国内初のWindows Mobile 6.0搭載! その新機能に迫る/Advanced/W-ZERO3[es]新機能レビュー - その1(OS編)
![Advanced/W-ZERO3[es]新機能レビュー - その1(OS編)](/wzero3/entries/kzou/000385/00.png)
2007年6月7日に発表された第4のW-ZERO3、「Advanced/W-ZERO3[es]」。日本で最初に搭載されたMicrosoft Windows Mobile 6.0をはじめ、ハード・ソフト面でも追加/強化された機能は数多い。進化したそれらの部分について、以下の予定で順次レビューしていこう。第1回目となる今回は、主に搭載OSが新しいバージョンへ移行したことで実現した新機能について解説する。
Advanced/W-ZERO3[es] 新機能レビュー
- 第1回 OS編(Windows Mobile 6.0)
- 第2回 ハードウェア編(カメラ、USBホスト)
- 第3回 ソフトウェア(通話、メール、赤外線、Opera、地図、辞書など)
Windows Mobile 6.0で何が変わった?
Advanced/W-ZERO3[es](以下、「アドバンスト・エス」)に採用されたOSのWindows Mobile 6.0は、従来のW-ZERO3シリーズに採用されていたWindows Mobile 5と比べてさまざま機能が新しく搭載されている。
ベースとなっているバージョンは「Windows CE 5.2」で、Windows Mobile 5とあまり変わらないようにも思えるが、各種の最適化が施されており、例えば、目に見えない部分では「.net Compact Framework 2.0 SP1」や「SQL Server Compact Edition」が、最初から搭載されている。
利用してみて気づく点には、「予定表」が一段とわかりやすくなったこと、「Outlookメール」のHTML対応、英文のスペルチェック機能や重要度の表示、「Internet Explorer Mobile」の高解像度対応、「Windows Live for Windows Mobile」や「リモートデスクトップ」、「Windowsアップデート」の搭載などが挙げられる。さらに、セキュリティ面でも、メモリーカードの暗号化、無線LAN通信の暗号化など、多くの部分で機能強化が図られている。
以下に、順を追って解説していこう。
予定表の強化
アドバンスト・エスの予定表では、従来の予定表にはなかった「リボン」と呼ばれるバーが追加されている。これは、日表示で上部に表示されるバーで、予定にかかる時間の長さが感覚的にもわかるようになっている。
また、同じ時間帯に重複する予定には赤い矢印が表示されて、ユーザーに注意を促す工夫がなされている。
Outlookメールの強化
Outlookメールでは、新規アカウント作成時のウィザードがさらに簡単になり、設定しやすくなっている。また、デフォルトでHTMLメールへの対応をしており、HTMLメールを受信しても、グラフィカルな表示が可能となった。インターネットへの接続動作も改善されており、メール送信時にも自動接続を行い、送信後に自動的に切断することができるようになった。
「メニュー」から利用できる操作内容にも若干の変更が施されている(下図参照)。
さらに、キーボードを使ったショートカット操作にも新たに対応した。「送受信」や「削除」「返信」「全員へ返信」などで利用すると、かなり操作を簡略化できる。ショートカットで利用できるメニューは、キーボードを開いた状態で“H”キーを長押しすると確認できる。
メール送信時の自動接続
メールの送信時に自動接続するかどうかをユーザーが選択できるようになった。「メニュー」→「ツール」→「オプション」→「アカウント」の画面から「次へ」を5回押して表示される「自動送受信」の画面下「詳細設定」で設定が可能だ(デフォルトはオン)。
Outlookの画面構成
ソフトキー1(左)は「削除」となり、「新規」はソフトキー2(右)で表示される「メニュー」の一番上に移動した。キーボードを開いた状態でカーソルキーの上を押すことで「送受信」がすぐに行えるようになっている。
Internet Explorer Mobileの強化
Internet Explorer Mobileは、一段と表現力が豊かになった。「メニュー」→「表示」→「高解像度」を選ぶことによってハイレゾリューション表示となり、アドバンスト・エスのワイドVGA液晶をフルに利用してWEBサイトを表示することができる。
また、Ajax(ユーザーの入力操作などで動的にWeb画面を変化させる技術)への対応やレンダリング(画面表示)スピードの向上などが図られているのもうれしい強化点だ。
Windows Live for Windows Mobileの搭載
W-ZERO3[es]ではダウンロードで追加が可能だったWindows Live for Windows Mobile(以下、「Windows Live」)が、アドバンスト・エスでは最初からインストールされている。「Live Hotmail」でメールのやり取りや、「Live Search」での検索、「Live Messenger」によるコミュニケーション機能などが利用可能だ。「Live Space」を使えば、アドバンスト・エスの機能向上したカメラで撮った画像を手軽にアップして公開できる点もうれしい仕様だ。
ちなみに、Windows Liveについては、こちらのページでも機能を紹介している。
リモートデスクトップも装備
今までは英語版のWindows Mobileにしか搭載されていなかったリモートデスクトップが搭載され、自宅や会社のパソコンとセキュアな回線でつないで自由に操作することが可能となった。外出中、急に会社のパソコンに保存してあるファイルが必要になったときにメールに添付して自分宛に送ったりと、緊急の対応が必要な場合などに便利に利用することができるだろう。
Windows アップデートの追加
「スタート」メニュー→「設定」→「システム」画面には、「Windows アップデート」が新たに加わった。これはマクロソフトからアップデータが配布された場合にダウンロードしてインストールをするものだ。将来的な利用への準備としてはうれしい仕様だ。
メモリカードの暗号化
WIndows Mobile端末を紛失したり盗難にあった場合、本体に保存してあるデータの漏洩を防ぐ方法として、従来までは「リモートワイプ」という概念があった(ただし、利用できるのはExchangeServerと併用している場合)。Windows Mobile 6.0からは、さらにメモリカード内のデータも暗号化することが可能となり、セキュリティが一層強化された。これで、メモリカードを落としたり本体を紛失しても、パスワードロックをキチンとかけていれば内部の情報は完全に守られるようになった。
このようにアドバンスト・エスでは、新しくなって機能強化したWindows Mobile 6.0の利便性や操作性の向上を十分に享受することができる。初代W-ZERO3シリーズや形状的にも似ているW-ZERO3[es]ユーザーでも、アドバンスト・エスに機種変更をするメリットは十分にあるのではないだろうか。
次回のレビュー記事では、進化したハードウェアとして、アドバンスト・エスのカメラ機能を中心に紹介したい。



















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ガイドブック](/ad/w-zero3.jpg)

