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もうトイカメラとは言わせない! カメラ性能にも磨きがかかった/Advanced/W-ZERO3[es]新機能レビュー - その2(ハードウェア編)

Advanced/W-ZERO3[es]新機能レビュー - その2(ハードウェア編)

前回に引き続き、2007年6月7日に発表された「Advanced/W-ZERO3[es]」(以下、「アドバンスト・エス」)について新機能をレビューしていこう。第2回目となる今回は、磨きがかかったカメラ性能と実際に撮影したデータと中心に紹介しながら、さらにUSB機能についても解説する。

無線LAN、赤外線など、新たに追加された機能の設定

すでに「魅惑の筐体 Advanced/W-ZERO3[es] ファーストインプレッション」でも触れているように、今度のアドバンスト・エスには、スリムなボディに無線LANや赤外線ポートの追加、Xcrawlの採用などがなされている。本題に入る前に、これらの機能について、実際の設定画面を紹介しながら少しだけ補完しておこう。

無線LANの利用

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「スタート」メニュー→「設定」→「接続」にある「無線ON/OFF」画面か、キーボードのFn+OKキーから、無線LANのオン/オフの切り替えが可能だ。
(クリックで拡大。以下同)

無線LANの設定

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「スタート」メニュー→「設定」→「接続」の「ネットワークカード」では、非表示のネットワークや無線の暗号化に必要な「WPA2」と「WPA2-PSK」がWindows Mobile 6.0で追加されて設定が可能となった

赤外線の利用

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自局番号を表示させ、「メニュー」→「データ交換」で、自分の電話番号やメールアドレスなどを編集したり送信することが可能。連絡先やファイルエクスプローラからも「メニュー」→「送る」→「ビーム」で利用できる。
赤外線で相手の情報を受信するときは「スタート」→「設定」→「接続」→「ビーム」で赤外線を受信可能にできる。

Today画面のカーソルキー設定

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W-ZERO3(WS004SH)およびW-ZERO3[es](WS007SH)と同じく、「スタート」メニュー→「設定」→「Today」に「カーソルキー」の設定がある。従来あった「ホームメニュー」タブは「W+Info」と競合するため外されている。

ソフトキーの設定

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「筐体の画面下に左右のソフトキーがない!」と心配していたが、「スタート」メニュー→「設定」→「ボタン」の「ソフトキー」で「スタート」キーと「OK」キーに割り当てることができる。この設定では、それぞれのキーを普通に押すとソフトキーとして動作し、長押しで「スタート」キーと「OK」キーとして動作するようになる。

Xcrawlの設定

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「スタート」メニュー→「設定」→「システム」→「ユーティリティ」→「Xcrawl」タブで設定を行う。「スクロール機能:ON(4方向の入力も可能)」「8方向入力(スクロール機能:OFF)」「4方向入力(スクロール機能:OFF)」のモード設定と画面の回転設定が可能だ(Xcrawlの設定は製品版では変更される可能性がある)。
※設定画面をつなげた画像です。

USB給電機能

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「スタート」メニュー→「設定」→「システム」→「パワーマネージメント」に新たに「USB給電」タブが加わった。モデムドライバなどをインストールしたパソコンからUSB経由の給電が可能だ。

カメラはチューンアップして室内でもキレイに撮影が可能になった!

アドバンスト・エスのカメラは、W-ZERO3[es]のカメラと比較して、全般的に画質が向上している。スペック的には同じ131万画素であるが、チューニングが施され、OS標準のカメラ設定ではなく、「撮影シーン」などのモードにも対応するシャープオリジナルになった。
このため、野外の自然光での撮影では赤みが抑えられ、より自然な色彩表現を楽しむことができる。また、W-ZERO3[es]では苦手だった屋内の撮影では「撮影シーン」の効果がさらに発揮され、「白熱灯」や「蛍光灯」を選んでマクロ撮影にレンズを切り替えることで、きれいな写真が撮影できるようになった。
また、同じくシャープ製のモバイルデバイス「EM・ONE」に搭載されているカメラソフトよりも「撮影シーン」の数が追加されている点も見逃せない。

「カメラ」のメイン画面

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撮影した画像の一覧表示、ビデオへの切り替え、設定画面への移行は数字キーでも実行できる。撮影時の設定項目はすべて表示されるのでわかりやすいインターフェイスだ。

静止画撮影設定

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設定には「保存先」「撮影サイズ」「保存する向き」「画質」「撮影シーン」「明るさ」「タイマー撮影/連写」「2倍ズーム(デジタル)」の項目がある。

実際に撮影した画像を比較!

では、実際に撮影した画像をアドバンスト・エスとW-ZERO3[es]とで比較してみよう。ただし、先に断っておくがアドバンスト・エスは試作機での撮影になるため、発売される製品版とは画質などが異なる可能性があることに留意してほしい。

屋外での風景撮影

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雨上がりの公園を撮影。左がアドバンスト・エス、右がW-ZERO3(以下同)。W-ZERO3[es]では空に赤みがかかっているが、アドバンスト・エスでは自然な色に近い。
(クリックで未加工の写真を表示。以下同)

野外でのマクロ撮影

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シャッター時の太陽光の差もあるが、全般的に、アドバンスト・エス(左)では落ち着いた色調に、W-ZERO3[es](右)ではやや派手な色になった。

屋内でのマクロ撮影 -1

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アドバンスト・エス(左)では、標準モードで撮影しても周りの明るさに応じてホワイトバランスが調整され、自然な色になる。W-ZERO3[es](右)では暗いとさらに赤みを帯びてしまう。

屋内でのマクロ撮影 -2

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アドバンスト・エスの撮影モードを白熱灯にして撮影(左)。双方ともにマクロ撮影では枝豆のうぶ毛まで再現されるが、やはり画質ではアドバンスト・エスに軍配が上がる。

EM・ONEとの比較(参考)

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アドバンスト・エスと同じくシャープ製のカメラソフトを搭載したEM・ONEとの比較写真(右がEM・ONEによる撮影)。撮影シーン設定が加わったアドバンスト・エスのほうがキレイに撮れている。

これを見る限り、カメラ機能をだけを考えても国内で販売されているWindows Mobile端末ではトップクラスということがわかる。画素数は比較的少ないものの、カメラ機能を充実させた携帯電話並の撮影が楽しめるようになったいえるだろう。

USBホスト機能も従来どおり健在!

アドバンスト・エスには、W-ZERO3[es]と同等のUSBホスト機能が備わっている。手もとにあるUSB機器とアドバンスト・エス試作機を接続して試したところ、入力機器ではUSBキーボードや一部のUSB電卓が利用できたが、USBマウスはカーソルが表示されることはなかった。
また、Windows Mobile 6.0にはマスストレージドライバも含まれているので、USB FlashメモリやUSBメモリカードリーダーなども普通に利用することができた。おそらくW-ZERO3[es]でレビューしたこちらの記事で使えた機器は一通り動作するものではないかと考えられる。
ウィルコムストアではオプションとしてGPSやBluetoothアダプタも発売をするようなので、今後のUSB周辺機器での拡張性が楽しみだ。

注意! Caution!!

ここで紹介しているUSB機器は、一定条件下での試作機との接続で動作は確認できたものの、本記事をもって正常な動作を保障するものはありません。また、同趣旨の機器との接続には相性などで可否が決まる場合もあります。以下はあくまでも参考にとどめるようにしてください。

USBホストアダプタ

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純正のホストアダプタも新たに発売されるようだが、筆者が持っていたpocketgamesのポケットUSBホストアダプタ もスライド部分に折衝がなく利用が可能だった。

USBキーボード

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ホストアダプタ経由でUSBのキーボードも問題なく認識される。

USB電卓

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キヤノンのLS-12TK IIIという型番の電卓を接続。「PCモード」にすると、電卓で打った数字や計算結果をアドバンスト・エスの画面に送ることができる。

USB Flashメモリ

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USB Flashメモリも無難に認識した。大きなファイルを持ち歩くときやパソコンとデータを受け渡す際に便利に利用することができるだろう。

USB メモリーカードリーダー

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SD/miniSD/microSDカードやメモリースティック、XDピクチャーカードなど異なるメディアでもカードリーダーがあれば便利にファイルのやり取りが可能だ。

番外編 ―Bluetoothで周辺機器を接続

注意! Caution!!

以下に紹介するのは、非公式でサポート対象外の使用方法です。アドバンスト・エス発売後、記事を参考に試行して動作に不具合が生じても、編集部は責任を負いませんのでご注意下さい。

筆者が個人的に興味のあったUSB Bluetoothアダプタも、W-ZERO3[es]を使って筆者がこちらで紹介している方法で、無理やりながら覚醒させ、動作させることができた。
内蔵のHIDプロファイルでThink Outside Stowaway Bluetooth Keyboard、SPPを利用してBluetooth GPSレシーバーなどを動作させたのだが、もちろんこれは非公式の手段。ウィルコムの保証・サポートを受けられる状態でBluetoothを利用するには、アドバンスト・エスのオプション機器の発売を待つほうがいいだろう。

Bluetoothの設定

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非公式ながらいろんなBluetooth機器を認識して利用することができた。

Bluetooth Keyboardでの入力

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USBキーボードも利用可能となった。Bluetoothアダプタには、アイ・ビー・エス・ジャパン製のminiUSB Bluetoothアダプタ 「IMUB-01」が発売される予定なので、それまでは利用は控えた方がいいだろう。

このようにUSBホストを利用すると、アドバンスト・エスの拡張性はさらに広がる。今後の周辺機器の対応や新しい周辺機器の登場に期待したい。

新しくなったハードウェアを総括

アドバンスト・エスに新たに加わったハード的な機能、修正・変更個所を中心に駆け足でレビューしてみたが、いかがだったろうか。一通り操作してみて、W-ZERO3シリーズを初めて使ってみようかと検討している方にも、アドバンスト・エスはかなりおすすめできるように感じた。
また、すでにW-ZERO3[es]を使いこなしているユーザーにとっても、これらハード的な仕様の違いはかなり魅力的ではないだろうか。筆者個人も機種変更をする気で満々になってしまったほど、すぐれたデバイスである。

This article posted by kzou on 2007/06/27 17:47

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