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W-ZERO3で撮影した写真に位置情報や日時などのExif情報を追加できる/W-ZERO3 Location Photo

W-ZERO3 Location Photo

「W-ZERO3 Location Photo」を使ってW-ZERO3やW-ZERO3[es]で写真を撮ると、W-SIMカードを使った通信でPHS基地局に基づく位置情報を取得し、撮影した写真にExif情報として記録することが可能となる。一般的にGPS機能を搭載したケータイで行える位置情報付きの写真撮影と同等のことができるのだ。位置情報のほかにも日時やコメントなどをExif情報として埋め込める。

【ソフト名】W-ZERO3 Location Photo
【バージョン】Ver. 1.07β
【作者】kero氏
【種別】フリーウェア
【提供方法】圧縮フォルダを解凍し、EXEファイルをW-ZERO3にコピー(別途.NET Compact Framework2.0が必要)
【URL】http://labo.willcomnews.com/

インストールは手動で行う

インストールは、配布ファイルがZIP形式の圧縮ファイルになっているので、W-ZERO3でダウンロードした場合には「GSFinder+ for Universal」などを利用してファイルを解凍しよう。「Z3LocationPhoto107」というフォルダができる。そのまま本体内に保存しておいて利用してもかまわないが、位置情報を住所に変換するためのファイルなどを含めるとトータルで10MB以上となってしまうので、miniSDカード内の「Program Files」フォルダにカット&ペーストで移しておくのがいいだろう(「Program Files」フォルダがなければ作成しよう)。

W-ZERO3 Location Photoは、位置情報を住所に変換するファイル「ZIP(ZIP.SDF)」がないと利用できないようになっている。便利に使うには「Z3LocationPhoto107」フォルダ内にある実行ファイル「Z3LocationPhoto(Z3LocationPhoto.exe)」のショートカットをW-ZERO3本体の「Windows/スタートメニュー/プログラム」ディレクトリに作っておくといい。「スタート」メニュー→「プログラム」の画面にアイコンが表示され、そこから起動できるようになる。また、このソフトの動作条件として「Microsoft .NET Framework 2.0」がインストールされている必要があるので、事前に導入しておこう。

位置情報は経度緯度がTokyo座標系で記録されるのだが、最新のVer.1.07βでは、位置情報から住所に変換した情報も記録されるようになった。ただ、この機能向上のために「ZIP.SDF」ファイルが必要となり、インストールするファイルサイズが大きくなってしまった。住所への変換が必要ないというユーザーは、正式版となるVer.1.00を利用するといいだろう。ファイルサイズも小さく、位置情報の取得の失敗も少ない。

位置情報付きの写真を撮影する

インストールしたら使い方は簡単だ。Z3LocationPhotoを起動し、画面上部の「撮影」ボタンを押すと、通常のカメラ機能と同じようなファインダー画面が現れる。そこで、いつもどおりアクションキーなどにより撮影を行い、右上の「OKボタン」をタップすれば、自動的に位置情報を取得してExif情報を記録した写真ができあがる。位置情報の取得には数秒程度かかる。

写真の保存先は「画像とビデオ」のカメラ機能で選択できる「メニュー」→「オプション」→「カメラ」タブ→「ファイルの保存先」で設定されている内容に従うようだ。W-ZERO3やW-ZERO3[es]の通常のカメラ機能で撮影した写真のExif情報を閲覧しようとすると、なにも記録されていないためエラーとなるが、W-ZERO3 Location Photoした写真には位置情報のほかに、タイトルやメーカー名、機種といったものが記録される。さらに、設定によっては、日時やコメントといったものも追記できる。

W-ZERO3 Location Photo

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起動画面。上部の紫色にフォーカスされている「撮影」ボタンを押すと位置情報付き写真の撮影画面に移る。設定は下のほうにある「設定」ボタンをタップして行う。

カメラ撮影画面

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このようにW-ZERO3 Location Photoによる撮影も、通常のカメラ機能とまったく同じファインダー画面で行う。

位置情報取得画面

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カメラで撮影後に「OKボタン」を押すと自動的に起動時の画面に戻り、位置情報を取得し始める。

撮影終了画面

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位置情報を取得して住所に変換などした後に、初期状態では画像ファイルを保存したことを示すメッセージが表示される。終了画面の表示が必要ない場合には、設定の[1]タブにある「正常完了ダイアログを表示する」のチェックを外そう。

W-ZERO3 Location PhotoによるExif情報

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画面はWindows用のExif情報を表示するアプリケーション「Exif Reader」を使ってW-ZERO3 Location Photoによって記録されたExif情報を表示したところ。

通常のW-ZERO3のカメラ機能によるExif情報

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同じく「Exif Reader」を使って通常のW-ZERO3のカメラ機能で撮影した写真のExif情報を表示してみると、なにも記録されておらず、エラーになることがわかる。

設定画面[1]

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「位置情報記随時選択」「位置情報記録有効化」「コメント入力機能」「元写真削除」「写真ファイル名を日付にする」「カメラ画質」「正常完了ダイアログを表示する」「写真挿入設定」といった設定を行う。

設定画面[2]

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Exif情報における「写真の説明(タイトル)」「メーカー」「端末名」「規定コメント」を設定可能。コメントの[PLACE]部分は位置情報から変換された住所となる。

撮影サンプル

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(クリックで拡大)W-ZERO3[es]で1280×1024ドット、高画質で撮影したもの。設定で「写真挿入なし」を「写真挿入:場所・日時両方」などにすると右下に指定した挿入メッセージが付けられる。

位置情報取得失敗画面

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位置情報から住所に変換する作業が入ったバージョンを利用すると、数回に1回程度の割合で位置情報の取得に失敗することがある。再試行の手間がかかるとはいえ、写真データに住所が明記されていると、後で撮影状況などをイメージしやすい。

「ZIP.SDF」ファイルがない場合のエラー

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最新のVer.1.07など位置情報から住所変換を行うものは、「ZIP.SDF」ファイルがないと位置情報取得の際にエラーが出る。ただし、これらのバージョンであっても位置情報を取得しない設定にしていれば、「ZIP.SDF」がなくても問題はない。撮影ファイル名を日付にしたい人やExif情報に端末名などだけ入れておきたい場合などに利用できる。

手軽に自分だけのお気に入りマップを作れるのが魅力

W-ZERO3 Location Photoの利点には、位置情報を記録できるのもさることながら、ファイル名を日付にすることができるため、撮影した写真の管理が容易になることが第一に挙げられる。また、Exif情報として端末名などが付けられるため、どのデバイスで撮影したかがわかり、さらにコメントなどを埋め込むこともできる。

これらに加えて位置情報を付けることが可能となっており、ふらっと立ち寄って気に入ったお店などの写真を撮影すれば同時に位置情報とコメントを埋め込んでおけるので、後で自分だけのお気に入りスポットをまとめた地図を効率よく作成できたりする。また、位置情報に対応した画像掲示板やブログなどにその場でアップロードすれば、写真による情景とともに位置まで示すことができ、読者によりリアリティのある情報を公開できるのだ。もちろん、PHS基地局を利用した位置情報なので、GPSと比べると精度が悪く、100~500メートルくらいの誤差が出る。それでも、おおよその場所はわかるので、有効に活用してみよう。

This article posted by memn0ck on 2006/11/08 16:12

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