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【WILLCOM Sync Mobile】Exchange ServerやNotes/DominoのデータをリアルタイムにW-ZERO3で共有

WILLCOM Sync Mobile

2007年4月16日、ウィルコムは、Microsoft Exchange ServerやLotus Notes/Dominoなどのグループウェアを利用している企業が、そのデータをW-ZERO3でも共有できる「WILLCOM Sync Mobile」サービスを開始した。このサービスでは、専用のサイトでパソコンとW-ZERO3にクライアントソフトをインストールすれば、あとは簡単な設定だけで、初期投資をかけずに、スケジュールやメールをグループウェアとW-ZERO3の間で同期できるようになる。

Microsoft Exchange ServerやLotus Notes/Dominoをグループウェアとして導入している企業の中には、その情報に外出先からもアクセスして手軽にチェックしたいというニーズもあるだろう。しかし、サーバー自体をインターネット上に出してアクセス可能にするとなると、セキュリティの面での不安やコスト・管理の面で問題が発生するおそれがある。

その点、WILLCOM Sync Mobileなら、申し込みと設定さえ行えば、月々1,800円(税込)/1クライアントという低コストで、社内のグループウェアとW-ZERO3シリーズのPIMデータやメールの同期ができるようになる。利用申し込みは、1クライアント(ユーザーIDが1つのみ)から可能。6月30日までは、利用料金・契約事務手数料が共に無料のキャンペーン実施中だ。

導入や設定は、申し込み後に専用のWebページの内容に従って進めていけばすぐに終了する。続けて、社内のパソコンとW-ZERO3に、それぞれ専用のクライアントソフトをインストールすれば準備完了だ。これで、PIM情報をパソコン-W-ZERO3間でリアルタイムに同期したり、パソコン宛EメールをW-ZERO3で自動受信(プッシュ方式)したり、W-ZERO3紛失時にデータをリモート消去することなどが可能となる。

データの同期のしくみ

WILLCOM Sync Mobileの利用条件は、まず、社内にMicrosoft Exchange ServerやLotus Notes/Dominoが導入されており、インターネットに常時接続されたパソコンでそれらのグループウェアを利用していること。さらに、パソコンとW-ZERO3それぞれに、WILLCOM Sync Mobileサービスの専用クライアントソフト(「Intellisync Mobile Suite」)をインストールしておく。

パソコンとW-ZERO3間でのデータ共有の流れは以下の通りだ。

まず、パソコン側でグループウェア上のデータを変更したり、メールを受信すると、パソコンにインストールしたIntellisync Mobile Suiteに含まれるツール「コーポレートEメールコネクタ」がその内容を感知し、暗号化してIntellisyncサーバーへデータを送信する。データを受け取ったIntellisyncサーバーは、ウィルコムのAIREDGE網を経由して、データに変更があったことをW-ZERO3に通知する(このAIREDGE網も暗号化されている)。W-ZERO3にインストールしてあるモバイル版のIntellisync Mobile Suiteがこれに反応し、自動的にダイアルアップしてIntellisyncサーバーへ接続、変更内容や新着メールなどを取得する。

この流れにより、社内のExchange ServerやNotes/Domino、クライアント側にデータの変更があった場合、即座にプッシュ配信でその旨が伝わり、W-ZERO3上でもその情報が反映される。逆に、W-ZERO3でPIM情報などを変更した場合も同様だ。W-ZERO3から、暗号化された回線を経由してIntellisyncサーバーへ変更内容が伝わり、同サーバーからのコマンドメールを受け取ったコーポレートEメールコネクタがIntellisyncサーバーへ接続、変更内容を取得し、社内のExchange Serverなどとデータの共有を行う。

パソコンとIntellisyncサーバーとの通信は、つねにコーポレートEメールコネクタが起点となっており、通信ポートは、Webサービス利用時に一般的な80番のみを使う。このため、WILLCOM Sync Mobileの利用に際して、特にファイアーフォールを設定する必要がない。

データ同期の流れ

このような流れで、Intellisyncサーバーに、変更したPIMデータやメールデータを仲介してもらう形となる。

導入までの流れ

グループウェアの環境が整ってさえいれば、WILLCOM Sync Mobileの導入はさほど難しくはない。ウィルコムの専用ページでWILLCOM Sync Mobileの申し込みをして専用のIDとパスワードを取得し、専用のホームページ(Intellisync サーバー)にログインしてからクライアントソフト(パソコン用とW-ZERO3)をダウンロード、続けてホームページ上で簡単な設定を行うだけだ。

以下にその手順を紹介しよう。

WILLCOM Sync Mobileのログイン画面

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申し込んだ際に提供されるIDとパスワードでログインする。
(パソコン画面はクリック・タップで拡大)

アカウント情報の確認

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アカウント情報を入力して登録を完了する。

デバイス用のソフトウェア

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「W-ZERO3シリーズ」を選択した状態で次へ。

ソフトウェアのインストール

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W-ZERO3で直接ダウンロードする場合は、携帯電話のメールアドレス欄にウィルコムのEメールのアドレスを入力する。
パソコンに一旦ダウンロードしてActiveSync経由でインストールする場合は「PCにインストール」を選択する。ここではこちらを選択。

PCへのインストール

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パソコンに「setup.exe」をダウンロードしたら、起動してインストールを始める。

ファイアーウォールの警告

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ファイアーウォールソフトの警告が出るようなら、許可をしておこう。

コーポレートEメールコネクタのセットアップ

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パソコンへのインストールを終えたら、コーポレートEメールコネクタのセットアップが始まる。Exchange ServerかNotes/Dominoを選択しよう。

変更の監視準備

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コーポレートEメールコネクタが自動的にExchange Serverとの接続を確認して、変更を監視する状態となる。

W-ZERO3シリーズへの導入

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「Sync Client」をインストール。常駐ソフトなのでデバイス側にインストールしよう。

再起動後の画面

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インストールを終えたら、W-ZERO3をリセットする。デバイスが起動したらログインのIDとパスワードを入力すると利用できるようになる。

Intellisync Mobile Suiteの画面

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Intellisync Mobile Suiteを導入すると、このようなランチャー画面が現れる。

インストール後

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以降、W-ZERO3シリーズでは、Today画面に戻ると、左下のアイコンで常駐している状態が示される。

プッシュ配信によるデータの同期

サーバーとW-ZERO3とで常にデータ最新状態にしておきたい場合は、プッシュ配信によるデータの同期を行うといい。
Intellisyncサーバー上で「Pushの設定」→「SMS Pushの有効化」画面を開き、W-ZERO3シリーズのウィルコムのEメールのアドレスを設定することで設定が可能だ。
この設定により、サーバー側でデータの変更があった場合には、社内クライアントパソコンがIntellisyncサーバーへデータを渡し、Intellisyncサーバーからは、ウィルコムのEメールアドレス宛に、コマンドメールがプッシュ形式で配信される。W-ZERO3はこれを受信して、自動的にIntellisyncサーバーとデータを同期してくれる。

Pushの設定

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使用するデバイスを選び、「Pushの設定」をクリックして設定画面へと移動する。

SMS Pushの有効化

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「SMS Pushの有効化」にチェックをいれて、携帯電話のアドレスにウィルコムのEメールのアドレスを入力する。

そのほかのPOPメールも自動で受信可能

Intellisyncサーバーでは、Exchangeメール以外のメールも取得して、W-ZERO3シリーズにプッシュ方式で配信することが可能な設定がある。
専用Webページの設定画面にある「サーバ接続」の欄で「POP3/IMAP 接続の追加」の画面に移行し、必要なメールサーバーの情報を入力して設定を保存すれば、これらのメールもW-ZERO3で受信することが可能だ。

インターネットメールの設定

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自動設定で取得可能なプロバイダもある。

インターネットメールの詳細設定

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設定が自動取得されない場合は手動で入力する。

W-ZERO3をなくした時も安心

 Intellisync Serverでは、さらに安全にW-ZERO3を利用できるように、万が一の盗難や紛失時には、次の3種類の方法でW-ZERO3シリーズを保護することが可能だ。

  • デバイスからPIMと電子メールデータのみを削除する・・・連絡先、予定、仕事、Outlookメールのデータのみを削除する。
  • デバイスをハードリセットし、全てのユーザーデータとファイルを削除する・・・W-ZERO3シリーズ内部の情報を全て消し去り、工場出荷状態にする(miniSDカードのデータは消去できないので要注意)。
  • デバイスのロック・・・W-ZERO3シリーズをロックしてパスワードの入力がないと起動もできない状態にする。

このように万全の体制でセキュリティが確保されていれば管理の面でも安心して利用できるだろう。

盗難/紛失に対する保護

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3つのデータ保護から選べるのでここで設定しておこう。

W-ZERO3側のクライアントソフトの動作や設定

最後にW-ZERO3側のIntellisync Mobile Suiteについて、みてみよう。

このソフトをインストールすると、起動時に常駐して、Intellisyncサーバーからのコマンドメールを待ち受ける状態になる。
さらにToday画面の左下のアイコンや「スタート」メニュー→「プログラム」→「Intellisync」で起動すると、PIM情報やメールなどのデータを選択できるランチャー画面を開くことができる。
通知方法、シンク対象(同期する項目)、シンクのタイミング(同期するタイミング)、デスクトップパソコンとのActiveSyncの設定などの細かい設定は「設定」から変更が可能だ。

設定画面

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設定画面は、ランチャーからも移行できるが、右下の「メニュー」からも表示できる。

詳細設定

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詳細設定を行うことでタイミングや同期の項目などが細かく設定ができる。

プッシュ方式で更新

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Intellisyncは、サーバー内の情報更新が通知をメールの着信と同じようなかたちで行う。ただし、実際にはコマンドメールがメールソフトの中に残ることはなく、W-ZERO3のIntellisyncが、データの差分を自動で取りにいく。

WILLCOM Sync Mobileの概略は以上だ。

実は個人でも利用可能

ちなみに、WILLCOM Sync Mobileは本来法人向けのサービスだが、個人でも契約して利用できる。自宅や会社にExchange Serverがなくても、パソコン自体にMicrosoft Outlookがインストールされていれば、その情報に変更があった場合、コーポ レートEメールコネクタが感知してIntellisyncサーバー経由でW-ZERO3に通知して同期をとるができる。もちろん逆に、W-ZERO3での変更をIntellisync Mobile SuiteからIntellisyncサーバーに伝えてパソコンに反映させることも可能だ。
ただし、オフィスのパソコンでこうした利用を個人的に行うと、企業によっては、情報漏洩の防止や守秘義務に関する社内ルールに抵触する場合がある。注意して自己責任で運用してほしい。

すでにExchange ServerやNotes/Dominoを利用している企業であれば、初期導入コストの負担をかけずに、簡単な設定で、W-ZERO3とのデータ同期がリアルタイムで可能なことがおわかりいただけただろうか。通信はすべて暗号化されており、デバイスの紛失時にはデータ消去も可能なため、セキュリティ面でユーザーが面倒な配慮をすることなく、万全な状態でW-ZERO3を利用する環境を構築できる。グループウェアの活用幅を広げたいと考えている企業なら、検討してみる価値は十分にあるといえよう。

<関連サイト>
WILLCOM | WILLCOM Sync Mobile
This article posted by kzou on 2007/05/23 13:45

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