Inetnet Explorer Mobile、Opera Mobileを上回る第3のブラウザ/NetFront V3.3 for PocketPC -その2

前回の記事では「NetFront V3.3 for PocketPC」(以下、NetFront)の機能的な特徴についてまとめたが、今回はW-ZERO3でNetFrontを活用する場合に役に立つ設定や操作について紹介していこう。キャッシュデータ管理、表示モードやフォントの選択、ユーザーエージェントの変更などを取りあげているので参考にしてほしい。
| 【ソフト名】NetFront V3.3 for PocketPC |
|---|
| 【バージョン】V3.3 |
| 【作者】(株)ACCESS |
| 【価格】3129円(アップグレード版、試用版あり) |
| 【提供方法】ダウンロードした圧縮フォルダを解凍し、W-ZERO3とパソコンをActiveSyncした状態でEXEファイルをパソコンで実行 |
| 【URL】http://nfppc.access.co.jp/ |
設定は7つのタブで目的に応じて細かく変更が可能
NetFrontを初めて使ってみて、その設定画面の多さに困惑してしまう読者もいるかもしれない。そこでここでは、W-ZERO3で快適にWebページを見るための設定を紹介する。まずはNetFrontを起動し、「メニュー」→「ツール」→「ブラウザ設定」を選択しよう。あとは、以下を参照しながら設定を変更して、使い心地や見やすさを検討してみてほしい。
1)「基本」タブ
- ・本体メモリを圧迫しないように「キャッシュ」の保存先をminiSDカードにする
- タブ内の「キャッシュ」枠内にある「保存先」を見ると、初期設定では本体内のフォルダがキャッシュの保存先となっている。本体メモリを節約するために、この保存先をminiSDカードに移そう。「参照」ボタンをタップし、「miniSDカード」を選択した状態で「新規フォルダ」をタップ。フォルダ名を決定したら、そのフォルダを選択して「OK」をタップすれば設定は完了だ。
この設定をした場合、miniSDカードを抜いた状態でNetFrontを起動したり、起動中にカードを抜いてはいけない点に注意してほしい。 - ・起動時に表示するページを指定する
- 「ホーム」ボタンをタップすると、設定画面が現れ、最初に表示するページをURLで設定できる。
- ・ソフトウェアキーを自動で表示しない
- 必要ないのにソフトウェアキーボードが自動的に表示されるのは、わずらわしいときもある。「詳細設定」ボタンをタップして、「ソフトキーボード」枠内の「自動ポップアップ」のチェックがオフになっていることを確認しよう(初期設定で外れている)。
「基本」タブ
キャッシュの保存先はminiSDカードにして、本体メモリの負担を軽くしよう。
2)「表示」タブ
- ・「ブラウズモード」を変更する
- 自分の好みに合わせて設定して構わないが、移動中などにスピーディーにページ内容を確認したいなら、「Rapid-Render」にしておくのがおすすめ。
- ・「表示モード」を変更する
- 横スクロールが必要ない「Just-Fit Rendering」か「Smart-Fit Rendering」にしておこう。
- ・「ズーム」「フォントサイズ」を変更する
- 自分の好みの合わせて設定しよう。
- ・使用フォントを変更する
- 「詳細設定」ボタンをタップして「フォント」枠の「変更」ボタンをタップ。画面が切り替わったら、「プロポーショナルフォントを使用する」と「ClearTypeフォントを使用する」にチェックをして、「MS UI Gothic」フォントを選択する。「MS Pゴシック」よりも横幅が締まった書体なので、文字の大きさを変えなくても、限られたW-ZERO3の画面で表示する情報量を少しでも増やすことができる。
「表示」タブ
「ブラウズモード」「表示モード」「ズーム」「フォントサイズ」を変更して自分が見やすい表示形式にしておこう。
フォントの変更
フォントは「MS UI Gothic」を選ぶと大きい文字でも表示できる量を少し増やすことができる。
3)「その他」タブ
- ・必要なユーザーエージェント設定を追加する
- ウィルコム端末用のコミュニティサイト「W+Blog」にアクセスしたり、W-ZERO3でインターネットバンク、株取引などを利用する時にエラーが出る場合には「ユーザーエージェント」を書き換えるとうまくいく場合がある。
ただし、サイトによってはスクリプトなどが動かない場合があるので自己責任で行うこと。
タブ内の「ユーザーエージェント」枠内の「編集」ボタンから新しいユーザーエージェントの設定を追加することができる。
「その他」タブ
「ユーザーエージェント」は「編集」ボタンから追加することができる。
参考までに「Internet Explorer Mobile」「Internet Explorer」としてアクセスするためのユーザーエージェント設定を紹介しよう。前者はW+BLOGにアクセスするため、後者はパソコンでの閲覧を想定されているサイトのページを表示するために有効だ。
| Internet Explorer Mobileのユーザーエージェント |
|---|
| タイトル:Fake IE Mobile ←なんでもOK ユーザーエージェント:Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows CE; SHARP/WS003SH; PPC; 480x640) appName:MSIE appVersion:4.01 appCodeName:Mozilla language/platform:ja / PPC |
| Internet Explorerのユーザーエージェント |
|---|
| タイトル:Fake IE ←なんでもOK ユーザーエージェント:Mozilla/4.0(compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322) appName:Internet Explorer appVersion:6.0 appCodeName:Mozilla language/platform:ja / Windows NT 5.1 |
Internet Explorer Mobileのユーザーエージェント
W+BLOGなどIE Mobile専用サイトにアクセスすることができるようになる。
Internet Explorerのユーザーエージェント
パソコン用のサイトにアクセスすることができるようになる(ただし、コンテンツの表示は制限される場合もある)。
カーソルキーやショートカットを活用する
NetFrontでは、W-ZERO3のカーソルキーを使って片手での操作ができるようになっている。W-ZERO3を意識したキーボードショートカットも用意されており、ページ内の記事を活用する際などに役立つだろう。
1)カーソルキーによる操作
- ・リンクのフォーカスを動かす
- カーソルキーの上下左右でリンクのあるところを順次、選択していくことができる。上下で画面をスクロールしながら移動し、同列のリンクは左右で選択が可能だ。初期設定ではカーソルキーの操作は画面スクロールに割り当てられているので、「メニュー」→「ブラウザ設定」→「その他」タブ内で、カーソルキーの使用モードを設定しよう。
- ・アクションボタンの長押しでタップ&ホールドのメニューを利用
- リンクを選択した状態でアクションボタンを長押ししてから放すと、スタイラスをタップ&ホールドした際に現れるポップアップメニューが表示される。カーソルの上下で選択してアクションボタンを押せば実行が可能だ。
カーソルキーのモードを変更
「ブラウザ設定」画面の「その他」タブでカーソルキーのモードを変更しよう。「リンク選択」にすると、カーソルの左右キーをページを戻る/進むに割り当てることも可能だ。
アクションキーでポップアップメニューを表示
アクションキーを長押しして離すと、スタイラスのタップ&ホールドで表示するメニューを開くことができる。上下キーで選択してアクションボタンを押そう。
W-ZERO3のキーボードを使うと、以下の操作が可能となる。必要なものは覚えて活用しよう。
| NetFrontで利用できるショートカットキー |
|---|
| Ctrl+A:テキストをすべて選択 |
| Ctrl+B:表示中のページをブックマークに追加 |
| Ctrl+C:テキストをコピー |
| Ctrl+D:ウィンドウを閉じる(タブを閉じる) |
| Ctrl+N:ウィンドウを作成する(タブの作成) |
| Ctrl+Q:NetFrontを終了 |
| Ctrl+T:ウィンドウの切替(タブの切替) |
| Ctrl+V:テキストを貼り付け |
| Ctrl+X:テキストを切り取り |
| Ctrl+←:ページを戻る |
| Ctrl+→:ページを進む |
| BS:ページを戻る |
| SHIFT+BS:ページを進む |
以上、2回にわたりNetFrontを紹介してきた。紹介しきれない機能もあったが、Internet Explorer MobileやOpera Mobileにはできない便利な使い方がいろいろあることをおわかりいただけただろうか。
NetFrontなら、外出先でのWebチェックやW-ZERO3のカメラを使ったブログ更新などはもちろん、オートクルーズ機能を使ってニュースサイトやブログをあらかじめ巡回・ダウンロードしておいて移動中の電車の中でゆっくりと読んだり、気になるページをメモとして保存するといったデータの管理もできるようになる。
試用版も用意されているので、気軽に試して自分なりの便利な使い方を探し出してほしい。







![Advanced/W-ZERO3[es]
ガイドブック](/ad/w-zero3.jpg)

