEmulator」フォルダにインストールした例。プログラム本体となる「KeyInputEmulator(KeyInputEmulator.exe)」および説明書となる「Readme(Readme.txt)」、そして「サンプル」フォルダがある。

KyeInputEmulatorの初期サンプル

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「サンプル」フォルダ内にはKeyInputEmulatorを利用するためのいくつかのサンプルが用意されている。基本操作となる「Ctrl+C」や「Ctrl+V」はもちろんのこと、「選択範囲開始」(=Shiftキーを押す)および終了といったこともできる。「キー入力定義ファイル指定」ファイルの使い方は後述する。

新しい設定(ショートカット)を作成する

サンプルだけでもかなり便利に利用できるが、サンプルを見本にオリジナルの設定を作成してみよう。方法は、KeyInputEmulatorのショートカットを作成し、「プロパティ」の「ショートカット」タブで「リンク先」の部分に利用したいキーアサインを入力するだけだ。
あるいは、すでにあるサンプルを複製して、それを編集する方法でも簡単に新しい設定を作ることはできる。「Ctrl+C」ファイルを複製して、「プロパティ」→「ショートカット」タブを開き、「リンク先」内の文字列を変更すれば、カット「Ctrl+X」やアンドゥー「Ctrl+Z」などがすぐに作成できるはずだ。

以下に、ショートカット作成から設定までの流れを紹介しよう。

1- ショートカットの作成

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ファイルエクスプローラでもショートカットは作成できるが、プロパティの編集が必要なので、すでに紹介している「GSFinder+ for Universal」を利用した方がいいだろう。KeyInputEmulatorのアイコンをタップ&ホールドするとポップアップメニューが表示されるので、「ショートカットの作成」を選択すればいい。

2- プロパティの表示

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GSFinder+ for Universalを利用した場合には、作成したショートカットをタップ&ホールドし、表示されるポップアップメニューの中から「プロパティ」を選択しよう。ショートカットのプロパティが表示される。

3-「リンク先」にオプションを追記

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ファイルのプロパティが表示されたら「ショートカット」タブに切り替えよう。「リンク先」と書かれた下の部分が設定する部位となる。画面のように、「・・・.exe"」の後に半角スペースを空けて、キーアサインを付記する(クリックで拡大)。

キー入力支援ユーティリティ「CQ」と連携する

筆者は、このKyeInputEmulatorで、前に紹介したキー入力支援ユーティリティ「CQ」をサポートする設定を作っている。CQは常駐中にキーボードの“Ctrl+G”で定型文、“Ctrl+B”でクリップボード履歴を表示して、選択・入力できる。フルキーボードを利用している場合にたいへん便利なアプリケーションだが、W-ZERO3[es]でテンキーを使って文字を入力している場合には、なかなかうまく操作できない。そこで、このKeyInputEmulatorで“Ctrl+G”や“Ctrl+B”をキーエミュレートできる設定を作っておけば、ダイヤルキーだけでも定型文やクリップボード履歴が入力できるようになるわけだ。

「サンプル」フォルダの中にある「Ctrl+C」を設定をコピーして、プロパティからリンク先の「Ctrl+C」の部分を「Ctrl+G」に変更し、ファイル名を「Ctrl+G」など、なんでもいいがわかるものに変更しよう。CQが常駐している状態で、作成した“Ctrl+G”を指定したショートカットを実行すると、定型文が入力できるようになるはずだ。

CQで定型文入力

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設定で“Ctrl+G”を指定したショートカットを作成して実行したところ。定型文入力のためのポップアップメニューが表示された。

ボタン割り当てやスタートメニューに登録する場合

ただし、このままではテキストエディタやメールソフトなどを使っている最中の必要な状況で定型文入力やコピーなどが行えない。そこで、このファイルをアプリケーション使用中の好きなときに呼び出す設定が必要になる。ひとつには「スタート」メニュー→「設定」→「個人用」タブ→「ボタン」から、IEボタンやメールボタンに直接これらのショートカットを割り当てるという方法、ふたつ目に「スタート」メニューに登録してしまう方法がある。「スタート」メニューに登録するには、先ほど作成したショートカットを「Windows/スタートメニュー」フォルダ内にカット&ペーストすればいい。

「スタート」メニューへ登録

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「スタート」メニューに登録するには、GSFinder+ for Universalで「Windows/スタートメニュー」フォルダ内に、作成したショートカットをコピーすればいい。自分がわかりやすいようにCtrl+Cを「コピー」などと名前を変更しておくといいだろう。ここには7つまでしかファイルを登録できないので注意。

「スタート」メニュー

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「スタート」メニューに登録すると、どんなアプリケーションを利用していてもWindowsキーを押せば、コピーや貼り付け、アンドゥー、定型文挿入などが利用できるようになる。

定型文入力

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W-ZERO3[es]でW-ZERO3メールを利用してメールを作成しているときに「スタート」メニューの「定型文」を選択すれば、このようにCQによる定型文入力が可能となる。縦に持って片手でテンキーのみで操作するときにとても便利だ。

ほかのランチャーと組み合わせて利用する場合

上記では「スタート」メニューに登録してみたが、さらに多くの設定を頻繁に利用するなら、「Runner[es]」や「YTaskMgr」などといった他のランチャーと組み合わせて利用するといい。たとえば、Runnder[es]の場合には、引数を指定したショートカットをひとつずつ登録してもいいし、KeyInputEmulatorを登録して、オプションに引数を指定してもいい。

Runner [es]

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ランチャーアプリ「Runner[es]」にてKeyInputEmulatorの各ショートカット設定を登録したところ。Runner[es]だと10個以上の設定も登録でき、ソフトキー1/2でページが切り替えられる。さらに、各設定の場所を覚えておけば1~9のダイヤルキーでダイレクトに設定したキー操作を実行できる。この場合には、Runner[es]を「スタート」メニュー→「設定」→「個人用」タブ→「ボタン」からキー割り当てしておこう。

Runner[es]の設定

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KeyInputEmulatorのショートカットを作成してそれぞれを登録する方法だけでなく、KeyInputEmulatorをプログラムパスに指定して、「パラメータ」の欄にキーアサインを入力して利用することもできる(クリックで拡大)。

また、KeyInputEmulatorは、サンプルの「KeyInputDifinition(KeyInputDifinition.txt)」にあるように、複数のキー入力をひとつのテキストファイルで指定して、一気に操作してしまうことも可能となっている。少々、導入は難しいが、うまく活用すれば、W-ZERO3やW-ZERO3[es]のちょっとした使いにくさを解消できたりもする。
最後に、この「KeyInputDifinition」とも関連する「キー入力定義ファイル指定」について説明しよう。

キー定義ファイルを指定して複雑な操作を一気に実行する

「キー入力定義ファイル指定」は、KeyInputEmulatorを起動する引数に、「キーアサインを記述したテキストファイルのパス」を指定して利用する方法だ。これにより、「Ctrl+Cの後にCtrl+Vを連続して行う」といったような複数の操作を設定する場合に、わかりやすく操作を記述することができる。サンプルの「キー入力定義ファイル指定」は「KeyInputDefinition(KeyInputDefinition.txt)」のパスを指定している。
試しに、この「キー入力定義ファイル指定」ファイルがプロパティの「リンク先」で指定している「Program Files/KeyInputEmulator」ディレクトリに「KeyInputDefinition」ファイルを移してから、「キー入力定義ファイル指定」ファイルを実行してみよう。「KeyInputDefinition」内で有効になっているサスペンド&ロックが実行されるはずだ。このように、「キー入力定義ファイル指定」を利用することで、かなり複雑な操作もできるようになる。W-ZERO3でちょっと使いにくいといったことがあったら、どうすればKeyInputEmulatorで改善できるかを考えるのもなかなか楽しいものだ。

KeyInputEmulatorをうまく活用する設定をすでにユーザーがいろいろ公開してくれているので、それらを利用するのもいいだろう。いくつかユーザーによる設定例を以下に紹介しておく。通常の携帯電話で利用できるような短縮ダイヤル機能をW-ZERO3[es]で実現するような設定があったりと、カスタマイズ性の高いW-ZERO3シリーズならではといえる内容だ。

This article posted by memn0ck on 2007/01/28 14:36

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