Inetnet Explorer Mobile、Opera Mobileを上回る第3のブラウザ/NetFront V3.3 for PocketPC -その1

W-ZERO3ではブラウザとして「Internet Explorer Mobile」と「Opera Mobile for Willcom W-ZERO3」をフリーで利用することができる。しかし、ブラウジングの機会が増えてくると、機能的に物足りなく感じることが多くなるユーザーもいることだろう。そこで、今回は第3のブラウザとして「NetFront V3.3 for Pocket PC」を紹介しよう。
| 【ソフト名】NetFront V3.3 for Pocket PC |
|---|
| 【バージョン】V3.3 |
| 【作者】(株)ACCESS |
| 【価格】3129円(アップグレード版、試用版あり) |
| 【提供方法】ダウンロードした圧縮フォルダを解凍し、W-ZERO3とパソコンをActiveSyncした状態でEXEファイルをパソコンで実行 |
| 【URL】http://nfppc.access.co.jp/ |
モバイルブラウザでは最も充実した機能を誇るNetFront
NetFront V3.3 for Pocket PC(以下、NetFront)は、2005年3月31日にリリースされたV3.2から1年以上の年月の間にTechnical Previewという形で公開テストをしながらユーザーの要望を聞き入れて、今年5月にリリースされたブラウザだ。Windows Mobile 5.0対応なども経ており、モバイルブラウザとしての完成度は高い。以下では、Pocket PC専用のタブブラウザとして進化してきたNetFrontならではの機能を見ていくことにしよう。
W-ZERO3にOS標準で搭載されているブラウザ、Internet Explorer Mobile(以下、IE Mobile)では、最近パソコンでは便利に使っている方も多いタブブラウジングができない。また、W-ZERO3の画面に合わせて表示するという機能はあるが、スクロールバーが出てしまうページも多く、とりあえずWebページを表示するだけならかまわないが、多少の物足りなさを感じてしまう。
一方、W-ZERO3[es]に標準搭載されており、Willcomの公式サイトでも無償で配布されている「Opera Mobile for Willcom W-ZERO3」(以下、Opera Mobile)は、タブブラウジングは可能だが、自動巡回機能や多言語などの表示ができず、ユーザーによる設定のカスタマイズも選択肢が少ない。IE Mobileに比べれば使いやすいが、長く使っていると機能的に足りないと感じる場面が増えてくる。
そこで試したいのが、NetFrontだ。タブブラウジングはもちろん、フォントを用意すれば中国語、韓国語などの言語も表示でき、ツールバーでのGoogleやYahoo!検索、英語・中国語・韓国語のページ翻訳なども可能な多機能ブラウザとなっている。
NetFrontのブラウジング画面
通常の表示画面。初期設定では、デスクトップで表示されるレイアウトのままページが表示される。
オートクルーズ機能
「メニュー」→「ツール」→「オートクルーズ開始」でページを自動巡回できる。「オートクルーズ設定」であらかじめ巡回先のURLやデータの保存先、リンク先もダウンロードするかどうかなどを設定しておく。
検索ツールバー
「メニュー」→「ツールバー」→「インターネット検索」または「ページ内検索」でアドレスバーの下に検索ツールバーを表示できる。インターネット検索は、Google(日本)、Infoseek(日本)、Yahoo!(英語)、Yahoo!(日本)の利用が可能。
表示中のページを翻訳
タップ&ホールドのメニューから「ページ翻訳」を選択。中→日、日→英、英→日、韓→日の翻訳結果を表示できる。
V3.3から新しく加わった機能
NetFront V3.3はV3.2と比べて、従来の機能自体も強化されたが、それ以上に細かい仕様が修正され完成度に磨きがかっている。
たとえば、W-ZERO3に採用されているOS、Windows Mobile 5.0への正式対応をして左右のソフトキーでの操作が可能となり、VGA(640×480ドット)の解像度を持つ液晶や横画面表示などにも正式に対応をした。
さらに、「Smart Frame Operation」機能によって、フレームを使っているページのフレームだけを1ページで表示できる。認証付サイトでは「Password Manager」がパスワードを管理して簡単に自動入力をすることができる。ブラウズモードには、フルブラウズ、テキストブラウズ、シンプルブラウズ以外に、テキストを先読みして後からスタイルシートや画像を画像読み込む「Rapid-Render」というモードが加わった。これなら文字を読みながら画像などの表示を待つことができるので、画面が表示されるまで手持ちぶさたになることがない。
表示モードには、元のサイトのデザインをあまり崩さすにW-ZERO3の画面内に収めて表示する「Just-Fit Rendering」機能、IE Mobileの「画面に合わせる」モードのように横幅に合わせてコンテンツを一列に表示する「Smart-Fit Rendering」機能が加わった。
もちろん、JavaやJV-Lite2プラグインによるJavaアプレットの実行にも対応している。MacromediaのFlashで作成されたサイトも表示できるFlash Player(ただし、Ver6相当)を搭載しておりモバイル端末には贅沢な機能を備えている。
横画面で表示
横長の状態でも表示には問題ない。画面の表示モードは「Just-Fit Rendering」。
Smart Frame Operation
フレーム内でタップ&ホールドしてメニューから「新しいウィンドウで開く」を選ぶと、フレーム内を1ページで表示できる。単にタップするだけだと同じページにそのフレームの内容のみを表示する。
4つのブラウズモード
「フルブラウズ」「テキストブラウズ」「シンプルブラウズ」「Rapid-Render」の4モードが用意されている。
「Just-Fit Rendering」モード
「Just-Fit Rendering」モードで縦表示した状態。
「Smart-Fit Rendering」モード
「Smart-Fit Rendering」モードで縦表示した状態。
表示に関する設定画面
アニメーション、JavaScriptなどに対応し、表示/非表示を選択できる。
今回は駆け足でNetFrontの魅力をまとめたが、次回はW-ZERO3で使いやすい設定などについて紹介する予定だ。







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