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複数アカウントの高速巡回や充実したフィルタ機能を持つ快適メーラー/nPOP

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W-ZERO3標準の「メール」は送受信の動作が遅いため、メールの量やアカウント数が多いと受信完了までにかなり待たされることがある。アカウントの切り替えも数が多いと面倒。そこで、複数アカウントの高速巡回や快適なメール受信を行うために、nPOPを使ってみよう!

【ソフト名】nPOP
【バージョン】1.0.7
【作者】Nakashima Tomoaki氏
【価格】フリーウェア
【インストール方法】解凍した圧縮フォルダ内のCABファイルをW-ZERO3上で開く
【URL】http://www.nakka.com/soft/npop/

複数アドレスでの送受信にかかる時間や手間を省略できる

W-ZERO3標準の「メール」では、携帯電話のメールと同じようにプッシュ式のウィルコムメールを自動的に受信して便利に使うことができるが、そのほかのプロバイダーや会社などのPOPサーバを使ったメールの場合、自動受信ができないうえ、メールの量が多かったり受信アカウントが複数あった場合に、受信完了までの時間が長く感じられることがある。


標準の「メール」での受信操作にもどかしさを感じるようになったら、nPOPを試してみよう。nPOPは、メールサーバとの同期を取ってサーバ上にあるメールだけを管理するメールクライアントであるため、メール受信をはじめとする処理を高速に行えるのが特長だ。


これは、nPOPが標準の「メール」とは異なり、W-ZERO3側でメールをすべて受信して管理するという方法を取っていないため可能となっている。通常はパソコンでメールを受信し、出先では、外出後にサーバに届いたメールのヘッダーや、設定した行数の本文を受信して確認する、といったスタイルで運用するために作られたメーラーである。

アカウント設定は普通のメールソフトと同じ感覚できる

ダウンロードサイトにはいくつかファイルが用意されている。W-ZERO3で使用するには、「Japanese version」とリスト表示されているうち、「Pocket PC 2002 (StrongARM, XScale)」の下にあるリンクからファイルをダウンロードしよう。


nPOPをはじめて起動すると、アカウント設定画面が表示される。会社やプロバイダーから渡される設定項目に従って、設定を進めていこう。「受信」タブではアカウント名、POP3サーバ名、ユーザ名、パスワードを入れる。「送信」タブでは、メール送信者の表示名、メールアドレス、SMTPサーバ名、認証方法を入れよう。これでメールの送受信だけなら、設定は完了だ。


nPOPは、送信側の認証にはSMTP認証とPOP before SMTPも利用でき、さらにSSLにも対応しているので多くのプロバイダーのアドレスを利用することが可能だ。メールアカウントごとに接続の設定を作成することができるので、会社で利用しているRASなどでも問題なくメールは取れるだろう。アカウントの追加は、「ファイル」メニュー→「アカウント」→「追加」で使用アドレスの追加を行える。

受信設定の画面

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メールアドレスの設定は普通のメーラーで行う内容と同じ。

送信設定

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POP before SMTPにも対応。「送信」タブでは、「SMTP認証」「SSL」「POP before SMTP」のオン/オフ設定が可能だ。

W-ZERO3に残しておきたいメールや削除したいメールの処理

nPOPはサーバにアクセスしてメールを管理できるクライアントソフトだが、パソコンでも同様にメールを管理している場合、サーバ上のメールを一度パソコンで取得してしまうと、その後はnPOPでサーバにアクセスしても、そのメールが見えなく(管理できなく)なってしまう。全文を読みたいメールは、nPOPで一旦「新着チェック」の動作をしたあとに「受信マーク」をつけて「巡回実行」をしよう。この操作によって、メール本文をすべて取得(ソフトの制限上本文は32KBまで)でき、添付ファイルなども受信が可能となる。


全文受信

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必要なメールは全文受信しておこう。「メール」メニュー→「マーク」→「受信用にマーク」を選択してから「送受信」→「巡回実行」を選択する。

添付ファイル

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添付ファイルも扱えるのでWord、Excel、PDFなど出先で受信してW-ZERO3で確認できる。

W-ZERO3で保存しておきたいメールは全文受信したあとに「メール」→「編集」→「保存箱へコピー」の手順で「保存箱」に保存できる。逆に読みたくないメール(サーバに残しておきたくないスパムメールなども)は、「削除マーク」をつけてから「巡回実行」をすることでサーバ上から削除できる。必要ないメールをわざわざ受信しなくても済むうえ、メールサーバ内の整理にも使える点がnPOPの便利なところだ。

メールの保存

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「メール」→「編集」→「保存箱へコピー」でW-ZERO3内にメールを保存できる。

メールの削除

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「削除マーク」を付けたら「実行」もしくは「巡回実行」を行うことで、選択したメールはサーバ上からも削除される。

以上のようなサーバ内のメール管理と処理は、決まった相手、決まった件名などという一定のルールがある場合には「ファイル」メニュー→「アカウント」→「設定」で表示する画面の「フィルタ」タブで、アカウントごとにフィルタリングの設定が可能だ。


例えば「【未承認広告】」とタイトルに書かれたメールを削除したい場合には、この「フィルタ」タブ画面で「フィルタを使用」のチェックをオンにして「追加」をタップし、「動作:削除用にマーク」、「項目:Subject」、「内容:*未承認広告*」(*は前後に文字や記号があってもいいように付けておく)と設定しておく。これだけで、「未承認広告」という文字列を含む件名の付いたメールに「削除マーク」を自動的に付けることができるので、不要なメールは一気にサーバから削除できる。


逆に保存したいメールや全文を受信したいメールも「From」欄や「Reply-To」などのヘッダー情報を設定してあげるとフィルタリングが可能だ。

フィルタの設定をオンにする

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アカウントごとにフィルタの管理を行うことが可能だ。

フィルタの設定例

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「未承認広告」はこの設定で「削除マーク」を自動的に付けることができる。

SSL認証のサーバにも対応

nPOPはVer.1.0.2以降では、SSL認証に対応しており、別途「npopssl (npopssl.dll, OpenSSL 0.9.8a)」というファイルを入手して利用すると、SSLを使用しているメールサーバにもアクセスできるようになる。nPOPのダウンロードサイトからW-ZERO3に対応している「Windows CE 3.0, Pocket PC (StrongARM, XScale)」をダウンロードして解凍しよう。展開したフォルダ内にある3つのファイルを、W-ZERO3上のnPOPと同じ場所に導入すれば準備は完了だ。

SSL関連ファイルをダウンロード

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nPOPのサイトからこのファイルをダウンロードして解凍後にW-ZERO3へ導入する。

SSLの設定

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SSLの認証設定は「受信」、「送信」に個別に設定できる。

This article posted by kzou on 2006/04/05 13:20

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