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コピー操作で検索ができる英和・和英・国語辞書と英文ビジネスレター辞典を標準で搭載/WS004SH 最新レビュー -その4(辞書機能)

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W-ZERO3の2代目となる「WS004SH」レビューシリーズの3日目は、新しく追加された辞書機能について見ていこう。見出し語数は計28万語以上となる4つの辞書がプリインストールされている。

英和・和英・国語・英文ビジネスレターの4つの辞書が買ったときから使える

辞書は、Pocket PC版 三省堂電子辞書「DicLand Ver.1.1」が倍増した本体メモリー内に搭載された。三省堂の英和・和英・国語辞典および英文ビジネスレター事典という4冊の辞書が利用でき、収録語数は28万5600項目となっている。WS003SHにおいても、旧バージョンとなる「DicLand Ver.1.0」は利用できていたが、新しいWS004SHでは、辞書アプリケーションのバージョンも新しくなり、プリインストールによって盛り込まれた形になった。各辞書の内容は、以下の表のようになる。Ver.1.0が9240円で販売されていたので、WS003SHと今回のWS004SHの販売価格が約5000円程度違うだけであることを考えれば、安くなっていると言えるだろう。


辞書名項目数
エクシード英和辞典12万語
エクシード和英辞典9万4000語
デイリーコンサイス国語辞典7万語
キーワードで引く英文ビジネスレター事典約1,600語(例文約4,000)

起動や動作の速度も及第点。フルキーボードにより専用電子辞書の代替にも十分

DicLandの起動は2〜3秒と早く、検索速度も気になるくらいほど待たされるわけでもない。いつも持ち歩いて利用する「電子辞書」としての機能は十分に備わっている。各辞書を個別に引くだけでなく、4つの辞書を串刺しにして単語を探すことも可能だ。全辞書から検索した場合には、候補語句が各辞書の色で表示されるのもおもしろい。文字を入力する度に、自動で候補語句を検索して表示するインクリメンタル検索には対応していないが、何文字か入力してから検索を実行すれば、候補語句が表示されるので、問題はないだろう。


レイアウトは縦・横分割の変更だけでなく、各枠の表示領域をドラッグで自由に変更できるのも魅力だ。文字サイズは初期設定の「小」のほかに、「中」「大」という3種類から選択できる。


ただし、気になったのは、タッチパネルによる操作を前提としており、キーボードだけではすべての操作ができない点だ。文字入力や項目の移動など、ある程度はキーボードでも操作できるが、メニューを開いたり、辞書を選択したりといった多くの操作は画面をタップして行うことになる。横画面でフルキーボードを使って、文字通り“電子辞書”のスタイルで使うには、タッチパネルによる補助が必要となる。

DicLandの操作画面

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画面上部のアイコンから辞書を選択して語句を検索する。頭語一致により候補語句を表示することができる。

レイアウト

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フレームをドラッグしたり赤い三角をタップすることでレイアウトの変更が可能だ。

横画面

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横画面で検索結果を表示することもできる。画面下の枠にはクリップボードの内容が表示される。

前に検索した語句は、検索文字を入力する枠の右端にある▼マークをタップすれば、履歴として確認できる。「さっき引いたあの単語の意味なんだっけ?」というときには、重宝する。しおり機能もあり、よく引く検索ワードを登録しておけば、メニューの「しおり」→「選択」からすぐに表示できる。

英文ビジネスレター事典

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単語を調べると例文とともに文法的なポイント解説を表示される実用的な辞書だ。

文字サイズを変更

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文字サイズを「大」に変更した状態。3つの大きさが選択可能だ。

検索履歴を表示

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検索語に加えて利用した辞書の種類まで確認ができる。

しおり機能で単語を引き直す

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しおりに登録した単語は後で引き直して意味をもう一度確認することができる。

ヘルプ解説も親切

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「使い方」では利用ケースごとに操作方法が説明されている。

バージョン表示

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バージョンは1.1にアップ。W-ZERO3での導入に対応している。

クリップボード検索モードで他アプリでコピーした文字列を瞬時に検索

DicLandでは、他のアプリケーションでコピーした文字列を検索する機能もある。単にWebブラウザなどで検索したい文字列をコピーした後、DicLandを起動して、貼り付けボタンを押して検索するといったことはもちろんだが、メニューにある「編集」から「クリップボード検索モード」をチェックしておくと、DicLandを起動した状態でWebブラウザなどの文字列をコピーすれば、自動でDicLandに切り替わって検索結果が表示される。PDF文書や電子書籍などを読みながら利用すると便利だろう。


DicLandはOSなどとともにROMに焼かれているわけではないが、「設定」画面の「アプリケーションの削除」からは削除できない。そのため、DicLandが必要ではないユーザーがこのアプリケーションを削除するには、フォーマットを行い、ユーザーデータエリアを消去するといったことが必要となる。

クリップボード検索モードとコピー/貼り付けボタン

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コピーしたテキストを「貼り付け」によって入力して検索ができる。

クリップボード検索モード-1

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「クリップボード検索モード」をオンにした状態で別のアプリケーションの文字列をコピーするとDicLandが起動する。

玄人辞書ユーザーには不満も残るが、手軽に使うには十分魅力的なコンテンツ

デバイスのユーザー層を広げるひとつの方向性として、はじめから使えるコンテンツを多数搭載するというのは、シャープのザウルスシリーズやソニーのクリエなどでは常套手段。なかでもとくに辞書という機能は利用する人も多く、プリインストールされていることによる魅力は高い。もちろん、すでにW-ZERO3でもシャープがminiSDカードに辞書をインストールして販売している「W-ZERO3対応 学研電子辞書カード」や高電社の「翻訳ウォーカー」などは正式に対応しているので、これまでのW-ZERO3でも後から辞書を追加することはできた。さらには、手間をかければ「PDIC」や「EBPocket」など、フリーで使える辞書もある。こういったアプリケーションを自分で導入できるユーザーには「辞書機能は必要ないので、そのぶん値下げしてほしい」といったニーズもあるだろうが、すでにW-ZERO3自体はそういった上級者ユーザーから中級〜初級ユーザーへ販売層が移ってきていると考えられるので、今回の辞書搭載は、悪くないタイミングだろう。ただ、もう少し早い時期にこの機種が販売されたなら、新入学シーズンに合わせて学生にもアピールできたのでは、などと考えると少し惜しい気もする。


また、WS004SHにプリインストールされた最新版となる「DicLand Ver.1.1」が6月上旬に発売予定となっており、既存のWS003SHユーザーも動作確認済み機種に「W-ZERO3」が含まれているため、これを購入すれば利用できるようになる。

This article posted by memn0ck on 2006/06/08 19:07

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